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01.怠惰なスキル

 全裸のブロンズ美女をそのまま放置することができなかった。目覚めてしまい、どうしても俺から離れようとしないそいつと、そのまま同じ場所に留まり続けることもできないこともできない。

 俺は全裸女を連れて自宅へと退避してきた。

 着ていたジャージを全裸の女に着せたが、誰にも見られなかったという保証はない。一人でも目撃者がいたらSNSで拡散されかねない。怖すぎてスマホで確認するが今のところ何の情報もない。

 梅雨時期。

 ただでさえ最近雨が降り続け、新学期が始まって人間関係が一新で陰鬱な気分になっていた。それを綺麗さっぱり払拭するためにも気分よくランニングできていたのに、ああ、何故だ。

「――どうしてこうなった?」

 全裸女はるんるんと気分よく俺のガスコンロを使っている。

 ボロっちぃワンルームマンションでも、キッチンに立つ人間が違うと随分と華やかに見える。腰にまで届きそうな髪はうざったいだろうに、踊るように何やら水を沸かして準備をしている。

 鼻歌まで歌っていて、落ち着いたようだ。

 さっきまで捨てられた子犬ように追いすがっていたのに、今は首輪なしでフリーダム。あっちが名乗ったから、こちらも名前を名乗っただけの関係なんですけど。他人なんですけど。無理やり追い返そうにも大きな声を上げて人を呼ばれてしまえば、警察に捕まるのは俺な気がする。

 今の状況、誰かに見咎められたら人生の詰みだ。

「お茶入れましたよー」

「あー、はいはい。ありがとねー」

 何故か普通に受け取ってしまって、何の気なしに飲む。茶葉を買っても普段自分でお茶なんて入れないせいか、普通に美味かった。他人からお茶を入れてもらうっていうのも久しぶりだ。

「服借りました。これ使ってもよかったでしょうか?」

「うん、まあいいよ。よれよれだけど、サイズとか大丈夫?」

「はい。ちょっとブカブカで恥ずかしいけど大丈夫です」

「――全裸だった癖に、服着ると恥ずかしいってなんなんだ……」

 エッッッッ!

 ぶかぶかな男物のシャツは短パンを覆い隠しているせいで、下半身には何も穿いていないように錯覚してしまう。下には男物のパンツという何の魅力もないものを穿いているとは思えない。

 何故だろう。

 全裸だった時よりも、今の恰好の方がエロいと思えるのは。

 服がはちきれんばかりに膨らんでいる胸が強調されていて、しかもその服は俺の私服。それもまた興奮材料。なんだこれは? 俺は何も悪いことをしていないのに罪悪感がこみ上げてくるっ! 誤魔化すためか語調が荒くなる。

「つーか! でていけえ! お前なんなんだよ! なんで家にあがりこんでいるんだよ! 家に帰れ!」

「いいえ、もう戻れません。私は『ジェドレン』という異世界から来ました。そう、私は異世界転移してきたんです。私の居場所を見つけるために――」

「異世界転移って……そんなアホな……でも、確かにそう言われると色々と納得できることがあるけど……」

 あの超常現象もそうだが、眼前のオリヴィアとかいう女にはまったくといっていいほど現実味がない。この世界の住人でないほどに完成された美貌を持っている。人間というより、妖精と言われた方が納得できるぐらいだ。

 遠目に見ている分には眼福――だが、今は迷惑以外の何物でもない。異世界転移してきた異世界人だろうが、ほら吹きの外国人だろうが、視界から消えて欲しい。

「学校はいいんですか?」

「今日は創立記念日で休みなんだよ――って、そういえば、どうして日本語喋れるんだ?」

「我が主様の母国語やこの国で生きていけるだけの最低限の知識を先ほど読み取ってリンクさせたんです。このマジックアイテムである『翻訳の指輪』をつけていると使えるんですよ」

「マジックアイテムね……。というか、その主様っていうのは何なんだ。日本語間違ってないか?」

「いいえ、間違いではありません。私達の世界では、『異世界転移パートナー制度』といって異世界にお世話になる家に住まわせてもらう人に仕え、その方を主であると認める文化があるんです」

「へぇ。それじゃあ適当な座標に転移して上から落ちてきた奴が主になるんだ。メチャクチャビッチだな!」

「適当なんかじゃありません! 私達の世界の異世界転移は『運命転移』といって、運命の相手である人間へ自動的に転移されるようになっているんです! だから私達の出会いは運命なんですよ! だから私も安心してあなたにお仕えできるんです!」

「いや、できるんですと言われても、ここは日本だから。郷に入っては郷に従え、って言葉があるんだよ。そもそも俺はあんたのこと全然知らないし、この状況も犯罪行為になりかねないからさっさと視界から消えて欲しいんだけど」

「――それじゃあ、ご飯作りましょうか? それともお風呂沸かしましょうか? それともわ・た・し?」

「話を聴け! どんな歪んだ日本の知識使っているんだ!? 言いながらお前も顔赤くなってんだろうが! 恥ずかしいなら最初からいうな! 運命だがなんだか知らないがその主様とやらは別に俺じゃなくてもいいだろ! 警察まで連れて行ってやるから、さっさと自宅でも異世界でも帰るんだな、家出少女」

 高校二年生の十六歳。

 その肩書きで一体何ができる?

