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第11話 同盟

 王女様から提案された『同盟』を結ぶという提案……私はこれをどう受け止めるべきだろうか。


 とは言え、まだ詳しい話も何も聞いていないんだ。仮に同盟を結んだとして、具体的には何をするのか。その辺りを聞かない事には判断のしようもない。


「その、同盟について詳しくうかがってもいいですか?」


「もちろんだともっ。では早速――」


「あの、その前にちゃんと話し合いをする準備をしてもいいですか?」


「ん、準備?」


「このまま立ち話も疲れますし、お客様をこんな感じでお出迎えするのも不本意なのでちゃんと腰を落ち着けて話し合いが出来るようにと思いまして。すぐに用意できるので、少し待ってください」


「別に私はこのままでも構わないぞ? これでも騎士だからな、たかだか二、三時間ぐらい立ちっぱなしでも問題無い」


「いえ、ホントにすぐ終わりますから――」


 王女様本人は気にしていないのかもしれないけど、一国の王女にこんな対応をしたとあっては後が怖い。それにこの人達は侵入者じゃない、このダンジョンの初めてのお客様だ。ついでに数日ぶりに遭遇した久方ぶりの人類でもある。話し合いをするのであれば、折角なのでちゃんとおもてなしをしたい。


 まあ色々あり過ぎて疲れたから座りたいって、私が思っているのも多少はあるんだけど。でも、このまま話し合いを続けるのもなあーと思っていたのも本当である。


 という訳で、急ぎで一国の王族を招き入れることが出来る部屋を用意する必要ができた。般人の学生として暮らし、王族だの貴族だのとは縁の無い生活を送っていた私にそれが出来るのか。


 しかし、慌てる必要は無い。ここ数日新しいダンジョンの設計図を描く傍らで色々とダンジョンマスターの力についても調べていた私はそれなりにこの力を習熟していた。その中で、今回の条件に利用できそうなダンジョンマスターの力に当たりがある。


 それは、ダンジョンの中に設置物(オブジェクト)を配置する力。このオブジェクトというのが中々多岐に渡っており、例えば街中にあるような噴水や街灯なんか。大きいのだと湖とか樹々なんかも環境設定とは別で設置することが出来る。そんなオブジェクトの中には建築物という項目も存在していた。ざっと見た限りだけど、洋風、和風、中華風、現代建築から古代様式のものまで一口に建築物といっても本当に多くの種類があった。


 その中でも今回は、洋風のお屋敷を使う。日本家屋の畳部屋とか、オフィスビル的な会議室も考えたけど、さすがにそっちは馴染みな無さ過ぎて王女様たちが落ち着かないかなと思って止めておいた。顔立ちもそうだし、来ている服装とかも西洋な感じだし。恐らくだけど、そっちと似たような文化なんじゃないかと判断した。


 ただし、いくら何でもお屋敷丸々一つを出す訳では無い。というか現状の残存DPでそんなの出せる訳も無い。じゃあどうするかというと、お屋敷にある部屋のデザインだけを流用するのだ。ほとんどコピペである。そうすれば家を丸ごと出すよりもずっとDPが安くなるのだ。


 内装や家具の配置など、そのデータだけを抜き出してそれを新しいダンジョンの広間として登録する。作る場所は今いる第一階層のこの広間の隣。ちょうど私から見て右手に扉を作って、その中を部屋にするように第一階層の設計図に手を加える――よし、これで良さそうかな。後は……


「あの、皆さん」


「ん、準備が出来たのか?」


「はい、お待たせしました。今からそっち側の壁に入り口を作るので、少し離れていてください」


 今回はちゃんと予告してからダンジョンを改築する。


 すると、私から見て右手、王女様たちから見て左手の壁に変化が現れる。こうしてダンジョンの変化を見るのは初めてだったから、私も王女様たち同様にその光景をじっと見てしまった。


 まず何も無かったはずの壁に四角形の綺麗な亀裂が入った。亀裂といっていいのか分からないけど、とにかく長方形の形に切り抜かれるように線が引かれたのだ。そしてその線の内側が徐々に石の壁から、金属質な見た目に変化していき更に何かの植物を模したような意匠が浮き出てきた。その間、変化が始まってからほんの五秒も無かったと思う。本当にすーっとその場所だけ入れ替わるようにして変わってしまった。


 そんな変化が終わると、あっという間にそこには扉が出現していた。


「ほぅ……これは何とも、不思議な光景だった。もう入っても大丈夫なのか?」


「完成したので、もう入れます。今開けますね」


 扉を開けると、まず視界に入って来たのは落ち着きのあるブラウン基調の部屋だった。部屋の広さとしては今回は私を含めると五人が入るので、それなりに広めの部屋を選んだつもりだったけど……実際に目にすると、思った以上に広かった。家具などを置くとひょっとすると手狭になるんじゃないかとも思ったけど、全然そんなこと無い。まあ置かれているのはテーブル、ソファ、壁際に棚が幾つかとそんなに数多くは無いんだけど。


