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第六歩 表裏

目を覚ました彼女が起こした騒動とは?


人間が住む国、地球。

いや、人間界。

その人間界と丁度重なるかの様に存在する空間、人間以外の生き物が住まう空間、魔界。

魔界には妖怪がウジャウジャと生存し、支配していました。

ある日その国に、それは美しい、珠のようなお姫様が生まれました。

その、姫の名は―――――――――------。

****************************************************************

「ん・・・ぅ・・・・・・」

未外みんがいの気配に感づいたのか、光の如き寝顔は、薄っすらと瞼を開いた。

宝石みたいな青い瞳。

虚ろ気に天井だけを、見つめた。

 ガタッッ!

大きな物音が、無音だった部屋を一気ににぎやかにする。

「痛ぅ〜・・・何でこんなとこに椅子が・・・」

未外だ。

呆けた未外がふらついた拍子に足を躓かせたのだ。

その物音にビクッ と体を跳ね上げた彼女は、未外の事を少しの間だけ、見つめた。

「あっ・・・!お、お早うございま―――――ひぃっっ!!!!!」

裏声で悲鳴が上がった。

これもまた、未外のモノだ。

数秒前まではクッキリとしていた青い目が、鋭く殺気を放つ。

未外の首元には彼女の構える、ナイフの様に変形した刀が突きつけられた。

「あ、あの・・・・す、すすすすみません。でも、ほ、ほら出会いがしらに人殺しはマズイと思うんですよぉ。

 お互い未来が広大に広がっているのに、その・・・こ、ここで駄目にしちゃうのも難だと・・・・。

 そ、それにホラ!お、俺・・・あの、て、寺の住職だから殺したりしたらバチが当たるかも・・・・・・ひぎゃぁっ!!」

恐怖のあまり、理解不能な言動を繰り返す。

その間、さらに強く刀を喉に押し当てられ、再度悲鳴を上げた。

そこに・・・

「んだ、うっせーなー・・・・。ジャンプ貸さねーぞ?」

悲鳴に気付いた冷無れいむが、居間から客室まで来たのだ。

「れ、冷無っ!!!」

嬉さと恐怖心が混ざった叫び声だった。

作中にジャンプが出てくる訳・・・・・プロフィール

を御覧下さい。

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