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いつか見る果て  作者: 笠倉とあ
シェパ・春告祭編
133/176

128:いつか僕らの始まりに

 男たちが全員意識を失ったのを確認して、オーリが片手を上げる。

 それを合図に、屋根や壁の向こうからわらわらと子供たちが現れた。この辺り一帯を根城にしているストリートチルドレンたちは、手際良く侵入者を拘束していく。


「ちょっと見ない間に、随分と腕が上がったんじゃない?」


 瓦礫の破片を無造作に蹴り飛ばし、がらくたの山の間を縫って現れた鮮やかな金髪の少女――イレーナが、呆れ半分感心半分といった様子で口を開いた。

 凛と背筋を伸ばして進む彼女の後ろには、いつものようにエメラルドグリーンの短髪を輝かせた少年――イルコードが付き従っている。


 段差を一つ飛ばすかのような気軽さで二階建ての屋根から飛び降り、ラトニの補助付きとは言え複数人数の意識を一瞬で刈り取るという離れ業を成し遂げたオーリは、イレーナと目を合わせて得意げに笑ってみせた。


「最近は特に色々あったからね。死ぬような目に何度も遭えば、私だって腕くらい上げるよ」

「一体どんな波乱万丈の生活送ってるのよ」


 野盗や魔獣とやり合ったり異相世界(エノルメ)に放り込まれたりする程度の生活ですが何か? そんなことは言えないので適当に笑って誤魔化し、オーリはラトニに駆け寄っていった。


「ラトニ、割り込むのが遅くなってごめん。額、大分血が出てるね」


 伸ばされた手に乾きかけた血を拭われて、ラトニは小さく体を震わせた。


 久し振りに触れるオーリの手は温かくて、少し汗ばんでいた。じりじりと絶望に首を絞められているような感覚が、その体温にたちまち溶けていく。

 どこかで懸念していた気まずさや余所余所しさは、彼女からは感じない。変装用の幻影も被っていない彼女は素顔のままで、ラトニの状況を知ってから随分焦って駆けつけたのだろうと分かって、少し面映くなった。


「傷は大したことありませんよ。額だから多少出血が多いだけですし、後で自分で治せます。それより、よく僕の居場所が分かりましたね」

「それなら、あたしたちがオーリに伝えたのよ」


 あっさりとした声が割り込んできて、ラトニはストリートチルドレンが固まっている方向に顔を向けた。


 イレーナ・ジネ。腰に手を当て、雌獅子のように豪奢な金髪を靡かせて佇む少女は、ラトニに視線を送ってふんと笑ってみせた。


 未だ十代半ばの若さと言えど、流石はシェパの東エリアに縄張りを作る一大グループのリーダーということか、そんじょそこらの警備兵などより遥かに貫禄がある。

 抱える集団もきちんと統率が取れているようで、男たちの拘束をしっかりと終えた子供たちは、周囲のチェックと警戒をするためにぱらぱらと散らばっていった。


「イグレット孤児院のラトニ・キリエリル。あんたのことはずっと前から知ってたから、妙な女に連れ去られたって情報が入った時点で、使いをやってオーリに知らせたのよ。その後はたまたまあたしたちの縄張りに入ったから、ついでに手を貸してあげたってわけ」

「成程。それはありがとうございます」


 顎を上げて胸を逸らす彼女からは心なしか対抗心のようなものを向けられている気がするが、その理由は分かっているし、助けられたのも事実なので大人しく礼を言う。


(シェパ唯一の公営孤児院で暮らせる環境は、孤児の中ではかなり恵まれた部類に入る。尚且つ、オーリさんに相棒として大切にされていることは、僕より付き合いの長いあの人には面白くないでしょう)


 オーリもその隔意に気付いていたからこれまで積極的にイレーナとラトニを近付けようとはしなかったのだろうし、実際ラトニがイレーナの一団と顔を合わせるのは今日が初めてだ。

