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敵軍と最弱女魔法使いと体が入れ替わる!? その9

「シャーマナイト様、第一旅団はこれからどうすれば……」

「副長を団長代行にするんだ。私が許可する。皆に伝えよ」

「はっ!」


部下らしき男は出て行った。


目の前にいるシャーマナイトは、俺がハーモレイクと一緒にいた事を知っている。

だから、真っ先にその事を聞いてくるはずだ。


「うおおおお! 間に合ってよかったあ!!」

「な、何がですか、お兄様!?」


こいつ、何をいきなり言い出す!?

わけがわからないぞ。


「何がって、この兄がオリッシュのところに駆けつけるのが、後少し遅かったら危なかったのだ」

「えっ……はぁ?」

「ハーモレイクが殺される直前まで一緒にいたのだろう?」


まあ、俺がハーモレイクを殺したんだから当然だが……。

一応、とぼけておくか。


「そ、そうなのですか!? ハーモレイク様は、私の体調を気遣って手短に話を終わらせてくださったのですが」

「物音と死体が見つかった時間的にそうなんだ」

「ああ、成る程。流石、お兄様です」

「私がオリッシュを見つけたあの時、恐らく侵入者はまだ近くに隠れていたのだろう」


本人は鋭い推理をしているつもりなんだろうが……。

妹可愛さのあまり気づけなかったようだな。

哀れな奴だが、おかげで俺は助かったぞ。


「まあ、怖い」

「だが、私が駆けつけて逃げ出したのだとすれば、狙いはハーモレイク一人のようだ」

「どうして、そんな事まで分かるのですか?」

「簡単だ。この砦で一番偉い私が目の前にいたのだ。それなのに襲わなかったのだからな」


確かに俺の狙いはハーモレイク一人だったが。

シャーマナイト、貴様を殺さなかったのは単に警戒していて隙を突けなかっただけだぞ。

敵ながら、肝心なところが抜けていて心配になる。


だが、おかげで一番の難所が乗り越えられた。

後は、俺の体、東軍のアメイガス旅団長がここを攻めに来るのを待てばいい。


「しかし何故ハーモレイクが狙われた? もしかして、東軍のアメイガス旅団長の件の報復なのか?」


……は?


「お、お兄様! 東軍がどうかしたのですか?」

「そうか、覚えていないのだったな。私がオリッシュを戦場から救出した時、敵のアメイガス旅団長がやられていたのだ」

「えっ!?」

「よくやった、オリッシュ! 戦場で覚醒して敵のリーダーを倒すとは大したものだ」


た、確かにあの時、俺の体もといアメイガス旅団長の体は気絶していた。

体の中から俺が抜けているのだから当然ではある。

だが、あれが一時的なものでないとすれば……?


何か、とてつもなく嫌な予感がしてきた。


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