一人静・二人静～仮題～
あらすじの欄に記載してあります
東風 運びし春の 桜花 涙花はらはらと 我君今何処
君の為 二世を誓し君の為…。
君の仇目に舞う一人舞 一人静の涙舞…。
こぼれる涙舞扇ひた隠し風散らす 我は日ノ本一の白拍子。
ひらひらと艶やかに 仇さえ我虜 我は日ノ本一の白拍子。
口ずさむ恋歌に君想い…。舞い翳す扇の花に仇にさえも慈悲を込め
一人静の舞い踊り 一世一代の舞い踊り。
我君と和子の為ならば…。我君と我が子の為ならば…。
我君が名もなき人なれば 人知れぬ山里で穏やかに…。
二世を交わしたあの夜の我が身包みし仮絹は…。別れし雪の吉野山 春来たりて山桜散りし後咲く二人静…。
人知れず咲く花でいい…。睦まじく手を取りて首並べ二人静の花なれば…。
一人静で舞い踊る 仇の前で舞い踊る…。愛しき君は今何処…。
あらすじの欄に記載してあります。
あらすじの欄に記載してあります
