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-80- 録画

 最近は便利になったから様々な機能を駆使して不可能なことを可能にすることが出来るようになっている。ただ、その機能を駆使するには、うっかりミスは許されない。

 尾中には、どうしても見たい番組があった。ただ、その時間には診察があり、多くの患者を診る必要があった。録画という方法があるじゃないか…と尾中は思わずニンマリ(わら)った。診察を終えあとで観るというのも楽しいものだ。そうした心理もあってか、その日の診察は(こと)(ほか)楽しい気分で推移した。ところが、である。診察を終え、自宅に帰宅し、ひとっ風呂浴びて美味いビルを飲みながら録画したテレビを観ようとしたが画面には他の番組が映し出されたのである。よくよく調べてみると、録画時間前に大地震があり、尾中が観たかった番組は別の日に順延されたのである。(さかな)を摘まみながら美味い生ビールを飲んでも、画面が悲惨な地震被害の中継では少しも楽しくない。それどころかテンションが下がるだけだ。尾中は疲れもあってか生ビールを飲み終えると、早々と眠ることにした。悪いニュスを忘れたい…という気分もあったが、うっかり録画は出来んな…という気分も含まれていた。

 うっかり録画されていないこともありますから、レコーダーの操作と機能には十分、心して下さい。^^


                   完

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