 けれど、オーリが以前から彼女たちにラトニの情報を伝えていたことは知っていたし、それはきっとこんな時のための用心だったのだ。


 ――オーリが独断で、ラトニの身分や本名をイレーナたちに教えた。その事実は存外に重い。


 恐らく、ラトニが術人形を飛ばしたタイミングで、オーリは既に屋敷を抜け出していたのだろう。

 お陰で術人形がオーリを見つけることはできなかったが、一方でイレーナたちがオーリを見つけ出し、サラに拉致されていた(ように見えた)ラトニの状況を警告。

 幸いサラ自身は誘拐犯ではなかったが、この路地裏で襲撃に巻き込まれたのを見て、そのまま助けに入ったというわけだ。


 結果、オーリの期待通りの迅速な行動を、イレーナたちは見せつけた。これによってオーリの判断が正しかったことが証明され、同時にイレーナたちが向けられた信頼を裏切らなかったことも示される。


「ありがとイレーナ、お陰で助かった。今度お礼するね」

「別に良いわよ、あたしたちの縄張りでナメた真似しようとしてたんだもの、当然だわ。あいつらはいつも通り『処理』しとくから、後で警備隊に通報しといて頂戴」


 簀巻きにされてごろごろ転がる男たちを、イレーナが親指で指してみせた。振り返れば、男たちの傍にしゃがんで何やら小瓶の蓋を開けていたイルコードが、にこりと笑顔で手を振ってくる。


 オーリが持ってきた薬草を研究したイルコードが最近作り上げた薬は、使用相手の意識を混濁させ、前後の記憶を曖昧にする効果がある。

 先程ばら撒いた粉薬と併用するそれは、効果がきついので子供には使えないものの、誘拐や暴行目当てで侵入してくる不埒者相手によく活用されていた。


「分かった。でもイルコード――なんかサラさんまで薬の餌食になってるように見えるのは気のせいかな?」

「トラップの在り処とかイレーナの顔とか見られてるから、念のためにと思って」

「流石のイレーナ第一主義……」


 簀巻きにこそされてはいないものの、最初の粉薬散布の煽りを食らって呆気なく気絶していたサラは、容赦なく鼻を摘ままれダバダバと薬を飲まされている。

 ストリートチルドレンの警戒心を知っているオーリは、止めることもなくそっと黙祷を捧げた。ちゃんと目が覚めるまで安全に寝かせておいてくれるよう、後でイレーナに頼んでおこう。


「あはは、女の人の方は一応ラトニ君を守ろうとしてたみたいだし、男共ほどきつい薬は盛らないよ――あっヤバ、白目剥いてる」

「おぉぉぉぉいイルコードー!?」


 変な所に入ったか、はたまた分量を間違えたか。悲鳴を上げてすっ飛んでいったオーリを横目に見て、イレーナがラトニに向き直った。オーリを追い払ったのが彼女の意向らしいと察して、ラトニも無表情のまま意識を切り替える。


