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操縦者など不要と笑って

バケモノの数が減り、いくらかマトモになった頃。

数少ない生き残りたちがそれぞれの未来を描きながら細々と暮らしていた。


窓辺に居座るアンドロイドに、一人の若者が話しかける。



「あれ、あの子は一緒じゃないんだね。」

「彼女なら、ついさっき戻ってきた相棒の元へと走っていったよ。」

「相棒?」

「そう、唯一無二の相棒さ。」



空の彼方を翔る影を、一人の少女が追っていた。

修理するまでに時間がかかりすぎではないかと文句を呟く。

その機体は彼女の目の前へと降りてきて、呟いた。



「私とまた、旅に出てはくれないか。目覚めたばかりの私には、改めて君から学びたいことが沢山ある。」


一人で旅をしていたところで、人から話を聞くこともなかっただろう。

芸術を理解することもなかったはずだ。

それは、あの戦いでやっと理解できたこと。


だからこそ、彼女に手を差し出して。

あの言葉をかけていた。






「私が生きるためには、君が必要なんだ。」






蛇足


長編だった場合、乗っ取られてからのアレスが記憶喪失だったり、敵だから主人公を乗せることに拒否反応があると勘違いしたり、他の機体に乗ってることに無意識に嫉妬して破壊しようとしたりと...もうちょい面倒なことになっていたかもしれません。

搭乗機だと思っていた新キャラが無人機で驚いたりする場面も入れたかった。


載っている間に、実は弱っていた主人公。

戦いのたびに怪我したり疲労したりしていたので、そのせいだと勘違いされていたりしました。実際はエネルギーをアレスに奪われて弱ってる。


無人機になってしまえば人間など必要ないのですが、アレスの生きがいはリエルであり、リエルにとってもそうなのでこれにてハッピーエンドになりました。

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