『人嫌いも、ほどほどにしなよ、と言われた場合』・・・『詩の群れ』から
『人嫌いも、ほどほどにしなよ、と言われた場合』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は人が嫌いでね。それは、あの肉食動物になれ、って話だ。
何だって、人なのに、人が嫌いなんておかしい?
俺は、腐りきった精神の持ち主だから、気高い精神と反比例するんだ。
それは、分析結果だって?
そりゃそうだろうよ。
㈡
上から目線なこんな詩も、時にはビックリ仰天するだろうだろうだ。
曲を聴きながら、あれやこれやと、忙しい。
だから人が嫌いなんだ、面倒な人間だよ、俺は、とは言え。
㈢
段々行数が短くなって、俺は架空の死に至る。
そこは、快楽の天国さ。
人嫌いも、ほどほどにしなよ、なんて、言われなくても、俺はこんな風に、人が嫌いさ、なんて、架空の話だよ。