「――こうして会うのは初めてね、あたしたちの薬師(ファルマシスタ)の相棒」


 威圧的に腕組みしたイレーナが睨みつけてきて、ラトニは微かに頭を下げた。


「そうですね、オーリさんの協力者にして共犯者(コンプライス)。あなたの話は予々オーリさんから聞いています」

「あたしもあんたの話はよく聞いてるわ。シェパに来て早々から、随分オーリにべったり張り付いてたみたいじゃないの」

「彼女は僕の生きる意味ですから。今までもこれからも、一番近い位置で生きて、信頼を預けられる仲でいたいんです」

「でしょうね。さっきのブチ切れ具合見てたら嫌でも分かるわ」


 当然といった顔で返すラトニに、イレーナは溜息をついた。鳶色の目を面白くなさそうに細めて、それでも何かに納得した様子で腕組みを解く。


「仲間たちからも聞いてはいたけど、本当にあの子に懐いてるのね。さっき男共に噛みつこうとしたあれ、まるで狂犬みたいだったわ」

「師にもよく言われます。改めるつもりはありませんが」

「まあ良いんじゃないの。オーリがあれだけ馬鹿なんだもの、相棒のあんたがそれくらい苛烈な方が安心そうだわ」

「……少し意外ですね。あなたは僕を気に食わないと思っていましたが」

「確かにそうだけど、でもそれはあたしたちの個人的な感情よ。オーリのこととは関係ない」


 くしゃりと髪を掻き回し、イレーナは肩を竦めた。半泣きでサラに中和薬を(やっぱり鼻を摘まんで)飲ませているオーリと、それを横目に悪びれない笑顔で他の男たちへの処理を続けているイルコードを見やって、手のかかる妹でも見るような顔で苦笑した。


「あんたが来てから、オーリは前より気の抜けた顔するようになった。あんたがオーリに甘いとか、でも口煩いとか、吃驚するほど頭が良いとか、もう薬学で追い越されたとか、悲喜交々って感じでころころ表情変えながら話してるの。

 以前はもっと張り詰めてたわ。あの頃のオーリには、オーリ自身しかいなかった。街や農村でどんな冷たい対応されようと、本気の弱音なんて零すような子じゃないから、その分全部自分の中に押し込めて」


 たった二年前にはイレーナたちだって、オーリを睨みつけて失せろと吐き捨てる側だった。

 正面から舌打ちして罵ったこともあったし、武器を向けたりトラップに追い込んで怪我をさせたこともあった。信用する振りをして、当時縄張りを侵していた、たちの悪いごろつきたちの前に放り出したこともあった。


 その全てを独力で切り抜けて、オーリは「そこを何とか」と何度も何度も突撃してきた。

 疎まれても騙されても怒る様子もなく、ただ必死で食らいつくのをやめない姿は、いつも笑顔を張り付けているイルコードすら真顔にさせ、根性あり過ぎて気持ち悪いと言わしめるほどだったが――今となれば、当時六歳の幼子がそれを為すことがどれだけ異常なのかよく理解できる。


 イレーナがラトニを気に食わないのには変わりない。ラトニの方だって、別に彼女たちと仲良しこよしする気などあるまい。

 けれど、いつも何かに追い立てられるように駆け回り、誰にも分からない何かを抱えて一人で拳を握り締めていたオーリから、張り詰めた空気が少し減り、決して疑うことなく隣を歩いてくれる人間ができたということは、イレーナだって素直に良かったと思えるのだ。


 イレーナたちストリートチルドレンがオーリの隣に並べないことを、彼女たちはよく知っていた。


 協力者や共犯者にはなれても、それぞれ別の「大切」を持って、別の方向を向いている彼女たちでは、真実友として戦友として、共に歩むことはできない。

 それができるのは、ラトニのような人間だけだ。どれほど遠い世界を見ているのかも分からないオーリの手を握り締め、その視線の行く先を共に追いかけ、一人で消えてしまわないよう、どんな茨の道でも共に行く覚悟を決めた人間だけだ。


「二年近く、濃い付き合いしてきたのよ。あたしの第一は仲間たちだけど、散々あたしたちを守って尽くしてくれた友人の、最良の幸せを願うくらいの器量はあるわ」

「…………」


 ラトニがただの興味本位や、誰か汚い大人の息がかかった人間だったなら、イレーナたちは許さなかった。判明した時点でラトニをさり気なくオーリから引き離し、場合によっては街を追い出すことすらしたかも知れない。