「どうですか? 何か変なところとかありませんか?」


 念のため、王女様にそう聞いてみる。もし気に入らない何かがあったら失礼になっちゃうし。

 

 しかしそんな心配は杞憂だったようで、王女様から返って来たのは賞賛の言葉だった。


「いや、十分だ。むしろあの短時間でこれほどのものを用意できる方に驚いているぐらいだぞ。あまり華美な装飾が無いところも、私好みの部屋だ。うん、気に入った」


「なら、良かったです」


 内心でほっとしつつ、なるべくそれを表に出さないよう普通に話す。


「しかし、これは今回は使えないな」


「……えっ?」


「ああ、何も悪い意味じゃない。むしろこちらの想像以上に良い物を用意されてしまったのが、なあ。ほら、貴方はともかく私達は全員鎧を着ているだろう? このままあの椅子に座ったり身体がぶつかったりすれば家具を傷付けてしまう。それではお互いに心苦しくなってしまうだろう」


「あっ……」


「鎧を脱げば済む話なんだが、これは着るのも脱ぐのも一苦労でな。それにアリサ殿を信用しない訳じゃ無いが、やはり周りを魔物に囲まれた中で鎧を脱ぐのは気が進まない。そんな訳でこの部屋を使うのは遠慮したい。折角用意して貰ったのに、こちらの我儘ですまないな」


「……いえ、私の配慮が足らなかったので。気にしないでください」


 そっか、そういうことも気にする必要があったんだね。相手が王族だから取り合えず高級そうな感じのデザインにしておけばいいっていうのは、浅はか過ぎだったかな……


 傷とか気にしなくていいからっちの部屋使いましょう、とは言えなかった。

 すると、やっぱりこのまま話そうと王女様が提案したので、何とかそれを止めて今度こそともう一度準備をする。ただし今度は部屋を作るとかじゃなくて、座って話せるように椅子とテーブルをこの場に出すだけに留めた。よく考えれば最初からこれでも良かったかもと思いもした。


 用意したのは背もたれとかアームレストとかも無い、ただ座れるだけの椅子だ。それとテーブルの上に少しお高めのお茶とお茶菓子を用意して準備完了。


「手間をかけたな、感謝する」


「私が好きでやったことなので。あ、お茶とお茶菓子は自由に食べて下さいね。無くなってもすぐに補充できるので」


「では、遠慮なく頂くとしよう」


 王女様がカップを口に運んだところで、そういえば毒見とかは大丈夫なのかなとふと思った。身分の高い人なら毒見役がいてその後に手を付けるイメージがあったからだ。けれど、周りの騎士の人たちは特に気にした様子も止めるような気配も無かった。


 もしかしたら私に気を遣われているのかもしれないと思って、王女様が飲む直前に気にしないように言ってみた。


「あの、毒見とかって……」


「ん? ああ、私には毒は効かないからな。必要ないんだ」


「毒が、効かない?」


「ああ。これでも王族の一員だからな。毒を無効化するアイテムは身に着けている。まあもっとも、アリサ殿が毒を盛るなんて心配はしていなかったがな」


 そう言ってはははっと笑う王女様。言われてみれば作成できるアイテムの中にも色々な特殊効果を持つものがあったのを思い出す。確かに王族ならそこら辺の対策もしているのは当然なのかもしれない。でもその時に見た特殊効果を持つアイテムって、結構なお値段がした気がする……やっぱり、さすがは王族ってことなんだろう。


「さて、落ち着いたところで――さっきの話の続きをするか」


「あ、はいっ。それで、えっと、同盟を結ぶって具体的にはどうするんですか?」


「そうだな。同盟といっても何か敵を倒す為という軍事的なものじゃない。形としては商業的な同盟になるな。こちらからの要求としては、ダンジョンで出土される装備、アイテム類の購入権が欲しい。もちろん適正価格でだぞ?」


「…………えっと、それだけですか?」


「どういうことだ?」


「いえ、その、わざわざダンジョンマスターと交渉がしたいってお話だったので。なにか、もっとこう凄い要求でも飛んでくるんじゃないかと思ってました」


 もちろん王女様が要求したことについては、何となく予想はしていた。けれど同時に、他にも何か。少なくとも私には思いつかないようなトンデモない要求も飛んでくるんじゃないかとも懸念していた。だから王女様からそれ以上の要求が無かったことに拍子抜けしてしまったのである。


 すると、そんな私の言葉を聞いた王女様は、何を言っているんだコイツは?と言いたげに眉をしかめた。


「アリサ殿。ダンジョンマスターと直接の取引が出来ることがどれだけ魅力的だと思っている?」


「え~と……」


「その様子だと微妙なようだな。いいか?――――まず、ダンジョンマスターと交渉しようなどと考える馬鹿は基本的にいない」


 ……それは自分で自分を馬鹿だと言っているようなものなんですけど?


