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5-5.会話-5 ~conversation-5~
よんひゃk(殴
※正確には三百九じゅ(殴
「私のためにお時間をいただきましてありがとうございます。」
リュウカが私に深々とお辞儀をする。
「あの、その、簡単な話なのですが、情報が少なすぎませんか・・・。王宮で魔王を倒せとは言われましたが、この国はどのような国で、ほかにどのような人がいて・・・と、ほかの国との関係はとか・・・。」
確かに情報が少なすぎた。魔王に挑むにも武具やアイテム、いろいろと必要になってくるための情報が足りない。
私は何とも言えない言葉に考え込んだ。
「そ、それでですね、あの・・・ゲイルさんは悪い人ではないのです・・・。何も言わないのですが許してあげてください。」
それについては許さないわけでもない。ただ、これからだんだんと会話をしていかないと、何かあったときに会話が取れないと何かと不憫だろう。
私は笑顔で「そうだな。ありがとう。」と頷くと、後ろからいきなり
「おー。どうだ、話し終わったかー?」と聞こえてきた。
誰か乱入
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