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-9- 豆電球

 仏壇の中の燈明の豆電球が片方、暗いのに気づいた鹿島は一瞬、おやっ! と思った。なんだ、切れたのか…と電球が切れたことを次の瞬間、鹿島は知った。さてそうなれば、次にどうするか? である。まず、鹿島は切れた電球を燈明のソケットから外すことにした。豆電球は12V2Wと小さく記されていた。さて、同じ豆電球の予備があったかな? と、次の瞬間、鹿島は巡った。家の中の二ヶ所に豆電球の予備を収納した記憶があったから、その二ヶ所を順々に調べることにした。だがその結果、一ヶ所には無く、もう一ヶ所にはあったものの懐中電灯用の豆電球で適合しなかった。鹿島は、仕方がない、買いに出るか…と、市販品を買い求めることにして家を出た。

 市販店で豆電球は展示販売されていた。ところが最初の店では18V2Wしかなく、外して持って出た豆電球と大きさも同じだから、まあ、大丈夫だろう…と、うっかり買い求めることにした。ところが、である。家に戻り、ソケットに装着して点けると、灯ることは灯ったが、明るさがもう片方より少し暗かった。最初は、まあ、点いたからいいか…という気分で、鹿島は一端、付け換え作業を終えることにした。

 しばらく時が経ったが、鹿島は、やはり片方が暗いことが気になった。別の店へ行ってみるか…と、鹿島はふたたび別の店で市販品を買い求めることにし、家を出た。すると、上手くしたもので、別の店には12V2Wの豆電球があったのである。よかった、よかった…という気分で買い求め、家へ戻って点けると、燈明の左右とも同じ明るさで灯った。よかった、よかった…という気分に加え、さらによかった…という気分が鹿島の心に灯った。同じじゃないとダメだな…と、鹿島はうっかり購入した豆電球のミスを反省した。そして、予備も買っておいた方がいいか…と、切れたときのことを思った。鹿島は次の日、同じ予備の豆電球をあった店で買い求めて仏壇へ収納し、やれやれ…と一件落着気分で安堵した。

 豆電球の買い替えは同等品を購入していい場合もありますが、うっかり適合しないこともあり得ますから、適合の確認が必要ですね。それにしても、12V2W豆電球の方が18V2W電球より明るいのが不思議といえば不思議です。^^


                   完

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