Episode-31.友達以上、主従関係
遅れてしまい申し訳ありませんでした
「助かった、助かった! あんた達のお陰で店が上手く回ったよ! 本当にありがとう!」
あれだけ騒がしかった店内が八時間の時を経て、漸く落ち着きを取り戻したことにより、店長の御劔沙希を筆頭にして従業員の顔に喜びが戻りつつある、そんな中。
休憩室では今だぐったりと突っ伏す少年の姿があった。
「………そう思うなら、そんなにバシバシ叩かないでくれ………」
神城、達也。
彼はその短いバイト歴の中でも特に異例な大混雑の波を越え、だらしなく着崩した制服のまま背中を御劔店長に弄ばれていた。
激しい安堵に体を包まれている反面、現在進行形で平手打ちを受ける背中が痛くて辛い。嬉しいのは分かるが、その感情表現に人の体を使わないで頂きたい。
「何言ってんの!? あんな馬鹿みたいに長い行列を消化したんだから、今ぐらい馬鹿みたいにはしゃいでも許されるでしょう!? むしろ許して!!」
「客が作った行列に対して馬鹿って言わないで下さい………確かに、馬鹿通り越してアホみたいだったけど」
基本的に仕事上では冷静で、指示も的確な御劔店長。
そんな彼女がここまで情緒を崩壊させる理由も、意気消沈とする達也と同じく、多すぎる客の量にあった。
いつも利用するバスから降り立ち、バイト先、ファミリーレストラン"ゼーレ"の前に君臨する長蛇の列。それを視界に入れた時には吐き気とめまいを起こした。
遊園地のアトラクションばりの人の波に、大声をあげて「多すぎだろっ!!」とツッコんだのは、記憶にも新しい。
自らを召集した御劔店長に涙ながらに迎えられ、"従業員"としてホールに立てば、次々と鳴り響くチャイムに翻弄され続け、苦手な営業スマイルをあっちやそっちで何度も繰り返して。
余りにも多すぎる人混みに、何かしらの大事件だと勘違いした野次馬達が集まってきた時さえもあり。
達也と御劔店長、その他従業員達の決死の弁解がなかったら、きっと今ごろ、有りもしない事件で負った中傷被害に対応させられていたことだろう。
「………本当に何とかなるもんなんだな、気合い補正ってもんは………」
そんなこの世のものとは思えないバイトを気合いだけで耐え凌ぎ、何とかここまでやってくることが出来たのもーーーー我が家に生きて帰る、という、強く固い信念があったからだった。
夏休み開始直後にも抱いた、大袈裟でもあり、下らなくもある信念。
どんなに不純な信念であっても、達也の"強い精神力"がありさえすれば、何でも突き通せる。実際問題、そのお陰で達也は二度、落としかけた命を救われていた。
"下らない"、"大袈裟"何て言葉は、彼の人並み外れた精神力の前では何の意味も持たない。
「………急に何か言ったと思ったら、何さ気合い補正って。そんなもんに頼っちゃ、後先苦労するぜ?」
「………いやいや、それが中々どうして、なんですよ」
御劔店長のように精神論や根性論を否定しようとする輩は決して少なくなく、達也も以前まではその一人であった。が、精神、所謂『気持ち』がもたらす恩恵は、存外馬鹿には出来ない。
ここぞという場面で試されるのは、知識や体力などではなく、圧倒的な精神力。あと一歩の踏ん張り所に如何にして負けないか、それが一番大事なのだ。
育てておいて良かった、不撓不屈の精神力。
伊達に小さい頃から不幸を背負ってはいない。
「それはともかく………いやー、あんたが遅刻すると聞いた時は、もうぎったんぎったんにしてやろうかと思ったけどーーーー連れてきてくれた"その娘"が良い働きをしてくれたから、許してあげようかなぁ」
気持ちいいほどの満面の笑みで、とんでもないことを口走る。
