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俺の誕生日なのに父さんの帰りが遅い……だが俺は信じている

なんとか3日以内に間に合った……これからも頑張って間に合わせていきます。

 俺はすくすくと成長している。この世界に転生してからちょうど1年経った。俺はこの世界で初めての誕生日を迎えるのだが……いつもなら帰ってくる時間に父さんが帰ってこない。



 でも俺は別に心配していない、ほ、本当だぞ!なぜなら父さんはめちゃくちゃ強いのだ。



父さんは母さんが俺を身籠もる少し前まで父さんと母さん、そしてもう1人の仲間のリリーの3人で冒険者をやっていて、冒険者の中でも一握りしかなれないS級にまでなったらしいのだ。



 そしてその3人のリーダーをやっていた父さんはその強さも3人の中で一番。一度だけ母さんが俺を抱えたまま父さんの仕事の軽い手伝いをしに行ったんだが、他の狩団の人たちが5人で束になってやっと接戦になってる熊?6メートルくらいの怪物を父さんは1人で相手していた。



 しかし、あの怪物見た目は熊なのに大きすぎた……体毛が赤黒くなってて長く太い腕の先には血が付いた長く鋭利な爪が生えているのだ。それに加えて身体中から漂う真っ黒いオーラ。あれが瘴気なのかな?



 あんな化け物を見たのにあの時の俺はよく泣かなかったな。母さんは泣かない俺を見てショック死したんじゃないかってめっちゃ青ざめてたけど。



 俺が泣かなかった理由はおそらく母さんの魔法だ。母さんが魔法語を唱えた途端俺の周りが黄色く光って勇気がでた。心を強くする魔法だろう。魔法は心にも影響を与えるんだな。



 父さんは5人よりも早く怪物を倒すとすぐに他の狩団の人たちの支援に向かった。母さんは俺を抱えながらちょいちょい魔法を使っていたけど俺には何の効果なのかはわからなかった。



 3頭の熊の怪物と2頭の鹿の怪物がいたけど熊2頭と鹿1頭を父さんが倒し終わった頃には残りの怪物を狩団の人たちが倒してくれていた。無事戦闘終了。



 その日ほど父さんを格好いいと思った日はなかった。家ではスゴく腰低いからね。



 そんな父さんが帰ってこないなんてことはないはずだ。何回か遅くなることあったけどいつもひょっこり帰ってくるし。俺は強い父さんを信じている……



 

乳児期次回で終了。閲覧ありがとうございます![追伸]家の都合で投稿ペースが遅れます。すみません……

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