 俺はただの高校生だ。

 名前は少しかっこつけていて黒木剣聖くろき けんせい

 名前負けしているようでコンプレックスだ。

 学校の成績は悪いが、授業態度は真面目。学校を意味なくサボッたり、宿題をしないこともない。

 短めの髪は少量のワックスで整えている。校則で香水は使えないから、家で据え置きの芳香剤をぽんと置いている。髭は毎日剃っているし、服だってだいたい中古だがファッション雑誌に載っていたトレンドの服に類似したものを選んで買っている。

 顔はフツメン(自己評価)で、身長は165cm。

 最低限度身なりに気を付けているが、それ以上の高望みはしていない。欲望とか夢とかそういうものがぽっかりと抜けている。現実的で、さとり世代というやつだろうか。

「信じていないんですか?」

「信じている、信じている」

「信じていないですね、私のこと……。――だったら、信じてもらうまでです」

 キラッ、とオリヴィアの開いた手から光が輝く。点の光は線となって、そこから剣が生成される。そこには何もなかったはず。だが、確かにこいつは、虚空から発生した剣をつかんで、俺の首元へと向ける。

「お願いします! 私をこの家に置いてください! ここを出ていったらあてがないんです! こんなに頭を下げているじゃないですか!」

「この国では武器で脅すことを、頭を下げているとは言わないんだが!?」

 本物、か? これ?

 いったいどこから?

 マジックにしてもどうやって手のひらが光って、この剣はどこから出したのか。

 剣の見た目は西洋の剣のようで両刃剣。

 ギラリ、と鈍く光るそれは本物に見える。

 それに、ただのマジシャンや少女じゃないことは初めて見た時から気がついていた。

「お前、剣道をやっているのか?」

「――え? やっていませんけど、どうしてですか?」

「左手の、小指のマメだよ。剣を振るっている人間はそこにマメができるもんだ。何度も擦ったようなナマメがな。――それに、筋肉の付き方が常人のそれじゃない。相当な鍛錬を重ねている人間じゃないとできないような引き締まり具合だよ」

 野球少女という線もありえなくはないが、小指のマメが一番分厚かった。バットをの素振りでできたとは考えづらい。竹刀を縦に振る剣道は小指がストッパーになるし、それに小指に力を入れる。だから、小指にマメができやすい。

 だから、剣道をやっている可能性はかなり高いはずだ。

「す、すごいです! 一見しただけでそこまでの情報を読み取るなんて! 観察力――目がいいんですね! 尊敬します」

「いや、それほどでも」

「そんな! 謙遜だなんて! ますます凄いです! さすがは私が見初めた主様です!」

 いやー、全裸の時に身体の各部をじっくりと観察していたから分かったんだよね、ははは――とは絶対に言えないぐらい尊敬されてしまっている。いや、ごめん。心配だったからね! 見捨てようとしたけど! 心配だったから身体の状態を確かめただけだから! いやらしい感情なんてこれっぽちもなかったから!

「――でも、剣道はやっていないんですよね。剣術は嗜んでいますが……」

「あー、やっぱり?」

 まあ、そうか。

 あの時。

 オリヴィアの足の裏も咄嗟に確認したが、そこは一般人となんら変わらなかった。剣道は室内で、それから素足でやるもの。そして常に足を引きずりながら戦っている。だから剣道をやっているものは足の皮が分厚くなる。

 だが、オリヴィアの足の裏は綺麗だった。

 つまり、室内ではなく、屋外。靴を履いて剣を振るっていることになる。フェンシングという可能性もあるが、この日本で剣道もやっていないのに剣を振るう奴はごくごく少数だろう。

「へー、剣術ってどんな剣術」

「あー、大したことないですよ。ただの殺人剣ですよ」

「…………」

 大したことあるんですが。

 現代日本でまず耳にしない剣術なんですか。

「それで、その殺人剣の使い手の方はどこの出身なんですかねえ?」

「私達はレイク王国の宮廷騎士の一人です。もっとも、最後の砦という位置づけで城を守るのが仕事なので、他の兵士よりかは戦争には参加していません。ですが、それなりに日々鍛錬は積んでいます」