あながち、付けた"暴力店長"のあだ名は間違っていないのかも知れなかった。
「………拳骨三発どころじゃなかった………つーことは、やっぱりそれもこれも、お前のお陰って訳だな」
だらしなく放り出した腕を持ち上げて、達也の隣に寄り添う少女の頭を乱雑に撫でる。
鍛え上げた精神力より、こんな荒い撫で方でも満足そうに頬を染める少女の存在の方が、御劔店長には有効だったらしい。
あの時の咄嗟の判断ーーーーもとい、第六感がまたもや役に立った。
「………本当に助かった。ありがとう、ウル」
『………ど、どういたしまして………』
相変わらずの無表情、予備のウェイター制 服を未だにキチンときめ込みながらアホ毛を揺らす"梟の獣神"、又の名を"ウル"。
携帯を届けに来てくれた流れで、達也がバイトの手伝いを申し出たところ、考える時間も無しに直ぐOKサインを出してくれた彼女。
"口を一切使わずに喋る"、念話に似た独特な会話術を用いる彼女に務まるのか、誘った後、バイト先に着いてから気づいてしまったが、そこは彼女が、獣神の並み外れた"対応力"を効かせてくれた。
「ちょっと、私からも改めてお礼を言わせて………本当にありがとうウルちゃん。この馬鹿が遅れたせいで、ごめんね?」
『………全然、大丈夫………です。こういう子の扱いには、慣れてるので………』
発した念話に合わせて唇を動かす、ウル曰く"伝家の宝刀"ーーーー『口パク』。
寸分狂わない巧みな"唇さばき"と、出力するアニマの微調整によって出された"音響の加減"が合わされば、誰もがウルを"普通の少女"だと信じて疑わない。
元々家事手伝いを積極的にやってくれる彼女だったからか、キッチンやフロアの仕事の飲み込みも早く、要領、効率も文句なし。
下手をすれば、達也はおろか他の先輩従業員よりも仕事を捌いているかもしれない。
店長に混じって自分を馬鹿扱いにさえしなければ、頭をこれでもかと撫で回し、思い切り誉めそやしてやったところだった。
『………それ………是非やって欲しいっ………お願い、お願いっ………!』
「心を読むな、お前だけやたら精度高いんだから止めてくれ………いや、マジで、ホントに」
『………止めたくても、止められない。自慢の勘が、私を導いてくれるから………』
「格好いい言い回しで言っても、駄目なものは駄目だ」
「ふふっ………神代くーんも、結構隅に置けない子だねぇ………くふふっ」
人が必死で読心術の禁止を言い渡しているというのに、一体何故、この店長は意地の悪い笑い声を上げられるのか。
一度、たった一度でいいから心を読まれる屈辱を味わってみて欲しい。そうしたら、この妨害がいかに疎ましいものであるかが身を持って分かるはずなのに。
「………何んすか、そんな気味悪い笑い方して。ここ出てすぐある大通りを直進して左折した所に良い感じの精神科があったんで、そこ行ってみたらどうすか?」
「まさか場所まで正確にお薦めしてくるとは思ってもみなかった。後で覚えとけ、こん畜生」
獣神の読心術を食らってみてから邪魔して下さい、などと正直に言える筈もなく、かなりのオブラートに言葉を包み込み、彼女を罵倒してしまった。
本来ならもっと鋭くスパッ、と、刀で切り捨てるかの如く言い放ってしまうところなのだが、そこは先輩への敬意。
この程度で勘弁する位の優しさがあれば、恐らくバチは当たらない筈だ。
「………で、何故自分は隅に置けないんすか。これでも俺、たとえ億を積まれたとしても、隅にだけは置かれたくない派ですよ」
『………そんな大損してまで守り通す派閥なんて、この世に有るの………?』
「 ツッコみどころはそこじゃなくて! 神城も要らんところでボケなくて良いから! 大体億積まれたら隅っこぐらい行けよっ!!」
