念願の妹ができた!だが、その正体は
お久しぶりです。俺に自由ができれば投稿ペースも安定して3日以内という目標も果たせるのに……悔しいです!!
今日俺は3歳になった。魔法の練習はもちろん、父さんから剣術の稽古もつけてもらい、村で俺に勝てる者は母さん、父さんを除いていないだろう。
そして俺の誕生日とは別にもう一つ良いことがある。それは母さんが今出産の最中なのだ。
前世のときから妹が欲しいと思っていたのだ。
お、産まれたらしい。助産師の方々と一緒に父さんの騒いでいる声が聞こえる。
あれ、肝心の産声が聞こえないぞ……不安になってきたな。
見に行こうと待合室の椅子から降り、部屋へ向かおうとしたそのとき、見ず知らずの俺と同じくらいの歳の少女が歩いてきた。
なんなんだ?この子は……纏っている魔力が母さんと似ている、まさか
「ほう、察しがいいなぁ。」
どうやら俺の考えてることが少女には分かるらしい。
「外れてたらごめん。」
「多分、お前俺の妹だよな?なんで立ち歩いてるんだ?」
「もう私のことを忘れたのか?ほら、分かるだろう。よく思い出してみろ!」
この世界で俺が話したことあるのは、母さんと父さんくらいだ。そう、俺は友達作りが苦手なのだ。
「誰だよお前?妹じゃねぇなら興味ねぇ、どっかいけ!」
謎の少女はあまりにも分かりやすくショックを受けていた。後ろにビビビッと雷が幻視できそうなくらいに。
「し、しっかりと血は繋がってる。歴としたお前の妹だ。女神なのだから気になるお前と同じくらいまで成長して、少しくらい意識してもらおうと考えるのは必然だろ?」
ほう、妹女神か。悪くない。だがこれだけは聞いておかなければ……
「神なら俺の言っていること分かるだろ。俺は前世を別の世界で平和に過ごしていた。だがとある女神に突然殺され、無理矢理転生させられた。俺を転生させたのはお前じゃないよな?」
そう言った瞬間奴はビクッと反応を示した。
「な、何のことだかさっぱり分からんな。そんなことをしていたら、おめおめとお前の前に姿を現すなんてバカな真似はしないだろ?そう思うよな?いや、そう思ってくれ。」
嘘を隠すのが下手すぎる。心の声も口にだしているし……ひょっとして、こいつバカなのか?
「そりゃあそうだよな。まさか俺の前に姿を現すなんてことしないよなぁ?」
「そそそ、その通り。私は何も知らんぞ。」
しばらくはこのまま知らないふりして、ねちねちと文句言おう。
そう考えた俺はあのバカ女神にほんの少しずつ報復を始めたのだった。
テストです。次の投稿はまたしばらく先になりそうです。ごめんなさい