世界最強の幼児!?
長らくお待たせしました。次回からは投稿ペースを上げていこうと思います。3日に1回の投稿ペースに戻るとは言ってない……
体が最も成長するのは13歳から18歳くらいだといわれているが、知識を最も吸収できる時期はこれに当てはまらないということを身をもってしった。
1歳を過ぎて数ヶ月たった俺は母さんから隠れてこっそり魔法書を拝借して魔法語を覚えていた。
まだこんな幼いのに魔法書を読んでいるなんてバレたら母さんの心臓が止まりかねないからな。
母さんはエルフの中でも飛び抜けて高い魔力を持っており、脆弱なエルフの肉体ではその魔力を抑えきれないため体が弱い。
そんな母さんは一見元気そうだが実は心臓が特に弱いのだ。
実体を持たない幽霊系の怪物の討伐クエストの際攻撃手段である魔法を使える母さんが派遣されたとき、壁をすり抜けていきなり出て来た怪物に驚いて一度心停止したらしい……
笑いながら父さんとそのときの話をしていたのだが、聞いていた俺は全然笑えなかった。
まだ魔法書を拝借し、読み始めてから二週間も経っていないが俺は書いてある魔法の詠唱文を全て覚えていた。
確かに体の成長期は13歳から18歳ぐらいなのだろう。だが一番知識を吸収できる時期は乳児期から幼少期なのだと知り驚いた。
このおかげで俺の将来的な頭の良さは前世をさらに上回ることが出来るだろう。この点はあの女神に感謝だな……
順調に魔法語を習得し、2歳になってすぐに父さんから剣術を習いはじめ俺はこの世界で順調に
力をつけていった。
さらに、母さんゆずりの高い魔力量は1歳7カ月頃から魔法を何度も唱えることによってどんどん伸ばしていった。
その結果、今では魔力の枯渇による極度の疲労を1時間程度なら打ち続けても起こさないくらいには上がっていた。
ま、一番初歩の魔法だけどね……
この時点ですでに人間の魔法使いの平均魔力量を3倍ほど超えていることに俺は気付いていなかった。
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