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第15話 決闘 上

決闘日の早朝、俺は学園長から借りた大鎧を弄っていた


「何処かに動力源があるはず」


そう呟きながらいじくり回していた


(いくら高性能だろうと、基本的な部分は変わらないはずだ)


腕などの関節を狙えばいいのはわかっているがもしもの時もある


「みてくださいよ兄貴!あいつオンボロをいじくりまわしてますぜw」


「実に滑稽だな」


(うるせぇ、)


結局、動力源は見つからなかった、ただコックピットらしきところが見つかっただけに終わった


「モウヤダツカレタ、ネヨ」


そう言ってシュラングは眠った無論授業は欠席扱いとなった


武道場にて


周りからは大きな歓声が鳴り響き聞く話によると賭けが行われているらしい、内容は勿論決闘であるらしいが、ネストに賭けるものが多いらしい


「フィリップさん、準備をお願いします」


「分かりました」


そう言い俺はアイテムBOXからm82を取り出した


「準備できました」


「え?でも大鎧が、まさかそんなもので戦おうなんて、」


「いいですから、早く!」

教員の言葉を遮り、催促する


「降伏の時は降伏しますと叫んでください」

俺を哀れむような目を向け教員は言ってきた


「ネースート!ネースート!」


「さてと、上手くいくといいんだが」

作戦は単純、大鎧の関節を撃ち抜く、ただそれだけであるわざわざ面倒なことやりたくない、と言うのもあるのだが


「さてやってまいりましたネスト殿vs不正野郎今回の決闘をどうみますか?」


「無論、この勝負はネスト殿の勝ちでしょうな不正野郎にー」


そう熱烈に生徒の実況達は話していた


「不正野郎て、俺そこまで評判落ちてるのか、、、」


「まぁ、私も巻き添えくらってますがね」


「アイズバン?!いつからここに」


「そんなに関わってもいないのに呼び捨てとはいい度胸ね」


「あいや、すまん」


「というか勝てるの?大鎧も無しに」


「みんなして酷くない?」


「事実じゃない」


「あいやあれはだなぁ、」


「フィリップさん、そろそろです」


「わかった」


「m82?狙撃?装甲目標?」


非常に気になる言葉が聞こえたが、聞こうとする前に扉が開いてしまった


「では出てきてもらいましょう!まずは不正野郎だ!」


門が開き、俺は会場へ足を踏み入れたそしてその瞬間、、、、会場は爆笑の渦に包まれた


「何だあいつwww生身で出てきやがったぞwww」


「諦めたのかなww」


「何あれカッコつけてるつもり?キモいんですけどwww」


「ここまで爆笑されるとは思わなんだ」


「あーwさて、続いてはネスト殿の登場です!」


ネストが乗っているであろう大鎧が会場に足を踏み入れた時、会場は歓声で溢れた


「ネスト殿!そんな奴やっちまえ!」


「ネースート!ネースート!」


「キャー!ネスト様!」


「それでは両者!要求を!」

審判の教師がそう言った


「学園からの退学、及び教授達の研究への強制参加を要求する!」


(あー、あいつ教授どもの差し金なんやな、てか要求とか考えてないんだけどどうしよ)

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