「私、達……?」

「『七罪剣しちざいけん』――それが、私達七人の宮廷騎士団の名前です。全員が特殊なスキルを持っています」

「スキルっていうのは、さっきの手品みたいなやつのことか?」

「手品じゃないですが、そういうことです。私のスキル名は『想像創造スロウスクラフト』。想像した物質を現実に変える力です。あらゆるものを私は生み出すことができる」

「はあ……。よく分からないけど、服でも作れるのか?」

「もちろんそうですよ。私が主様の前に現れた時、は、裸だったのは痴女だったわけじゃありません……。あれはちょっと忘れていたのです。この世界へ転移する時には、転移者の魔力が狂うことを」

「つまり、服を魔力で造っていたら、転移する時に服がなくなってしまったと、そういうわけか?」

「そういうことです! 決して、私が痴女というわけではありません!」

 うーん。筋は……通っている……のか?

 随分台本造りこんでいるなあ。

「じゃあ、その服貸さなくてもよかったんじゃないのか?」

「そうなんですけど、また裸になるのが怖くて……。もちろん、その心配はもうないんですけど、ちょっと軽いトラウマになりまして。でも、大丈夫です! 服以外なら簡単に造れますから!」

「あっ、そう……」

 どうする? 嘘をついているように見えない。手品とも思えない。

 だけど、だからなんだ?

 この世界の人間じゃないから、だから、どうだっていうんだ。

 結局やることは変わらない。

 俺が法整備の整っていない異世界に転移したっていうんだったら事情は変わってくるが、ここは日本。法治国家なんだ。このまま何もしないっていう選択肢はもうない。人間一人を俺の家で匿う? そんなことできるわけがない。

 だが、どうにも俺に執着しているようだ。ここは相手に合わせて、納得した振りをしよう。警察に連れて行けば野垂れ死にはしないはず。どこかに保護されるだろう。

 犬や猫を飼うのとは違う。

 人間一人、食費や家賃、光熱費もろもろの費用を俺が出費できるはずがない。俺にできることなんて何もないんだ――と考え込んでいると、


 ピンポーン、とチャイムが鳴る。


「誰か来たみたいですね?」

「どうせ新聞の勧誘か何かだろ。放っておけ。俺の家に来るやつなんて他に……」

 いるはずがない、と言葉を紡ぐことはできなかった。


「賢兄様、開けてください。私です。あなたの愛する愚妹がデートの誘いにきましたよー!」


 ぶぅううううう! と口に含んでいたお茶を噴き出してしまう。

「げえっ! 愛音あいね!」

 嘘……だろ……?

 なんであいつがここに?

 こっちに引っ越す時に、あいつにだけは、あいつにだけは自宅を教えなかったのに。どれだけ涙を瞳に溜めながら懇願されようが、この家の場所だけは秘密にしていた。

 それなのに、何故あいつがここに?

 育ての親にもバイト先の店長にも口止めしておいたのに。

「妹さんですか? 汗すごいですけど、どうしたん――」

「喋るな! いないふりをしよう」

 オリヴィアの口を塞いで、怯えるように背中を丸める。

「賢兄様! おにいさまー! あれれー? おかしいですねえ。スマホのGPS機能だとここにいるはずなんですが……」

 GPS機能とかついてるの初めて知ったんですけど? アプリか? そんなアプリあったか? そういえば、俺のスマホ勝手にいじってることがあったから、あの時色々やったのか? 購入する時も愛音任せだったからなあ……。後々、どうにかしてGPS機能なくしとおこう……。

「まあ、いいでしょう! 家の中で待っていましょう」

「はあ、そんなことできるわけ――」

 ガコン、とドアの開いた音が響く。

 は? 嘘だろ? 鍵は部屋の中、スペアも愛音が持っているはずがない。ピ、ピッキング? そんな、ばかな! 

「待て待て待て! いる、いるから! 開けなくていいから!」

 ダッシュで玄関まで行くと、勢いをつけてドアを閉める。も、もう少しでオリヴィアが見える角度までドアが開くところだった。

「賢兄様? いらっしゃったのですか?」

「いるけど、なんで鍵持っているんだよ! 予備はしんさんに渡しておいたのに」

「お父さんが隠していた鍵なら、書斎にある机の引き出しの裏から見つけておきました。ついでに見つけたへそくりはお母さんに教えておいてあげたので、もう二度と私にオイタができないと思いますよ」

「真さあんんんんんん!」

 しょんぼり肩を落としている姿を想像できてしまった! 黒木家では男性陣は弱いのだ。裏切者である真さんに同情してしまう。

「それより、賢兄様……どうしてドアノブに力を入れているのですか? 何か不都合な点が?」

「いや、これは、そのちょっと、起きたばっかりだからさ、寝間着のままなんだよ。みっともない恰好しているから、着替えるまで待っていてくれないかな?」

「賢兄様のパジャマ姿? この愚妹には、賢兄様のレアな姿を写真におさめる義務があります!」

「ぐおおおおおおお!」

 やばい! なんで、さっきより力こもってんだあああ!

