78/100
-78- 国のために
人類のために・・という究極の目的を忘れ、国のために…という発想のもとに、うっかり政治使命を忘れれば、ホニャララというようなことになる。^^ ホニャララはホニャララについては、皆さんのご想像にお任せ致します。^^
草が繁茂する田畑に変わり果て、地力は衰えていった。そんな荒れ地を眼下にしながら、上宮は溜息を一つ吐いた。上宮の脳裏に巡るのは黄色い花の咲く春の菜種畑だった。国のために…という政治が損なわれ、いつの間にか国会のために…という永田町の論理に左右されるじだいへと変貌していた。草だらけの田では、いい政治は実らないだろうに…と、上宮はしみじみ思った。歩行者と自転車しか通らなかった道が肥え太り、車やオ-トバイが罷り通る時代である。こんな社会は長続きするのだろうか…と思いながら、上宮は人形劇の平家物語を観ることにした。
国のために…という発想で、人類が滅亡しないことを祈るのみです。^^
完