「ツッコみどころそこですか?」
ーーーーふむ、なるほどなるほど。
ツッコんだ後の爽快感も然ることながら、ツッコみを上手い具合に誘導するボケの満足感というのも案外捨てたものではない。
普段は大ボケをかます猫やら犬やら兎やらが居るためにどうしても前者の方へ回ってしまいがちだが、後者はたまの息抜きには最適。
神城家にいる置いている獣神の中で、苦労人の狐、ココ辺りにでもその役をやらせれば、中々完成度の高い息抜きが出来そうだ。
今日帰ったら試してみることにしよう。
ーーーー予想以上に、下らないことに頭を使ってしまった。自分も、勿論御劔店長も。
「わ、私がしたかったのは、『神城がこんな可愛い娘を侍らせてるなんて、意外とやり手なのね』、っていう話だっ」
当の原因、御劔店長が苦しそうに息を切らしながら、またもや下らない話題を持ちかけてくる。
というか、侍らせるとか言うな。
「ねぇねぇ、ここだけの話。この娘とは、一体どんな関係なの? 恋人?」
「恋人ではないですけど、どんな関係と言われたら………」
目を爛々と輝かせる彼女への返答に息詰まり、思わずウルへと視線を促してしまう。
獣神やアニマの単語は口が裂けても出すことは出来ないし、一つ屋根で暮らしてるという事実関係も、お互い年が近い男女同士、不用意に口走ることは憚られる。
先程下らないことに頭を使ってしまったからか、巧い考えが纏まらない。そのため、道はただ一つ、人間を超越した存在である獣神様の知恵を借りるしかない。
『………ここは、任せて………』
「………お、おぉ………っ」
さすがは獣神様、目配せ一つで事態を瞬時に察し、脳内に直接頼りがいのある一言を語りかけてくれた。
よし、と心の中でガッツポーズをとる達也。後は嬉々として待機し、こほんと咳払いをしたウルの唇に願いを乗せてーーーー
『………達也と私はもはや、友達以上、主従関係』
「今ボケとかマジで要らねぇからぁっ!!」
ーーーー前言撤回、獣神なんて所詮こんなもの。人間を下回る程度の理解力、上回るものなんて身体能力程度だった。忘れてた。
読心術の精度に定評のある彼女が、よりにもよって一番最悪な状況でその精度を外す、なんともお約束な展開。一体自分になんの恨みがあるというのだ。
「し、しゅじゅう、かんけー………?」
いやにだらだらと汗をかきながら笑ってみせる御劔店長。
どうやら彼女の思考は非常に不味い方向へ突き進んでいるようであり、その証拠に、笑顔が思い切り引き攣ってしまっている。
「ち、違うからっ………違いますからっ!」
こうした場合、幾ら相手が憎らしい人であろうと印象を気にして行動してしまうしまうのが人の性。
次の瞬間には、ウルが蒔いた誤解の種を取り除くために動き出していた。
「これはこいつなりのウケを狙いに言った渾身の冗談、というか………と、とにかく違うから、全然気にしないでくれていいんで!」
違う、冗談、気にするな。この状況で咄嗟に出てくる言葉だけあって、一番信憑性に欠けるものばかり。
焦ってしまうと早口になる、達也の癖も相まりーーーー
「は、はは、いや………うん、良いんだよ別に隠さなくても。べ、別に私は別にそういうことには別に偏見持たないし………うん、別に」
ーーーー御劔店長の動揺を最大限に引き出してしまった。
動揺しすぎて、"別に"が多くなる店長の姿を見るのが逆に辛い。
笑顔も変わらず引き攣り、汗はだらだら。目線はまるでプロスイマー如く、忙しなく泳ぎ続けている。
偏見を持たない、と言う口とは裏腹に態度、明らかに偏見以上のすこぶる重い物を持たれてしまった。
終わった、社会的に終わった、と頭を抱える達也の真横で、問題の少女が一言。
キョトンと首をかしげながら、問いかけるようにして言葉を吐き出した。
