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前世は突然に。4

お読み頂き有難うございます!


ガッツリ説明会です。

そして今回から覚醒した事で品のないシルヴィアさんがちょくちょく出て来ます。



さて、まずはこの国ね。

ゲームではあまり触れられてなかったし、7歳で学んだ程度だから知識は少ないけど……。


ベーヴェルン王国

今年で建国602年だったかしら。

近隣諸国と比べると、中堅くらいの規模ね。

領土もそこまで大きくなかったはず。

ちょうどフランスくらい(日本の約1.5倍)で

第一次産業が盛んな国。

ゲームの世界らしく、魔法も精霊も在るから、

第二次産業はあまり発展しないのよね。

初代国王がアキラ・ファン・ベーヴェルン。

うん、日本人だわ、きっと。

召喚勇者とかそんな裏設定があったに違いないわ。

ちなみに王族の名前にはファン、

貴族の名前にはフォンが付く。



ゲームのスタートは、主人公(ヒロイン)がベーヴェルン王立学園に入学するところから。

んー、主人公の名前はプレイヤーが自由につけられたけど、一応初期設定の名前で良いのかしら?


名前はソフィア。愛称はソフィー。

桜色のふわふわ髪で、とっても可愛い!

長さはセミロングくらいで、いつもハーフアップにしてる。たまに全部纏めたりすると、綺麗系に変化するから、ギャップがまた良いのよねっ。


えーっと、、

ソフィア・フォン・ラカンスター(15)

ラキア・フォン・ラカンスター男爵の1人娘で、ソフィアが13歳の時に、ラカンスター家に養子のジョシュアを迎えるの。

派手ではないけど、貧乏でもないから、のびのびと幼少期を過ごせて、穏やかで優しい性格。頭も良い。

まさにヒロインね。

容姿は、髪とお揃いの桜色のパッチリお目々に、白くて華奢な身体。だけど健康的よ!

そうね…シルヴィアより、頭1個分小さかったかしら。

魔法は光(聖)属性一択で、特別な力を宿しているの。


そんな彼女が入学を機に、7人の攻略対象達と絆を深めて、王国の危機に立ち向かうのよ。

トゥルーエンドが誰か1人と結ばれるハッピーエンドで。

逆ハーレムエンドが、まあ言わずもがな。

ノーマルエンドはルートに入っても好感度が足りないとお友達で終わってしまう。

バッドエンドは誰とも結ばれず、危機に負けてしまう。


まあ、こんなところかしらね。

あ、神獣(ペット)のマリルがいたわ。狼みたいな子。本来の姿は2mくらいあるけど、普段は仔犬サイズに擬態していて、もっふもふ。すこぶる可愛い。

下手したらソフィアより可愛い。

……ウチの子になってくれないかしら。



エリオット・ファン・ベーヴェルン(17)

メインヒーローの1人。

ゴールドブロンドのサラサラヘアで、刈り上げなしの長めマッシュ。脱ぐと細マッチョ。キャー///

少し凛々しいアーモンドアイは、ラピスラズリの深い青。

絵本の王子様そのもの。

ベーヴェルン王国、第1王子にして王位継承権第1位。(ちなみに第2位は王弟殿下のフランソワ・ファン・バーヴェルン)

ソフィアの2歳上で、学園では生徒会長を務めている。

9歳の時、公爵家・伯爵家の婚約者候補の中から1年かけて、消去法でシルヴィアを選んだ。


あら?でも昨日(もう)シルヴィアを選んだわよね。

ルートによって変わるのかしら。


幼少期より、王になるべく育てられた為、勉学・武道・芸術とオールラウンダー。

悪意に敏感。人心掌握に長け、腹黒い一面を持つ(特にソフィア関連で発揮)。

全てが順調に進み、退屈を感じていたところソフィアと出会う。

周りにない、純粋な心と、頭のキレ、類稀なる光(聖)属性の力に惹かれていく。


一方、シルヴィアに恋愛感情はなく、「王位継承を安泰にする為に選んだ、幼なじみの令嬢」という認識。

ソフィアに嫉妬したシルヴィアの行為に、失望する。


トゥルーエンド:危機を乗り越え、ソフィアと結婚。全国民に祝福され、後世まで語り継がれる賢王となる。

*シルヴィアは断罪され敵国の人質として送られる。3年後に死亡。


ノーマルエンド:共に危機を乗り越えたソフィアを尊敬し、王になってからも、その友好関係は続いた。

*シルヴィアは断罪され、夜盗に襲われ死亡。解せん。


バッドエンド:辛くも危機を先延ばしにする事は出来たが、ソフィアを失った悲しみに苛まれ、やがて狂王となる。

*シルヴィアは断罪される前に事件に巻き込まれ死亡。解せん。



ランドルフ・フォン・ローレヌ(17)

