第十五歩 ツッコミレベル・1
うるさいです。
私は夏がきらい
俺はセロリが好き
俺は・・・この場所が、好き。
いつかおわる このじかん
たいせつに もっていたい
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『ごちそうさまでしたぁ〜』
「お・・・御粗末様・・・」
門下生20人
ヤクザ組員30人
俺 1人
冷無 1人
+ 雪姫さん ・・・1人?
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計 53人
食事終了いたしました。
現在PM8:15
未外は後片付けを・・・・・・って、待てぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
「だから!
おかしいって!
何・おいしかった〜・的なリアクションしてんの?!
皆!!」
未外が喉を震わせる。
「何だ未外、てんどんか?
今の時代な、てんどんだけじゃ笑いは取れねーぞ?」
「誰がお笑い目指しとるかっ!!」
「あっ!てめぇ、笑いモンの人に失礼だろーが!」
「知るかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
お前のその、笑いモンと言う表現の方がよっぽど失礼だろーがぁぁぁぁ!!!」
夜の空裏心道寺は賑やかです。
あ、いや、そーゆーんじゃなくて。
「つか、雪姫さんにしても何くつろいで・・・って何してんだお前ぇぇぇぇ!!!」
「ん?なにって?」
雪姫は、悪気無さそーな顔つきで、パフェを頬張っていた。
「なに?じゃなくて!それですよソレ!チョコパフェ!!」
「あぁこれ?手作り。」
「手作り。じゃねーよ!
この家の何所にパフェを作るに最適な材料あった?!」
未外は荒れまくりだ。
まぁ、ツッコミ隊長だから仕方ない。
「あ、そう言えば雪姫さん。
雪姫さんって、どこの生まれスか?」
ヤクザの1人が切り出した。
そのヤクザさんの名は・・・!
っていらないか。面倒だし。
「私?私は・・・ねぇ・・・」
何と無く苦しそうに言葉を詰まらせる雪姫に未外は気付いた。
(そっか・・・雪姫さん、あんまり口外したくないのかも・・・・)と。
「ねぇ・・みん・・・」
皆、雪姫さんはしゃべりたくないんだ
言いかけると・・・。
「私は、魔界出身」
さらり 秘密を自分から暴いちゃいました♪
「ええぇぇぇええぇぇぇぇえぇぇぇ?!!」
今まで、散々口を閉ざしてたのに!
俺らにな〜んも教えてくんなかったのに!
未外は絶叫し、目を向いた。
「え?雪姫さん?!お、俺てっきりそれタブーかと・・・」
「いや、そんな事ないけど・・・なんで?」
キョトンとした顔で問いてくる。
「い、いえ・・・あのぉ・・・それなら、教えてくれたっていいじゃないですか。」
「あぁ・・・いいけど。」
すんなりOKをくれた雪姫。
「え?何を何を??」
皆が寄ってきた。
そんな中、
え・・・?じゃぁ、何でこれまで明かさなかったの?
読者飽きちゃうじゃないか・・・。
未外は汗をかく。
なんか・・・すいません読者の皆さん。
みたいな事を思いながら。
未外うるせぇー。。。
でもそんな貴様が好きさ。