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第13話 イジメ

「おい」


「いきなり何よ」


「お前のせいか?」


「何が?」


「イジメだよ、心当たりといえばお前しかいないんだが?」


「いやいやいや!私は何もしてないわよ!」


「本当か?」


「本当よ!私は嘘付くのが嫌いなの!あんたも知ってるでしょ?」


「んなこと知るかよ、んー」


「というかイジメの理由は特別入学生って言ったからに決まってるでしょ」


「なんでそれがイジメに繋がるんだ?扱いに大差はないだろ」


「そう言うことじゃないのよ、いい?この学園はね....」


そして色々なことがわかった、どうやら俺は、コネで入学したと言う噂が広がっているらしく、この学園ではしょっちゅうだと言う


「成る程なぁ、」


「私からもさっきの話の続きしてもいい?」


「あっハイドウゾ」


「なんで嘘つきがここに入ろうと思ったのよ」


「ちょっとあってな、ずっとこの学園にいる事はないと思う」


「?」


「じゃあな」


「ちょっと!」


まぁ、前の世界でもよくあったやつなのでほおっておく事にした、無論俺の行動に邪魔になるレベルなら報告するが


(さーてと、例の扉でも探しますか)


「おいそこのお前!」


「・・・・・・」


「聞いているのか!」


「はぁ、それでなんの御用ですかね?」


「決闘をしようじゃないか」


(?????????????????)


「は?」


(え、いなに言ってんだコイツ初対面の人に喧嘩って、失礼にも程があるだろ、いやまぁ俺も人の事いえないわけだが....)


「な、なんで?」


「聞いたぞ!どうやらコネで無理矢理入学したらしいな!」


「あいや、あれは誤解でね?」


「問答無用!明日の今、武道場で待つ!勿論来なかったら貴様は臆病者としてこの学園に広まるのだ!」


(イジメが酷くなると今後に支障が出る可能性が高くなるな、これでいじめてる奴らを抑圧出来ればお釣りはくるか、)


「わかった、やろう1つ質問いいか?」


「なんだ?」


「名前は?」



「我が名はネスト!それではな!」


(嵐みたいだったなぁ)


そう思いつつ、扉を探すのだった


「これかな?」

目の前にあったのは鉄で出来た扉で、いかにもという感じを醸し出している


「あ、計るものないじゃん、」


「何をしているんだね?」


「いや、この扉が気になりまして」


「大したものでもないさ、それより、決闘を受けたらしいな」


「そうですね」


「大鎧は持っているのか?」


「何ですかそれ」

初耳である


「大鎧を知らないのか?」


「はい」


「それならば、今のうちに辞退しておけ」


「何故ですか?」


「大鎧って言うのは、人を殺す為の兵器なんだよ」


「なんでそんなものを生徒が?」


「貴族だからに決まっているだろう」


(そういやそうだったな、貴族は戦争するもんなぁ、)


「とは言っても決闘は殺し合いではない、相手が戦闘不能になった時点で終了だ」


「基本的な大鎧の装甲は?」


「国にもよるがな、ここだと15mmだったかな」


「成る程、なら問題無いですね」


「何処がだ!15mmなんて生身の人間が貫けるわけないだろ!、いや、前例はなくはないがあれは、、」


「どうしました?」


「何でもない」


「それより、ルールを教えてもらえませんか?」



教室にて


「あの女例の特別入学生と仲がいいみたいですよ」


「いいじゃない、この私が直々に成敗してあげますわ」


「さすがはエクマス様」


数人の女子だけの教室にはかん高い笑い声が響いた


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