「だ、大丈夫ですか?」

「く、くるな!」

 窓際から立ち上がってここまでこようとするオリヴィアを、俺は制止する。

「いっ、いいか! お前はそこから一歩も動くなよ!」

「――賢兄様、誰とお喋りになっているのですか?」

「いや、テレビだよ! テレビ! ほら、独り暮らししていると人恋寂しくなって、俺ってテレビとおしゃべりしちゃうんだよなあ! いやー、テレビとお話しするの楽しいなあ!」

「そうですか。だったら今すぐ開けてください! この愚妹が賢兄様の話し相手になってさしあげますから!」

 お互い力を精一杯込めている。

 スタートと執念の差で次第にドアが開かれていく。

 駄目だ。

 負ける。

 俺はドアノブをパッ、と放す。

「きゃあ!」

 絶妙のタイミングで俺は玄関の外に出ると、ふん、と閉める。ガチャン、としっかり鍵を閉める。よし、これで時間稼ぎができた。

「ボンジュール。お久しぶりです、賢兄様」

 黒木愛音くろき あいね

 ヒラヒラしたフリルを普段に使ったドレスのような服で身を包む、一つ下の妹。前髪パッツンの姫カットで、体格は小柄。黒いニーソックスと、ヒール。ピンク色でのショルダーバックを肩にさげながら、スカートをつまみながら挨拶している。

 コスプレイヤーとか、オタサーの姫と言われても違和感がない。

 かなり目立つ格好をしていて、ここに来るまで視線を集めていただろう。目立つ服装というだけでなく、我が妹は身内という贔屓目を差し置いても可愛いからだ。

 入学当初の人気は凄まじかった。

 休み時間になったら同級生だけでなく上級生も、噂の可愛い一年生を一目見ようと見学する奴らが後を絶たなかったほどだ。今では騒ぎが集束しているが、それでも他校の男子から遊びの誘いをされるほどらしい。

 彼氏の一人どころか、二股できそうなぐらい異性にモテているが愛音は絶対に付き合わないだろう。そうならない理由がある。

「……いや、何人だよ、お前も」

 ピキッ、と空気が凍る。

「お前も? どういうことですか?」

「えっ、どういうことって……」

「私以外に外人さんと最近お話になったのですか? そもそも賢兄様が着ているそれって寝間着じゃないですよね? ランニング用の服ですよね。もしかして外でさっきまで誰かとお会いになったのではないですか?」

 これだ。

 これが、愛音が男と付き合わない理由。

 兄離れが全くできていない。

 重度のブラコンというやつだ。

 血の繋がりがあるならまだいいのだが、俺達は義理の兄妹だ。周りからはそういう眼で見られることが多い。たとえお互いに恋愛感情なんてなかったとしても、面白がってしまう。あいつらできてんじゃね? とか変な噂を流される。

 それもあって、俺は一人暮らしをして愛音を遠ざけているのだが、なかなか妹も手ごわいのだ。

「いや、これは、ついさっき着替えたやつで……」

「汗、かいていますよね? さっき着替えたばかりなら汗がシャツにそこまで付着しているのはおかしいですよね? それに、置いてあった運動靴には真新しい泥がついていましたよね。これって、さっきこの靴を履いたってことですよね? 起きたばかり? それって嘘ですよね? 何か私、間違ったこといっていますか?」

 こ、こえええええええ!

 灰色の脳細胞を持つ顧問探偵ばりの観察眼と推理力うううううう! こいつだけは敵に回してはいけないっ!

 俺がドアを開けた時に、靴まで確認していたのか? 不意を突いたあの一瞬で? 俺なんかじゃ及びもつかないほどにキレている。頭も、それからもっと大事な何かも。

「そして、さきほどから頑なに私を部屋にいれないということは、中に誰かいますね? 見せてください、私の賢兄様を横からかっさらうような泥棒猫の間抜け面を――」

 理論も理屈も理由も、一切合切愛音には通用しない。

 ならどうするか? ごり押ししかない。

「えっ?」

 唖然とする愛音の肩をつかむ。

「愛音、今は俺だけを見てくれ」

「ふえっ?」

 いかに妹が頭脳明晰であっても、こちらは兄。弱点は知り尽くしている。こうすれば、なんとか誤魔化せるはずだ! どちらが知識人かを教えてやるっ! 頭を絞ってでた最高の回答がこれだ!

「今からデートしようか!」

「はい、賢兄様! 喜んで!」

 良かった! 愛音がちょろくて!


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