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吸血姫として現実世界を生き抜くために  作者: らるにゃ
第一章 《吸血姫》 ユラ・ヴァン・アルギュロス・ロード 
3/38

No.1-2 「吸血姫との出会い」

 一本道だから迷うことはないが、舗装されていない凸凹の地面に躓いて転んだり、足の裏にスライムみたいなぬちょぬちょした感触を味わったりで、スキップするほど元気に進むことはできない。

 体内時計で10分ほど歩いたことで、ようやく景色に変化が訪れた。

 代り映えのしない、どんよりとした雰囲気から一変。

 太陽のような灯りで、洞窟を照らす水晶が壁になって道を二分割していた。

 その水晶の中に、ゲーム終盤で手に入るような豪華な装飾が施されている剣や杖、ドレス、鎧などが埋まっていた。


 それらの装備品に目を奪われながら、俺は二分割されている道について頭を悩ませる。


 一つの道は、地面に血のような赤い液体が水たまりのように溜まって、天井にはびっしりとコウモリの影が、壁には蠍が張り付いている。もう一つは、よちよち歩きで、ギリギリ前に進める排気口サイズの穴。


 この2択を出されて迷う人がいるならば、その人は異常である。

 俺は左右に顔を振ってから、四つん這いになって穴に入ることにした。


 尻を突きだしながら進むことに羞恥心を抱きつつ、よいしょよいしょと赤ん坊の気分になって奥に行くと、次第に穴のサイズが大きくなり、立って歩けるほどの道となった。

 しばらく歩くと、薄っすらとだが視認できる魔法陣が浮き出ている、大きな扉が目の前に立ち塞がった。


 10mの巨人の家の玄関だと言っても納得できるほどの大きさ。

 好奇心で浮き出ている魔法陣を触ろうと手を伸ばすが、触れることなくすかっと通り抜け、伸ばした手は扉に触れた。開けられるかなと思い、触れた手に力いっぱい加えると魔法陣が回り始め、キュインと音が鳴った。

 それと同時に、魔法陣がゆっくりと回転する。


 このままだと、取り返しのつかないことが起きる。

 ぱっと扉から手を放すが魔法陣の回転は止まることなく、色が段々と黒く染まっていった。

 全力でその場から走り去ろうとしたが、ログアウトすればいいことに気づき、必死にログアウトと叫ぶ。


「ログアウト!!ログアウト!!ログアウト!!ログアウト!!ログアウト!!ログアウト!!ログアウト!!」


 しかし何も起こらなかった。

 説明書ではログアウトと口に出せばいいって書いてあったのに――――どうして。


 突如、誰かに足首を掴まれる感触が――――――――――。


「ひっ! ぐぅえ」


 跡が残るほどの力で握られ、力任せに引っ張られた拍子にバランスを崩してバン! と地面に倒れ、俺の視界が暗くなった。


 ずりりりり、と扉の方向に引きずられる。


 痛覚はないが、顔や生身の体が地面に擦り付けられている感触は無理だ。拷問だ。

 こんなことになるんだったら、こんな謎ゲーなんてやるんじゃなかった。

 数分前の自分を呪っていると、足を掴んでいる何かの力が弱まるのを感じた。

 顔を上げて恐る恐る後ろを振り向くと、扉の前に戻っていた。

 黒く染まった魔法陣から透明の何かが出てきて、全身がそれに掴まれる。

 足首を掴んでいたのは、全部この魔法陣から出ていたのものか。


 はいはい、こっからどうするんですか?

 扉が勝手に開いて奥にまた引きずられるとか、はたまた体を握り潰して殺すとかですか?

 まさか、こんないたいけな少女にその何かを突っ込むといった触手プレイですか?


 もはや苦痛が一周し、せっかくだからポジティブに考えようと思い、いろんな妄想をしていると、体を握っていた何かの力が強くなり、ものすごい勢いで体が扉に押し付けられた。


「あふぇっ、ぎゃい! んにぃ」


 体が聞いたことのないような破壊音とともに、壊れていった。


 めきめき、ぐしゃぐしゃ、ぼきぼき、ぱきぱき、ぎりぎり、ごきごき、ごりごり、めきめき、ごきごき、ごりごり、めきめき、ぐしゃぐしゃ、ぼきぼき、ぱきぱき、めきめき、ぐしゃぐしゃ、ぎりぎり、ごきごき、ごりごりめきめき、ぐしゃぐしゃ、ぼきぼき、ぐしゃぐしゃ、ぼきぼき、ぱきぱき、ぎりぎり、ごきごき、ごりごり、めきめき、ごきごき、ごりごり、めきめき、ぐしゃぐしゃ、ぼきぼき、ぱきぱき、めきめき、ごきごき、ごりごり、めきめき、ぐしゃぐしゃ、ぼきぼき、ぱきぱき、めきめき、ぐしゃぐしゃ、ぎりぎり――――――――――――と。