 けれど、実際は違った。

 ラトニ・キリエリルだけが、最初からオーリの全てを肯定した。

 避けず、厭わず、ひたすら追いかけ、自ら進んでオーリの心に踏み込んだ。


 それがどれほどオーリの救いになったのか、イレーナには推し量ることしかできない。けれど答えはいつだって、二人の態度が示していた。

 ラトニのことを話すオーリは、毎回嬉しそうな笑顔を浮かべていた。街で見かけるたび、二人は楽しげに喋り合い、つがいの小鳥のように並び歩いていた。


 オーリを追いかけ、オーリを守り、今や天通鳥の片割れとまで言われるようになった幼い少年。

 どれほど空を仰いでも、地を行く獅子は鳥に寄り添えない。

 同じ鳥だけが、同じ高さから世界を見て、同じ風の中で翼を広げ、同じ空を翔けることができるのだ。


「あたしたちの友人を手放してくれるなよ、ラトニ・キリエリル」


 裏切るな、とは言わない。今やそんなこと、己が少年に告げることすら烏滸がましいと分かっている。


 サラへの処置が終わったのか、僅か数分でげっそり疲れた顔になったオーリが、よろよろとこちらに戻ってくる。彼女と入れ替わるように踵を返して、イレーナはついと肩越しにラトニを見た。


「何があっても、あんたたちが最後まで寄り添っていられるように祈ってる。あんたにもオーリにも、それが必要なんだと思うから。

 肝心なところで口を閉ざすオーリが、いつか寂しくて死んでしまわないように。手を掴むと決めたんなら、中途半端に離すんじゃないわよ」

「ええ。――助言、感謝します」


 さっきよりもほんの少し深く、頭を下げて。

 ラトニは仲間たちのもとへと立ち去っていくイレーナの背中を見送った。


「えーと……何の話してたのか、聞いても良い?」


 イレーナとすれ違いざまにバシンと背中をぶっ叩かれたオーリが、怪訝そうに首を傾げて問うてきた。


「あなたの姉貴分として、あなたをお嫁にもらう許可をくれました」

「嘘だっ!?」

「嘘です」


 さらりと返せば、オーリの肩が盛大に落ちた。一生を共にすることを認めてもらった、という意味では間違っていないのだろうが、そこまで喋る気は今のところ無い。


 ――ラトニとイレーナたちとの距離は、これからも変わらないだろう。オーリを間に立て、互いを窺うような態度のもとで、友愛も親愛もなく、付かず離れず友人未満の関係を築いていく。

 それでも、危うい執着心ばかりを指摘されてきたラトニに、オーリと共に歩いていけと真っ向祝福してくれたのは、イレーナが初めてだった。


「――ごめんなさい、オーリさん。あなたが僕を大切にしてくれていることを知っていながら、あなたを傷付けました」


 深々と頭を下げたラトニに、オーリは目を瞬いた。

 咄嗟に相棒へと伸ばしかけた手を、思い直したように胸元で握り締め、へにゃりと情けない笑顔を作る。


「うん。――私も、ごめん。婚約なんてラトニが怒ることは分かり切ってたのに、結論だけ押し付けて、吹き飛ぶほど殴った」

「殴られたのは、僕がひどいことを言ったからです。それに、僕も血が出るほどあなたを噛んだのでおあいこです」

「大嫌いって言い逃げまでした」

「それは心臓が止まるかと思いました」

「二度と言わない。多分」

「次に言われたら、今度こそ心臓が止まりますよ。そうなったら、お詫びにあなたの心臓をもらうことにします」

「私死んじゃうよ」

「あなたも一緒に使えば良いんです。二人で一つの心臓で、同じ血と命を共有して生きていくのも悪くない」


 淡々と紡ぐ言葉はやっぱり重たくて、けれどどこか敬虔な祈りのような、真っ暗な夜空にぽつりと灯った小さな星明かりのような、今にも消えそうな脆さと儚さを含んでいた。


 オーリの手が、ラトニの両手を包み込む。青灰色の瞳がラトニを映し、優しい鏡のように柔らかく揺らいだ。


「――ごめんね、ラトニ。私はやっぱり、まだシェパのために生きることを放棄できない」


 最初から分かっていた結論に、ラトニはただ黙って続きを待った。

 眉尻を下げ、困ったような笑みで、それでもオーリはゆっくりと言葉を繋ぐ。


「でも『貴族令嬢』でない、『オーリ』としての私は、可能な限りラトニと一緒にいたい。時間制限付きだけど、いつか来るその時までは、他の誰よりもラトニと一緒に笑っていたい。