 私が全く想像していなかった言葉に呆然とするが、そんなことお構いなしに王女様は話を続ける。


「そもそもだな。我々だってダンジョンマスターと交渉が出来るなんて思ってここに来た訳じゃないんだ。むしろダンジョンマスターと接触出来た場合の想定なんて、本当についで程度にしか考えていなかった。何故なら、ダンジョンマスターは滅多に表には出てこない上に、出てきたとして言葉が通じるとは限らないからな」


 言ってる意味がいまいち分からなかったので、まずはその部分について詳細を聞くことにした。


 簡単に言えば、ダンジョンマスターとはツチノコなのだ。実際にいるのかどうか分からない、いやいる事は分かっているけどその姿を見た者はほとんどいないということである。もはや幻の存在のような扱いだ。


 そんな話聞いて無い、と思ったところでそう言えばケルビムに聞いたのはこの世界におけるダンジョンの扱いの方で、ダンジョンマスターがどんな存在なのかはほとんど聞いていなかったと気付いた。せいぜい、世界的に見てもダンジョンマスターは数が少ないって情報ぐらい。


 ゆえに、誰かが「ダンジョンマスターに会った!」なんて吹聴しようものなら大抵の場合は笑いものにされるらしい。むしろ酒に酔った冒険者の間の常套句的なジョークとして浸透しているんだとか。


 いや、本当にそんな話知らない…………


「だからこそ、ダンジョンマスターと直接取引をするという事は大きなメリットなのだ。何せ交渉次第ではこちらの望むアイテムが自由に手に入るんだからな。普通は目的のものを探してダンジョン中を歩き回るか、そもそも先に取られて既に無い可能性だってある。それを考慮すれば、ほら。もの凄いメリットだろう?」


「た、確かに……」


「ゆえに、こっちから提示する要求としてはこれで十分過ぎるぐらいだ。まさか冗談半分で話し合ったこの条件をダンジョンマスターの前で口にするなんて思わなかった。きっとこれを聞けば父上、国王も腰を抜かすだろうな!」


 そう快活な声で王女様は言った。


「それで、アリサ殿は仮に同盟を結んだとしてこちらに何を望む? お互いの欲するところを確認する上で、アリサ殿が何を欲するのかは知っておきたい。それが私達に実現可能な願いかどうかを含めてな」


「そう、ですね…………」


 王女様から聞かれたことについて考えてみる。


 まず、この同盟の相手が素性の知れない怪しい集団ではなく歴とした一つの国であることを念頭におくべきだろう。それはつまり、私からの要求に対する許容度がかなり深いことが予想される。それに要求を言うだけならタダなのだ。しっかり考えた上で、今の私に必要な事柄を提示した方がいい。

 

 じゃあ、今私が最も必要としているものは何なのかを考えたとき……それはやはりDPだった。


 忘れてはいけないのは、私がこの世界にやって来た目的は地球のある世界からこっちに流れてきた廃棄物とそれによって汚染された土地を何とかすること。こっちの世界のものじゃないからこそ現地民には対処が難しく、大元の世界の住人である私達が送り込まれることになったのだ。それを踏まえると、直接的に廃棄物関連への協力をお願いするのはあまり良い手ではないと思う。つまり、要求するなら間接的にそっちの問題解決への前進に繋がることがいい。


 と考えると、私がこの世界に来るときに授けられた力であるダンジョンマスター、これをフル活用する為のDPが今の私にとって最も必要なものだという結論に至った。


 仮にこれを主軸に要求を考えたとき、DPの確保の仕方は主に二通り。ダンジョンに生物が滞在するか、ダンジョンで生物が死亡するかのどちらか。


 さすがに後者の方は物騒過ぎる……


 こんなことをお願いしようものなら、私がいわれなき蛮族認定も待った無しだろう。ということは、前者であるダンジョンに生物が滞在するという方向性になる。シンプルに毎日決まった人数を決まった時間だけダンジョンの中に滞在させることをお願いする? それが出来れば安定したDPの確保に繋がる。けれど、場所が場所だ。こんな僻地まで毎日人を来させるのは、正直言って申し訳なく感じてしまう。


 ならいっそのこと、人を来させるんじゃなくてダンジョンそのものを移動するのはどうだろうか? 