 いくら力を入れても、振り払うことはできない。


「はあああぁぁぁ」


 透明の何かで掴まれている場所は、すでに薄っぺらなゴムのようになっていた。


「うにゅ…」


 体から溢れ出る血が扉に描かれている魔法陣に付着し、黒色から赤色に変色する。


「がががっがあが」


 扉から無数の何かがまた、体を握り潰す。


「ぎっっがあっ…………」


 すでに俺の体は原型を保ってなく、そこにはかつて人だったものがあり、その肉には意識があるのかどうか謎なくらいだ。


「……………………………………」


 そして魔法陣が全て赤色に染まると。


深淵(アビス)の扉によりスキル『影化シャドウ』を取得しました。精神のしゅの権限を確認。『影化シャドウ』を発動します】


 薄れていく意識の中、自分の体が地面に取り込まれているような感――――――――。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



「………………はぁ! はぁ、はぁ、声がでる。手もある、足もある。……ふぅ、よかった……よかった、のか?」


 がばっと寝そべっていた体を起こし、肺に空気を送り込むと同時に、何かに握り潰された手足があることに安堵する。

 だが、自分の身に何が起こったのか、今いる場所はどこなのかがさっぱりだ。

 体から溢れた血液、無くなった手足の感触、そのどれもが理屈では解明できるはずがない、ゲームだから、という理由だけで納得することにしよう。うん、そうしよう。


 では、俺が立っている現在地について考えようではないか。

 ええっと、6畳くらいの部屋で、壁には赤黒い液体が付着していて、天井からも同じ液体がぴちょぴちょと降っている。

 床一面が膝の位置までその液体で浸かっていて、おまけに地面には鎖が敷かれている。

 その鎖の先を目で追うと、その鎖によって手足が拘束されている人がいた。


 少し汚れているが、金色の長髪、だらりと伸びる白い腕、女の子モードの俺と似ている背格好。

 その人? は、俺に気づいたようで、金色の長髪を靡かせ、掠れた声で話しかけてきた。


「手荒な真似をしてすまんのぅ、ああでもせんと、主人様がこちら側に来ることができんのじゃ」

「――えっ」


 その声を聞いたとき、その顔を見合わせたとき、心底間抜けな声が零れた。

 なぜって? そこにいたのは、紛れもない俺だったからだ。

 実際問題そんなことはありえないのだが、自分でも勘違いするほど、今の俺の顔に似ていたのだ。


 ゲームだからそう言うこともある。

 その言葉が頭に過ぎるが、NPCと似るのは話が違う。

 敢えて違う点を挙げるとするならば、髪の色が銀ではなく、金色というところだろうか。

 逆に言えば、違う点はそれぐらいしかないのだ。

 いや重要なのはそんなことではない。


「お前は誰だ? じゃろ、我には主人様が考えていることはすべてわかっておるからのぅ。カカッ!!」


 もしかして、このNPCは自我を持っているのか?

 いや、誰でもあんなことをしてまでここに呼び出した理由とか、こいつが何者なのかは気になるはず。

 悩みはありますか、などの誰にでも当てはまることを質問するだけの占い師と一緒だ。


「ん? 我はNPCなどではないのぅ」


 は? なんで今考えたことがこいつには分かるんだ?


「言ったではないか、我は主人様が考えていることはわかっている、と」


 ていうか主人様って俺のこと、なのか?


「そうじゃ」


 ますます頭がこんがらがる。

 サングラスとかイヤホンに思考を読み取る機能でもあるのか?

 そうじゃないと、この状況をどうやって説明するんだよ……。

 それに、なんでこいつはこんなに笑顔なんだ?