 私の夢とシェパだったらシェパを選ぶけど、ラトニの命とシェパだったらラトニを選ぶよ。そうしてしまえるくらいには、私はラトニが好きで、大切だ。ねえ、それじゃ駄目かな……?」


 結局は、問題を先送りにしただけだと分かっている。いつか来たる日、血を吐く思いで手を離さねばならないことに変わりはない。


 それでも、今は。許されているこの時間だけは。

 そんな風に乞う少女に、ラトニはふ、と目を伏せて。


「――全く不満です」

「ええええええええ」


 物凄くがっかりしたような顔で脱力するオーリの上唇を、ラトニがちょんと摘まんだ。

 少年の唇が柔らかな弧を描く。琥珀色の瞳が緩み、ぱちくり瞬くオーリの瞳と真っ直ぐ合わせられた。


「でも、今は納得した振りをしてあげます」


 ――オーリが自分自身を甘やかせないことくらい、最初から知っていた。

 だってそうでなければ、一介の小娘が『天通鳥』なんて呼ばれるようになるものか。己をなげうつようにしてシェパに尽くし、誰かのために壊れそうなほど吼えたりするものか。


 そんな、馬鹿で真っ直ぐでお人好しなオーリだからこそ、ラトニは好きになったのだ。

 愚かしいほどの温もりに、心を救われて恋をしたのだ。


「どんな手段を使っても、この手を離さないで欲しいと言わせてみせますから」


 切り捨てられない信念があるなら、その信念ごと抱え込んで欲しいと言わせてみせる。

 この手を離すくらいなら、潰れそうな重荷を共に背負って、不可能すら可能にして欲しいと縋らせてみせる。


「あなたが望む通りシェパに尽くし民に尽くし、それでも僕を選びたいと思わせてやります」


 柔らかな笑顔に、遥かな頂を仰ぎ見る冒険者のような決意を込めて、少女の唇を押さえる指先をそっと離す。

 数拍置いて少女が笑った。春の日差しに綻んだ花のような、生まれて初めて青空を見た雛鳥のような笑みだった。


「――うん。期待してるよ」


 共に歩み、成長したその先で。

 再び世界の殻を破る時を、彼らは待っている。


 つまりラトニは「全部捨てるから連れて逃げて」と言わせたい方針から、「今持ってるもの全部持ったまま、ラトニも欲しい」と言わせる方向にシフトチェンジ。オーリのためならどんな手使ってでも駆け上がる。


 オーリは「恋心」については、とりあえず突き詰めないことにしたようです。(精神)年齢差から生じる忌避感は別として、やっぱり別離エンドが決定してる以上、そこんとこ突っ込んでも双方幸せになれないと判断した。

 て言うか、想いがあると分かったらラトニが突っ込んでくる予感がしてるから、思わせぶりなことは言えない。「お嫁に行った後も友達」と「お嫁に行くまで恋人」だったら、後者の方がダメージでかいし不誠実だなあと思ってる。


 イレーナは、オーリがラトニと関わるようになった当初「あんたらの関係には基本ノータッチですよ」みたいな顔してたけど、実はこっそりラトニのことを色々調べてたらしい。

 ラトニに悪意があると判明したら、オーリにバレないように排除するくらいはやってた。打算もあるし互いの領域は守るけど、それはそれとして義理には篤い子です。


 ちなみに今回のハイライトは、ラトニと適度に会話して適度に毒吐かせて、サラの刺客やオーリと遭遇から即最終手段に至らない程度にガス抜きしといてくれたゼファカ君。



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