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いつか君に  作者: 夢呂
1、
3/4

3、きっかけ

「ねぇ、本当に好きじゃないの?」


昼休み、食堂でうどんを食べていた凪は突拍子もない綾子の言葉にむせた。

”誰を?”なんて、聞かなくても綾子の言いたいことは分かっている。

なぜなら、最近毎日のように聞かれているからだ。


「だから、なんでそうなるの?」

凪は質問で返すとチュルンとうどんをすする。


「だって、確実に向こうは凪のこと好きなのに」

「はたからみたら、どうみても付き合ってるみたいだよね」

「そーそ。安藤くん、他の女子には素っ気ないのに、凪にはしょっちゅう絡んでくるし」


ニイサと綾子は楽しそうに続ける。


「安藤くん、人気なんだよー?知ってるでしょ?入学した時からイケメンがいるって騒がれてさ」

「他のクラスの女子やら、先輩やら、告られまくってたよね」

「それなのに、片っ端から断ってさ。本命は誰なのかって噂になったよね」


安藤誠くんが、高校で知らない生徒はいないくらい目立つ存在なのは凪も知っていた。

身長もすらりと高く、華やかで、整った顔立ち。

テレビに出てる戦隊系のイケメン男子にいそうなタイプだ。


凪は最初、そんな注目の的の男子が苦手だった。

しゃべる機会もないし、あの女子の視線を集めまくっている男子と話そうなんて思いもしなかった。


だけど、夏休みに偶然映画館で出会でくわして、話しかけられてからというもの、

二学期から事あるごとに話しかけられている。


「本命なんて、いないでしょアイツは」

凪はそう呟くと、うどんの入ったどんぶりを持ち上げてスープを飲み干した。



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