 鎖に繋がれて身動き一つ取れないし、体は変な液体まみれなのに。


「そう邪険に扱うんのではない、我、泣いちゃうぞ?」


 しくしくと、実際に言葉にしながら鳴き真似をする。

 その姿に母性を感じてしまう俺がいた。

 頭を撫でたいと言う気持ちと、疼く右手を抑え、一旦思考を止める。


 頭の中読めるんだったら自己紹介してよ。


「そうじゃのぅ、まずは自己紹介か。んんっ、我はすべての吸血鬼を統べる王。七代目吸血姫、ユラ・ヴァン・アルギュロス・ロード!! 主様の好きなように呼ぶがいい」


 …………なるほどな。

 謎すぎるこのゲームにおいて、一つだけ分かったことがある。

 このゲームでは常識を捨てるべきだということが。


「そない敵対心ばんばんで見つめられてものぅ。これでもすまないとは思っているんじゃよ。あの扉に打ち付けたのは、こちら側に干渉できるスキル『影化』を取得するのに必要なことなんじゃ。ああでもせんと、主様と会えんからのぅ」


 スキルは取得できたけど、体が握り潰されたのは覚えているから、あんな思いは二度としたくない。

 所詮、ゲームの演出だから痛みを感じないと言っても、新しいスキルを獲得できることと、自分の体が握り潰される感触はイコールではないのだ。トラウマが植え付けられたのだ。怖いのだ。


 右手に視点を移すと、一つのスキルリングが黒くなっていた。

 『影化』の説明を確認しようと思ったが、その方法が分からない。

 最初のスキルを選ぶときは説明が表示されていたんだけど。 


「ところで主人様よ、血って……好きかのぅ?」


 ちょっぴりとしたあどけなさが残るように、吸血姫は優しく微笑んだ。

 笑みを浮かばせている口からは、涎みたいにだらっと血が垂れている。


「……何をするんだ?」


 声を出して聞いたところで、返答はない。

 さっき酷い目に合ったところだ。

 もうあんな苦しい思いはしたくない、こいつは会話ができていたんだ。

 せめて俺に何をしようとしているのか教えてくれたっていいじゃないか。

 …………怖いんだよ。


「俺に何するのか聞いてんだよ!」


 地面に溜まっていた赤黒の液体が、意思を持ったかのように動き出し、俺の体を優しく包み込む。動きを制限される。

 今度は何されるんだ? さっきみたいな拷問は嫌だぞ。

 って、この液体めっちゃあったかいんだけど、溶かされるの!?


 液体がゆっくりと俺の体を包み込んだまま動き出し、吸血姫の顔の位置で停止した。

 吸血姫が鎖に繋がれている手を俺の頬に添えると、そのまま口づけを。


「んんっ」


 初めてのキスは血の味だった。

 いや初めてのキスは血、そのものだった。

 吸血鬼の口から吐き出されている血が、どろどろと口に入り、食道を通る。

 うっ、飲み込みたくない、今すぐ吐き出したい。

 だけど、俺の体に纏わりついている液体のせいでまともに抵抗できず、鼻で呼吸しようとしてもそんな余裕もなく、息をするには血を飲み干すしか選択肢がなかった。


「んっ、ううっ、あぁ」


 しばらくすると、纏わりついていた血液がさらさらになっていて、身動きができるようになっていたが、俺は抵抗しなかった。

 する必要が無かったのだ。

 血を飲む行為に対して、完全に嫌悪感が無くなったといえば噓になる。

 しかし、それ以上にこの吸血姫のキスが上手かったのだ。

 初めての体験ファーストキスなので、上手いか下手かは判別付かないが、愛で脳が支配される。

 頬に添えられている手は赤子をあやすような手つきで――――――――――――――って、違う!!


 危なかった。

 この吸血姫め! 俺のうぶな心を弄びやがって、こちとらリアルでもしたことないんだぞ!

 俺は自由になった体で、無理やり吸血姫の体をひっぺがす。

 すると、吸血姫は口元を手の甲で拭い、満足そうにご馳走様といってきた。

 何を言うか、それを言うのはお前の血を飲まされた俺の方だろう。


「そうとも言えるのぅ。カカッ!! そうじゃな、確かに主人様は初々しくて美味しかったのぅ」


 吸血姫は蕩けた顔で口に指を入れて息を漏らし、笑いながらばいばいと手を振った。少し寂しそうに、名残惜しそうに。

 次の瞬間、また視界が真っ暗になり、背後から一筋の光が差した。

 その光が俺の体を包み込んだとき、俺の体が潰された場所に戻っていた。


 手がある……ちゃんと動く……顔の感触も……柔らかい。


 四肢満足ある体を確かめてから、自分を壊した扉に目を向ける。

 魔法陣は形もなく消えており、扉や地面には自分の体から溢れ出た血の一滴すらも残っていない。

 ログアウトもできない、先に進むこともできない、俺はこれから何をすれば良いか分からなくなってしまった。

 ぼーっと地面に座っていると突然手に金色のスキルリングが2つ追加された。


【【吸血姫】ユラ・ヴァン・アルギュロス・ロードから

 『吸血』『複製』『  』『  』、、、計 個のスキル

 《     》《     》《     》、、、計 個の称号を継承しました】


 もしかして、吸血姫とキスしたことによってチート能力でもゲットしたのですか!?

