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いつか君に  作者: 夢呂
1、
2/4

2、呼び名

「リコ、おはよ」

改札口を通ると、後ろから声がした。

凪はその声に、振り返る。



「なんだ、安藤くんか」

凪は大袈裟に肩をすくめてみせると、安藤誠は楽しそうに笑った。


「ひでぇ、朝からその扱い」

「ていうか、私リコじゃなくて江釣子!何回言ったら分かるの?」

「でも、振り向いたじゃん」

「それは・・・っ」

誠の言葉に、凪もつられて笑ってしまった。


「なげぇんだよ、エツリコって。リコの方が呼びやすいし、俺は気に入ってるんだからいーじゃん」


気に入ってるんだから、って———と、凪は思わず呆れてしまった。


「クラスに莉子ちゃんいるでしょ?紛らわしいんだから」

「あぁ、斎藤?俺、アイツの名前とか呼ばないし」


誠といつものようにぎゃあぎゃあとやりとりしていると、凪は後ろからぽんっと肩を叩かれた。


「凪っ、おはよ!安藤くんもおはよー!」

「ナニナニ、二人とも朝から痴話喧嘩ー?」


振り返ると、仲良しの山形ニイサと末永綾子がニヤニヤして凪と誠を見ていた。


「違ーう!ただ、私はリコって呼ばれるのに抵抗があるから」


ニイサと綾子に必死に言い返す凪を置いて、誠はスタスタと先に行ってしまった。


「いい加減、素直になればいーのにねぇ」


誠の背中を見つめながらそう言ったニイサの言葉の意味が、凪には分からなかった。


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