第9話 試験までの暇つぶし
「お前は何を言っているんだ(某格闘家風)」
(前半のウソつく奴が怪しいのはまだわかる、だがなんで勝負になるんだ?!)
「ほら!来なさいよ!」
(うーん、スタンガンはー、リーチてきに無理よな、ハッ!スタングレード!)
「ちょっちょっと待ってね(汗)」
「何よ、逃げるつもり?」
(スタングレードスタングレード・・あった)
ピンを抜いて、
「これやるよっ!」
「わぁぁ、なにこれ?」
「じゃあな」
(スタングレードの爆発音)
「後遺症残らないといいが」
その後俺は全速力で走った
「はぁ、はぁ、一応顔を隠せるものを入れておいてもらおうおこう、後防具とかも」
(着信音)
「おっ、タイミングいい」
「どうした?」
「スタングレードバレちゃったみたいですが大丈夫ですか?」
「まぁ、あいつ1人なら大丈夫だろ。それと頼みがあるんだが」
「はい」
「顔を隠せるものってあるか?」
「ありますよ、ショップの方にチェック入れておきますね」
「ありがとうな」
そう言いながらショップを見ると
「これ、武士とかがつけてるやつだよな?」
「はい」
そこには戦国時代の大将などがよくつけていた面具と、甲冑、そして長弓と刀(新刀かは不明)があった
「お前の趣味だろ」
「だけどいいじゃないですか!減るもんでもないんですし」
「だが金がかか、あれ?安くないか?」
「はい」
「なんでだ?」
「この世界への影響が少ないからです」
「つまりこれのお金の設定は世界への影響度で変わると」
「はい、そちらの方が少なくとも銃よりは影響は少ないので」
「成る程なぁ」
(刀だけでいいか)
そう思い、刀だけ入れたそれとサングラスを買おうと探していると
「ちょっと、なんでですか!」
「なんで俺にそんなに武士の格好をさせたがるんだ」
「見たいからですけど?」
「当たり前のように言わないで?」
「むー」
「ダメなものはダメ、んじゃあな」
「ちょっとまっt」
「はぁ、疲れるわぁ」
話しながら買ったサングラスを顔に付け、刀を下げた後、俺は街へと向かった
「うーむ、やっぱり見られるなぁ、古着屋とか無いかなぁ」
そう呟きながら歩いていると
「それっぽいのみっけ」
古着屋の様な所を見つけ、中に入った
「すみませーん」
「はーい」
適当な古着屋を手に取り、カウンターへと持っていく
「これください」
「はい、全部で小銀貨1枚ですね着ていかれるならあそこをお使い下さい」
「ちょっと聞きたいことがあるんだが」
「どうしました?」
「ここら辺で勇者パーティー捨てていったものって知りませんか?」
「わかりませんねぇ、ですが学園長さんなら何か知ってるかもしれませんが、何故それを?」
「いえ、噂で聞いただけですので、ですが何故学園長が?」
「ここの都市は珍しくてね?学園で位が高ければ高いほど権限があるのよ」
「成る程、そう言う事でしたか、ありがとうございます」
「いえいえ」
(これは一応探り入れてみるか)
そう思いながら、シュラングは宿を探すのだった