『………私、主従関係未満、って言おうとした………』
刹那、達也と御劔店長の体が跳ねる。
その数十秒後、自分達がした激しい勘違いを思い返し、顔中をみるみると紅潮させていった。
「そ、そうだよねっ! まさかそんなこと、神城なんかに出来るわけもないもんねっ!? あ、あははっ、私ったら一人で焦っちゃって、恥ずかしいなぁ、あはは………」
「………神城なんか、って言い方も癪に障るけど、まぁ、その通りではある、かな………」
ウルの言葉を最後まで聞かず、中途半端に遮って事をややこしくしたのは、紛うことなく自分自身。
とある猫に"ご主人"と呼ばれながら日々を過ごしているからか、『主従』の言葉に酷く敏感な体になってしまっているらしい。
とてつもない屈辱、それを御劔店長の前でしてしまう不覚、未だかつてない痛恨のミスをWで起こしてしまった。
穴があったら入りたい、むしろそのまま埋められても全然構わない程の羞恥に悶える達也の耳に、突如として軽快なメロディチャイムが流れ込む。
休憩室に立て掛けられた分厚い時計の針が六時丁度を指し、中に設置された小さな人形達が音楽に合わせ、くるくると楽しげに舞い踊っていた。
「………もう六時か………なんか時間が経つの早く感じるな」
『………お喋り、楽しいからね………』
「そうだよねぇ………って、えっ、もう六時なの!? やばっ、早く支度しなきゃ!」
「急にどうしたんすか………って、うおい! 何故、ここで着替えようとする!? 更衣室行って下さい、更衣室っ!!」
いきなり目の前で制服を脱ごうとする御劔店長を必死に取り鎮め、女子更衣室へと続く廊下を指差しつつ誘導する。
よほど焦っていたのか、当の本人は言われてから自身の間違いに気付いたようで、「ごめん、ありがと!」と謝罪とお礼を一緒に吐き捨てながら、慌ただしく休憩室を飛び出していった。
「………はぁ、どうしたってんだよ、全く………」
今回の大混雑を例外とした大半のトラブルは、"迅速"にかつ揺るがぬ"平常心"で乗り越えてしまう御劔店長。
そんな彼女らしからぬ落ち着かない言動が、どうにも達也の中では引っ掛かってしまう。
高校生といえど、立派な"男"である達也の目の前で着替えをはじめてしまう位、急ぎの用事。
店長会議は明後日の予定で、仕入れに出掛けるほど在庫も減っていないこの状況で、何をそんなに急ぐ必要があるのだろうか。
『………どうしたんだろうね、御劔さん………』
「何かあるってのは分かるけど、それ意外なんも分かんねぇな」
「よしっ、御劔沙希、準備完了!!」
「早っ!! まだ五分も経ってね………って、何すかその格好!?」
電光石火のスピードで現れた御劔店長の姿は、普段見慣れた制服や出勤前後のラフなTシャツジーパン姿などではなく。
ふわふわとしたゆとりのある、肩レース付きの紺色コクーンワンピース。ストッキング等々で隠す必要が無い、すらりとした美脚を存分に見せ付けるその足元には、ワンポイントの白いパンプスが光る。
完全なるよそ行き衣装へと身を固めた彼女は、普段余り見られない"大人の女性"らしさを十分以上に醸し出していた。
「ど、どうよ、沙希さんのこの姿、似合う………かな?」
「いや、おかしいことだらけなんすけど………何でまた、そんなことに?」
余りにも見慣れず、余りにもこの場にそぐわずーーーー余りにも似合いすぎている御劔店長。
もはや、似合う、似合わない云々を通り越し、やたらと不自然に見えてきてしまうのが本音だった。
「いやー、それがね!? どういう風の吹き回しか分かんないけど、あの翔君が私のことディナーに誘ってくれてね! これから一緒に食べに行くのよ!」
「………鈴谷マネージャーが、誘ったんすか?」
