表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/100

-7- 72才の別れ

 今日で72才の別れか…確か、こんな曲があったな…と、梅木はふと、思った。昭和40年代のフォーク全盛時代に流行った、とある曲を思い出したのである。この時代に青年時代を送った人々が知らない者がない有名曲である。そう! ♪22才の別れ♪だ。^^

『一週間前は♪なごり雪♪が降ってたが、俺も今日で72才の別れか…』

 梅木はポカポカ陽気の空気を吸いながら、また年を増やすのかと、テンションを下げた。子供の頃は年が増えて嬉しかったことに比べ、今はその逆だった。もう年はいらない…とは思ったが、作品をもっと残したい…とも思えた。その後、俺は五十年、いったい何をやってたんだ…と自戒した。人生をうっかり、忘れていたのである。^^

『ははは…もう遅いな』

 梅木は(うつ)ろに(わら)った。

 うっかり、人生を忘れる… ^^ 梅木さん、あなたは大物です。^^


                   完

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