第十七歩 髪型
3人揃って
色空
です。。。
空を見上げた。
ヒトスジの光が流れた。
どうしようもなくたちつくした それしかできなかった
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外は、もう真暗。
今現在の時刻、AM2:34。
グデングデンに酔っ払った仲間達を見て、唯一正常な彼は思う訳だ。
「・・・誰が片付けると思ってんだコラァ・・・」
未外は、飲明かした一升瓶や床に散乱した食器など、その他諸々の残骸の中で
呆然とその光景を見渡していた。
遠くから見ると、未外がゴミ置き場の帝王にも見える。
「ったく・・・皆自分勝手なんだから・・・」
溜息を繰り返しながら、未外はガチャガチャと食器やらなんやらを片付け始めた。
未だに、耳に付く大きな鼾は止まない。
まるでゴジ○に出て来る怪物のような声だ。
「だぁ〜もうっ! やってらんねーよ・・・」
ガクンと肩を落とし、未外は己の全体重を近くにあった椅子へと預けた。
「・・・・・・・・ん・・・?」
未外、起床。
「ヤッベ・・・あのまま・・・寝ちゃっ・・・!?」
未外、驚愕。
そりゃそうさ。
「・・・なんで?」
寝る前まで、あんなに散らかっていたはずの居間に、塵一つ残っていないのだから。
「おはよー未外くん」
後方から女性の声がする。
振り返ると、其処には・・・・。
「・・・・どうしたの?
未外くん?」
ポニーテールでエプロン姿の雪姫が、洗濯物を畳んでいる。
「い・・・いえ・・・
あの・・・雪姫さんこそ・・・
どうして・・・?」
雪姫は一瞬、キョトン顔。
でもすぐに質問の意味を理解し、言った。
「未外くんが寝てるからって、太刀気くんと2人で
手分けして家事してんの♪
案外いい所あるのねw
太刀気くんて」
クスクス笑いながら、洗濯物を畳む雪姫。
そこへ、
「なぁ雪姫ぇ〜、お、終わった・・・ぞ・・・」
弱弱しい呼びかけが。
冷無だ。
「さ、さすがに・・・50人分部屋掃除はキツイ・・・
あぁ、未外 起きたのか・・・」
グロッキー状態の彼は、床に座り込んだ。
「・・・・お疲れ様」
未外は今一状況が理解出来ていないようだ。
何で、あの冷無が家事手伝ってんの?
とか。 色々。
まぁ・・・深くは考えないでおいた。
そんで、3人がなんらかの会話をしている最中。
ピ〜ロリ〜タン♪
何とも言えない不可思議な呼び鈴・・・もとい、チャイムが響いた。
実を言えばこのチャイム、冷無がぶっ壊したのが原因で変な音が出る
ようになってしまったとか。。。
「あ、誰か来た」
「私出るよ」
「いい、いい
俺が出るからさ 2人は居ていいよ」
せめてものお返しを。
未外はそう思い、玄関へ向かった。
「・・・・なんや、居らんのかいな?
誰かぁ〜 出て来てや〜」
玄関先で男の声が聞こえてくる。
「あ〜すいません! 遅れちゃって!
あの、ご用件は・・・?」
ゼェゼェ息を乱す未外。
「用件?
せやな、姫ちゃん居る?」
淡々と、軽い口調で男が言った。
「・・・ひ、姫ちゃん?」
姫ちゃんて・・・・誰?
未外は正直にこう想った。
更新遅れスマソ。
期末近いので、次の更新が何時になるか・・・。
中学生はなんやかんやで忙しくなる。