 例えば、きっとこの国で一番人が多いだろう王都にダンジョンを置いて人を招きやすくするとか。それなら人の移動とかも気にしなくていいし、ここにいるよりもずっと人の出入りが多くなってより多くのDPが回収できるかもしれない。


 …………いや、待てよ。そもそもダンジョンが出現したってことが、こっちの世界にとってはかなりの出来事なのだ。それが人の集まる王都に出現したなんてなったら、目立つことこの上ない。そうしたら、ケルビムが言っていたような変な気を起こすような連中が集まってくるかもしれない。


「う~ん…………」


「ふむ、急に言われても即答するのは難しいか」


「すみません。中々考えが纏まらなくて」


「いや、突然押しかけてきたのはこちらだからな。もし、何も思いつかないのではなく何かで迷っているようなら、よければ聞かせてくれないか? 多少は役に立てるかもしれない」


「……それって、交渉相手に言っていいんですか?」


「なに、構わないさ。お互い気持ちよく取引をしてこそ同盟を結ぶ意味があるだろう? それにこういうところで相談にのっておけば、貴方からの印象も良くなる。もちろん、下手にこちらに有利な条件に持っていこうなんてせせこましい真似はしないと約束する。最大限にアリサ殿の要求を汲めるように協力しよう」


「そうなんですか?…………じゃあ――」


 私はDPなど直接的な表現は避けて、ダンジョンに人が多く集まるようにしたいという感じで王女様に伝えた。このまま、この場所でダンジョンの運営を続けるか、それとも人が多く集まる場所にダンジョンを移転するかどうかなども含めて。ただし、廃棄物関連については伝えていない。今は伝えてもしょうがないと思ったから省かせてもらった。


「――なるほど……いいんじゃないか? 王都にダンジョンを作るのは良い考えだと思うぞ」


「でも、それだとダンジョンに敵対的な考えを持った人も集まってきそうで」


「それは何処だろうと一緒だ。どうせこのダンジョンが発見されたと公になれば、邪な考えを持った連中は何もしなくても集まって来る。それに敵対的と言われれば違うが、私達だってダンジョンを利用してやろうという考えを持って近づいたのは同じだぞ」


「それは……」


「それこそ、ダンジョンマスターの力でどうにかならないのか? ダンジョンへの立ち入りに制限を付けるとか、素性を検査するアイテムは私も聞いたことがある。その辺りを上手く使えないか?」


「……」


 立ち入りに制限を付ける……その言葉は、私にとって目から鱗だった。何せ、私は基本的に来る者拒まず、去る者追わずという方針だったから。


 残念ながら何者かの立ち入りを制限するような機能そのものは、ダンジョンには備わっていない。しかし王女様が言ったような素性を調べるような機能なら備わっていた。というか、それがあったからこそ、私はこの人達が間違いなくヴルムリント王国の王女様と騎士達であると確信を持ったのだから。


「それを使えば入場制限とはいかないまでも、怪しい所属の人間を見つけることは出来るかもしれない。例えばそれで怪しい奴を見つけたら監視を付けて、妙なことをした瞬間にダンジョンの外に放り出すとか……いや、それなら他の機能を組み合わせて入場制限も作れるかも? 両方とも(トラップ)の中に使えそうなのが幾つかあった様な気が……」


「アリサ殿?」


「――」


「お~い、アリサ殿!」


「…………え、はい!? 何ですか?」


「いや、急に独り言を呟き始めたから大丈夫かと思ってな。もしかして、何かいい考えでも思い付いたのか?」


「そう、ですね。上手くすれば、さっき言ったような問題も解決することが出来るかもしれません。まあ、まだ設計図も無くて実験も出来てない机上の空論状態ですけど…………あの、もし仮に上手くいったとして、本当に王都にダンジョンを作ってもいいんですか?」


「それがアリサ殿が同盟に求める条件ならば尊重しよう。まあ、ある程度の話し合いは必要だろうが端から否定されるようなことは無いはずだ」


「分かりました。あの、今日のところはここら辺でお開きにしてもらってもいいでしょうか? ちょっと今の思い付きを忘れない内に詰めたいので。出来れば明日また、来てもらえると嬉しいんですけど……?」


「問題無い。もう暫くはこちらでダンジョンの捜索を続ける余裕だったからな。二、三日ぐらいどうってことないぞ。じゃあ、私達も今日はこの辺で失礼するとしよう」


「ありがとうございますっ」


「ああ、今日は話せて良かった。ではまた明日、今日と同じぐらいの時間にお邪魔する。それじゃあな」


「はい、また明日」


 私はダンジョンから出ていく王女様たちを見送り、スケルトン達とスライムに第二階層の案内が出来ないことを謝罪してから自室に戻った。戻ってすぐに管理画面と紙とペンを用意して、さっきの考えを纏めつつそれが実行可能かを設計図を試作しながら試していく作業を始めた。そうして試行錯誤を繰り返しているとあっという間に時間は経過していった。

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