第七歩 裏
髪が短くなった彼女。
2人はまだ気付きません。
いつ、気付くの?(知るか)
姫はすくすくと育ち、あっという間に美しい女性になりました。
国に住む妖怪とゆう妖怪が見惚れるほどの美貌を持つ彼女は後に――――――――殺されてしまいました。
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ドサッ・・・
冷無は持っていたジャンプを畳に落とした。
いや、正確には、驚きのあまり手の力が抜けた と、言おうか。
「冷無・・・!」
未外が助けてサインを出した。
ヤバイよこの人、気が動転してる!
アイコンタクトで冷無に言う。
あぁ?!ジャンプ貸せって、今言うかよ!?
伝わってねぇよお前ら。
そんなこんなだが、冷無は切り出した。
「お、おい。ネェちゃんよォ・・・てめぇの事助けてくれたヤツに対してそりゃねーんじゃねーの?」
「・・・・・・・」
しばらく沈黙が続いた。
そして、殺気を放っていた美貌がナイフの様な刀を下ろし、口を開いた。
未外がその横で安堵の溜息を漏らしている時に。
「――――助けた・・・?私のこと・・・を・・・・・?」
一言で言える。
美声だ――――――と。
冷無は、自分の心臓が尋常じゃない早さで動くのが分かった。
未外も同様にだ。
「あぁ。そ、そそそ、そうだよ。」
冷無の声は震えていた。
「そう・・・なの・・・・。ごめんなさい。私、てっきり―――−−−−」
「?」
彼女は、下に目をやり、うつむいた。
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殺された姫には、兄・母・父の3人の肉親がいましたが・・・・
皆、離ればなれになってしまいました。
それから40年後――――――姫の生肝が隠されました。
テンション低いです。
周りがうるさいからか・・・?
でも、小説内ではテンショ高いっスね。