御劔店長と同期であり、店長としての彼女を一番近い役職で支えるマネージャー、鈴谷翔。
なにかとあれば御劔店長の憂さ晴らしに付き合わされ、その度に気だるそうに、端から見ていても分かる程心底気だるそうにしながら相手をしていた鈴谷マネージャーが、彼女をディナーに誘うなんて。
確かに、どういう風の吹き回しか分からない。何か弱味でも握られているのだろうか。
『………沙希さん、似合ってる。素敵………』
「本当!? ありがとーウルちゃん! やっぱり神城なんかとは違って、見る目があるねこの子は!」
「なんかは余計だ………てか、急いで着替えた割には余裕そうっすね、行かなくてもいいんすか?」
「あ、そうだった。じゃ二人とも、今日はありがと! お疲れ様!」
「お疲れ様っしたー」
『………お疲れ様でした………』
嵐のように騒がしく去っていく御劔店長の背中を見送り、ようやく一段落のため息を吐いた。
やはり、彼女の相手をするのは中々に骨が折れる。相手は年上の筈なのに、まるでこちらが子守りをしているような気分になってしまう。
それ故に尚更、達也には分からない。
何故、鈴谷マネージャーはそこまでして御劔店長に目をかけるのだろうか。
以前、クラスメイトでバイト仲間の九十九新太にはぐらかされたことが関係しているのは、何となく分かる。
しかし、あれ以降、新太から真相が語られることはなく。
直接聞いてみても、「男が女を気にかける理由なんて一つ」やら「考えるんじゃない、感じるんだ。そうしたらその内分かってくる」等、良く分からない事をいちいち吹き込んでくるだけだった。
その度にイライラして一発殴ってるから教えてくれないのか、それとも本当に自分で考え抜かなくてはいけない事なのだろうか。
前者にしろ後者にしろ、今はまだどうでもいい。それよりも、今やるべき事はーーーー
「………じゃあ、俺達も帰るか」
『………うん、そうしよ………』
抱いた下らなくも固い信念を叶えてやるために。
徐に椅子から降り立ち、体を伸ばしながら休憩室を後にする。
一仕事を終えた体に残る達成感も一入ながら、それに対する疲労も半端なものではない。
突っ張った脚や肩をほぐし、顔をしかめる達也の隣でただ一人、ウルだけは澄まし顔。
こんなもの、労働の内には入らないとでもいうかのような、清々しい程までの無表情だ。
『………ねぇ、達也………?』
「何だ、ウル」
『………鈴谷って人、上手くいくと良いね………』
「………そうだな………って、え?」
いきなり彼女の口から飛び出した、鈴谷マネージャーの名前。
唐突の事すぎて、目をぱちくりと瞬かせながらウルの顔を覗き込むも、持ち前のポーカーフェイスに変化が訪れることはなく。
ウルはただひたすら黙って、前を見詰めていた。
「………何で鈴谷マネージャーなんだ?」
『………あ、その話はもう忘れていい………』
「何だよその雑な終わり方、尚更気になる最悪なパターンじゃねぇか」
『………さっきの反応を見て、ピンと来てないことが分かったから………』
「こっちは分かんねぇことだらけだっつの、頼むから教えてくれ」
『………自分で考えなさい………』
「………おい逃げんな………っ、早っ! 歩くの早すぎだろ待てこらっ! くそっ、また俺はっーーーー」
ーーーーはぐらかされて、終わるのか。
達也の中に眠る意地という意地が積み重なったこの状況で、分かったのは己の限界だけ。
果てしなく遠いものを追いかけている気はしないのに、何故か壁を越えるその日は、まだ来ないーーーーらしかった。
『………あぁ、何故か………甘いもの食べたい気分。今なら甘い物と引き換えに情報をあげるんだけどなぁ………?』
「ぐっ、白々しい………っ!」




