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半円の世界

作者: 溝端翔

ーAM06:24ー


半円の大地。


そこでは溢れんばかりの煌めく銀色の砂がモヤモヤと白い何かを発していた。


途端2本の黒い柱が銀の砂漠の中央に大きな穴を穿つ。


その大きな穴に吸い込まれるように黄金の太陽が砂漠に落ちる。


銀の砂漠の半分が透き通った海に覆われる。


太陽を無くし悲しんで居るのだろうか、空は太陽を弔うように黒い涙を大地に落とした。


透明の海は黒く濁り、銀色の砂漠から顔を出す黄金の太陽は終わりを待っているかのように静かに佇んでいた。


そしてその時はやってくる。


先ほど大きな穴を開けた2本の柱が黄金の太陽を貫く。そして柱は大地を容赦無く蹂躙する。


黄金の太陽は裂け、銀色の砂漠と黒く濁った海と共に半円の大地の上で混ざり合う。


気がつけばそこには、美しく暖かい。淡黄色の新しい世界が広がっていた。


ーAM06:27ー

「美味しそうっ♪ やっぱり朝ご飯は卵かけご飯だよねっ!いっただっきまーっす♪」

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