第28話 仲直り?
まだセーフ!まだセーフ!
現時刻23:50
次の日、俺は屋上で前の決闘の要求について、ネストに詰め寄っていた
「それで、一体いつになったら入れるのカナ?」
「あ、いいやそれはだなぁ、、、」
「はぁ、聞くが正直入れる要素はあるのか?」
「い、いや、、、、そのぉ、だなぁ」
「はっきり言え!入れるのか、入れないのか!」
中々答えないネストにイライラしてきた俺はそう強く言った
「は、入れるとは言っていた、だけど、、、」
「だけど?」
「君が試合で使ったあの魔道具を見せることが条件だって、、、」
「見せるだけでいいのか?」
「あ、あぁ、」
「ならなんで言わなかった?」
「知らないのか?学者達は物を解析することのできるスキルを持ってるんだ」
「成る程、どうやって?」
「教えなきゃ、ダメかい?」
「あぁ」
「わ、分かった、と言っても僕の話も聞いた話なんだけどね、、」
「それでもいい」
「分かったよ、聞いた話では魔力を流して構造を把握しているそうだ」
「それだけか?」
「俺はこれ以上何も知らないよ!」
「そうか、で、何処に行けばいいんだ?」
「今日の放課後に校長室横の談話室と聞いてるけど、行くのかい?」
「今更だが、何故心配する?お前にとって俺は不正に入学したクソ野郎だろ?」
「いや、あの、あの決闘の後、頭が冷えてさ、色々考えて見たんだけど、どう考えてもあんな実力の有る奴が、魔道具を使いこなす奴が不正に入学したわけ無いと思ってね、、、、」
「何かしらの不正行為をしたとかなんとか終わりに行ってなかったか?」
「あの後大鎧を直ぐ様調べたよ、だけど鎧をいじられた形跡は全くなかった、それに、たとえ不正をしてたとしても、誰にもそれがわからなかったら、それも実力だと思ったんだ」
「前のお前とは大違いだな、まぁぱっと見の印象でしか判断できないが」
「あの時の俺は勝利に溺れていたんだと思うよ、あの時はすまなかった」
「許さん」
「あぁ、それは分かってるよ、、だから
、何か俺に他に出来る事は無いか?」
「そうだなぁ、あ、」
「?」
「俺って今イジメにあってるだろ?」
「あぁ」
「それを辞めさせることの出来る生徒をさがしてくれ」
「分かったよ、後、部屋の件は学者達に伝えておくよ」
「分かった、ちゃんとやれよ」
俺がそういうとネストは屋上から姿を消した
それを確認した俺は葉巻に火をつけた