メインヒーローの1人。生徒会副会長。

髪はオリーブグリーンのツーブロックセンターパート。

瞳は切れ長で知的な印象のアメジスト色。

エリオットより少し長身で、さほど筋肉はない。


宰相ガルン・フォン・ローレヌ公爵の嫡男。

ただ、庶子の兄がいて、家庭内はギスギスしている。

正妻にも関わらず、先に宰相と子爵令嬢との間に男の子が産まれてしまった経緯で病んでしまったサラを母に持つ。(正妻(サラ)の強い反対により、子爵令嬢を第2夫人として迎え入れていない。子供のみ、ローレヌ家へ。)

憎悪に苛まれるサラの為、遊びもせずに次期宰相になるべく幼少期より学んできた。

兄の事は嫌いではないが、複雑な模様。


しかし、ランドルフが14の時、事件は起こる。

子爵令嬢にも関わらず、迎え入れられず、

また家にも居場所を失くしてしまった母を嘆いた兄によって、サラが毒殺されてしまう。

事件を機に動く人形となってしまった彼の闇を、

ソフィアが癒したことで、感情を取り戻す。


泣ける、ちょー泣ける。

てかめっちゃドロドロやん。


トゥルーエンド:危機を乗り越え、ソフィアと結ばれる。後にその手腕を遺憾なく発揮し、名宰相となる。

*シルヴィアは断罪され、何の支援もないまま平民に降ろされる。ろくな働き先も見つからず、餓死。餓死っ⁉︎


ノーマルエンド:危機を乗り越え、ソフィアを直属の部下にする。

*シルヴィアは危機の際、混乱に乗じて敵国への生贄にされ、死亡。生贄って…


バッドエンド:ソフィアを庇い死亡。

*シルヴィアは早々に断罪され、平民に降ろされる。生死不明。うん。



ジョシュア・フォン・ラカンスター(14)

中性的な伏し目でエメラルド色。

髪はアッシュブラック。スパイラルパーマをかけたような癖っ毛。

あまり長身ではないが、スタイルは良い。


12歳の時に、跡取りが居ないラカンスター男爵が親戚から借金と相殺する事を条件に、養子に迎え入れた。

平民の三男坊だった為、扱いが良くなく、大人に怯えて暮らしていた。

養子に入った後もしばらくは人間不信が続くが、

1つ上のソフィアが優しく接したおかげで、徐々に心を開き、ラカンスター家にも打ち解けていく。

男爵がようやく出来た跡取りに喜んで、アレやコレと教育していった結果、男爵にするには惜しい、優秀な人材になりつつある。飛び級で、ソフィアと一緒に入学。

家族の事は大好きだが、姉のソフィアには特別な感情を抱く。


トゥルーエンド:危機を乗り越えた功績に準男爵の位が与えられ、ソフィアと結婚する事で、ラカンスター家を継ぐ。後に陞爵されラカンスター子爵となる。

*シルヴィアは姉の暗殺を企てたとして秘密裏に殺される。まじか。


ノーマルエンド:危機を乗り越え、ソフィアの「弟」として支えていく事を胸に誓う。後にラカンスター男爵となる。

*シルヴィアは姉の暗殺を企てたとして秘密裏に殺される。


バッドエンド:ソフィアを庇い、死亡。

*シルヴィアは姉の以下略。はい。



うわ。改めて考えるとシルヴィア本当にろくな死に方しないわね。

ん〜、あと4人いたはずなんだけど思い出せない。

そのうちの1人はメインヒーローだったはずっ。

どうしてそんな大事なキャラを思い出せないのかしら。


ずっと思い出せないままだと困るけど、

1番身近なのは、やっぱりエリオットよね。

そもそもエリオットと婚約者でない限りは、

公爵令嬢として関わる事はあっても、深い関わり合いはないはず。


明日来るって言ってたし、もう一度再考を促してみよう。

相手は出来の良い王子だけど、9歳!

私は7歳だけど、前世の25年があるからチョロイわ!

大人気ないと言ってもらってもかまわないわよ。

所詮子供、あしらうのなんて造作もない!

恐るるに足らず。


それに上手くいけば、なかなか良いポジションで

ヒロインと攻略対象者のラブロマンス&美麗スチルが見られる!

無関係のお父様でさえ、あのイケメン度だもの、

生スチルは鼻血ものに違いないわっ‼︎



「ふふっ、うふふふ!ぐふふふふっ!」



――――ドンドンッ



「お嬢様っ、ご無事ですか?

お部屋から不気味な音がっ、クセモノですかっ?お嬢様っ⁉︎」



……あら、いけない。

笑いが抑えられなかったようね。



――――ガチャ



「まぁ、どうしたの?マリエラ。

何も音なんて聞こえなかったけど………聞き違いでなくて?」


真顔ですっとぼけるなんて今の私には朝飯前。

オタク歴13年で身に付けたスキルよ。



「いぇ、そんなはずは……。

少し失礼致します―――――本当に誰も居ない。

じゃあ、あの化け物のようなおぞましい音はいったい?」



失礼ね。

シルヴィア 7()()()の可愛らしい声よっ!


次からは気を付けよ、、、





どうして7人の騎士なんてタイトルにしてしまったのか、、、


7人分のキャラを用意しなくてはいけない、

自分の首を絞める展開になってしまいました。

残り4人は1人ずつ出て来る予定です。

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