5-3.会話-3 ~conversation-3~
今までで一番長文・・・?(五十歩百歩
「こ、こんにちは勇者様。リュウカと申します。よろしくお願いします。」
「・・・。」
「私はヴィレイス=レナよ、レナと呼んでください。よろしくおねがいしますわ。」
また彼らと挨拶をし、握手をかわそうとしたが、ゲイルは手を出そうとはしなかった。
「あなた達獣人ってどういう種族なの?私たち・・・といっても私もエルフだけど、さっき話していた二人も獣人のあなた達と話したことがないのよね。」
二人に頼まれて疑問をぶつけてみるとやはりリュウカが答えた。
「私は人族やエルフ族の方々より身体能力が高いと言われてると聞いてます。実際のところ私は前に出るより後ろで支援するほうが好きなのですが・・・その人それぞれですね。その身体能力を使って彼は槍や盾、弓も使えるそう・・・」
「差別だ。」
リュウカが話している途中にゲイルは声を出してきた。
「俺がいた国は人族が獣人を差別し、奴隷にしていた。だから前衛といっても使い捨ての駒として、槍、盾、弓が使える兵士として使われていた。ただそれだけだ。」
一時の沈黙となり、ゲイルが答えたくれたことにレナは答える。
「ありがとう。そんなことがありましたのですわね、つらいことを聞いて申し訳ありませんでしたわ。」
そこからというもの、ゲイルは話すことはなかった。
「あの、勇者様。お話がございますのですが、二人きりでお話しすることは可能でしょうか・・・。」
特に問題はない。どうしようか。
ライト=フォールス・ヴェノム=シードを呼ぶ
⇒5-6へ
リュウカと2人で話をする
⇒5-7へ