-23- 無理
必死にやるのはいいが、うっかりして無理をし過ぎて寝込む・・なんてことにでもなれば、元も子もない。元も子もないと、どうして言われるようになったのか? は、今もっか、検索中です^^
川山は残業で無理をし過ぎ、寝込むことになった。ノルマの一週間分[7]を片づけてしまおうと頑張り片づけたまではよかったのだが、寝込んで十日[10]休むことになった。結果、[7-10=-3]という体たらくな結果を出しまった。川山はうっかりして、自身の体調管理を甘く見過ぎたのだ。万全を考えるならば、無理しない程度に頑張る術を事前に考慮しなければならなかったのである。
「川山君、大丈夫かね…」
「あっ、課長! 態々(わざわざ)、有難うございます…」
病室へ見舞いに訪れた課長の三崎にそう言われ、川山は畏れ入った。
「具合はどうだね? 無理せんでいいから仕事のことは忘れ、体調が戻るまでゆっくり休みなさい…」
「はあ、有難うございます。先生の話では、あと数日すれば退院できるようです」
「そうかっ! そりゃよかった…」
笑顔でそう言われ、川山は、ふたたび畏れ入った。
頑張るのもいいですが、無理をせず自己管理をうっかり忘れないことも大切なようです。^^
完




