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書記係の憂鬱  作者: Eleven
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学院

「学院」

500年前に複数の国によって設立されたアセンディア大陸の最高学府。


入学可能な年齢は7歳から。しかし学院への入学自体が難しく、学院で学ぶことさえ出来ればその先の人生は約束され、輝かしいものとなると言われている。

事実、数多くの優秀な人材を輩出している。学問に限らず、政治、商売、軍事など幅広く門戸を開いている。教えを請う側が選びぬかれた者たちならば、教える側もまた選ばれた者たちだ。

その道の一流ものたちが集っている。

そんな誰もが憧れ、尊敬する学院で学院に入学した時から憂鬱になっている者がいた。


これはその者の悲喜こもごもな物語。



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