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プロローグ
ここは何処だ。
森の整地に来ていたはずなのに、一緒に居た仲間達の姿が消えて仕舞った。
石造りの広い通路に一人ぽつんと立っている。
ここは地力が濃いな。こんな場所は魔獣が出る。危ないから早く出口を探さなければ。
通路の奥から何か来た。
ネズミか?いやウサギだ。角ウサギか。これなら簡単に倒せる。
土魔法で槍を作り手に持って、ウサギをなぎ払い気を失ったウサギにとどめを刺すと。
ウサギは毛皮と魔石を残して消えて仕舞った。
「なんだこれは!」
それからは度々魔獣に遭遇して行く。
出口は何処だ。ここから出るにはどうしたら良いんだ。魔法袋の中には運良く食べ物も入っているが、魔獣の肉が食えないのなら、あっという間に食い物が無くなってしまう。
俺は死んで仕舞うのか?
一生ここから出られないのだろうか。