 なんて浮かれはしたが、冷静に考えてみると、最初のスキルを選ぶときにあった『吸血』と『複製』しかまともに表示されておらず、他の継承したスキルは空白になっていた。

 スキルによってレベル制限とかあるのかも……、だったらあんな思いした意味がなさそう。

 ま、それはそれとして、変なものには興味本位でさわるもんじゃないな。痛い目しか見なかったし。


「いやはや、興味本位で触ってくれたから我と主人様は出会えたんじゃ、その興味には感謝しといたほうがよいのぅ」


 頭に響いてきたかわいらしくも、話し方が独特なこの声は………。


「なんでいるんだ吸血姫!」


「なぜって、愛しの主人様と共に生きるためじゃのぅ」


 当然のように答える吸血姫。

 ただでさえ頭がいっぱいなのに、二重人格みたいになっちゃった。

 まっ、丁度いいや、俺のことを主人様って呼ぶんだから、俺の質問に答えてもらおう。


「ちなみにスキルとかを俺に継承? した理由って何?」


 試しに訊いてみると、案外すんなりと答えてくれた。


「我はある場所から動けないんじゃ。じゃから、この扉に触れた資格がある者に我が直接会い、我の力を与える。主様は運がよかったのぅ、資格が無ければあのまま扉に殺されておったからのぅ。カカッ」


 え? あの状態で俺、実は死んでなかったって本当?


「ほんとじゃよ」


 おかしくないか、だって体の原型を保っていない状態だったし、心臓があるとしたら、握り潰されていたといっても過言じゃないんだが。


「資格がある者とは、不死性を持つ者じゃ。不死性はどんな状態に陥っても、世界からは死者として扱われない性質のこと」


 不死性を持った亜人の特殊能力だと!?

 資格あるってことは、俺もその能力を持ってるってこと?


「そうじゃ、主人様は凄いんじゃ。不死性をもった亜人はなかなかいないからのぅ。ちなみに、このことは我との秘密じゃよ」


 不死性って、不死って、いい響きだなぁ。

 不死ってことは絶対死なないから最強じゃんか!

 クエスト攻略しても失敗しないし(このゲームにクエストがあるのかは知らないが)、対人戦だとしても絶対負けないしさ。


 不死の言葉に心躍らせながらいろんなことを想像していると、吸血鬼は呆れたようにため息を吐き、不死について教えてくれた。


「主人様よ、不死というのはそないに便利なものではないのぅ。悲しいことに死なないだけであって再生するわけではないのじゃよ。じゃから、もし体が真っ二つにされたり、体が粉々になったりすると意識が続かなくなるのじゃ」


 だとしたら不死の意味があるのか?


「あるにはあるのぅ。それにこの世界には《再生》の称号も取得できるからのぅ。不死と再生が合わされば、死ぬ方法がないとも言われておる」


 死ぬ方法がないって、もし死にたくなったら大変だな。

 俺だったら、めちゃくちゃ長い年月生きていたら人生に飽きそうだな。


「そうじゃな、実際、我も人生に飽き飽きしておる。じゃが今、主人様と出会えたことで楽しみでしかないんじゃ。これから先、主人様と多くの冒険をできると想像するだけでものぅ」


 そうか、いろいろあったけどこれからは普通にこのゲームを楽しめるのか。

 それにこんな愉快なナビと一緒にプレイするのは面白そうだ。

 しかし、こいつのことを和也にはどう言ったらいいのか。

 こいつの声が俺以外に聞こえなかったら説明しなくて済むから楽なんだけど。


「ん? 我の声は主人様にしか聞こえんから安心じゃ。しかも主人様も楽しみなんじゃったら我もうれしいのぅ。それで……その…………主人様はいつになったら我のことを名前で呼んでくれるのじゃ?」


 名前か、二人きりの時だと別に名前を呼ばなくても分かると思うんだけど……。


「じゃあ、ユラ。これからよろしく」


 ユラと呼んでみると明らかに声が高くなり、嬉しそうに返事をした。


「おお! ユラとは我のことか、なるほどのぅ、ユラ!! そう呼ばれるために生きてきたともいえよう」


 上機嫌になるユラの声を聞いて、満更でもない俺は扉の件を水に流すことにした。


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