どうやら転生しても俺に格好いい名前は与えられないようです。………(泣)
2話目です。最初の方は主人公の活躍などが見られません。乳児期の主人公君をお楽しみ下さい!
目が覚めたとき目の前には身に覚えのない光景が広がっていた。母親と父親らしき人が俺を見て泣いていた。
顔は美人、美男子だ。もちろん会ったことのない人たちだが、何故かこの2人が親だということが分かった。赤ちゃんでも親の顔くらいは分かると前世で聞いたことがあったがあながち間違いでもないのだろう。
近くに助産師らしき白い服を着た40代のおばあさん?ご婦人が立っていたことから俺は今生まれてきたことが分かる。
どうやら第2の人生とやらが始まったらしい。助産師の方がよく分からない言葉を発するとたちまち母親の傷が癒えていく。あれは魔法か……。
女神はこの世界に転生する前に
「私の世界の魂が足りないのだ。」
と言っていたがまさかその世界が魔法の存在する世界だとは。
16歳だった俺は娯楽、ゲームなどが発達した世界で暮らしており当然魔法などが登場するゲームもやっており、ゲームをやる少年少女が憧れる程度には存在しない魔法に憧れていた。
一時期その憧れを拗らせすぎて今思えば恥ずかしい時期もあったが……忘れよう。
まさか自分がそんな世界に転生することになるとは。聞こえてくる会話の中から父親と母親の名前が分かった。父親がゼノ、母親がリサというらしい。
「お子さんの名前は決めてあるのですか?」
と聞かれると父親が
「はい!当然です。」
と待ってましたといわんばかりに返事した。
俺はどんな格好いい名前になるのだろうか?と期待して待っていると父親はすぐさま
「リョーガです!」
と自慢気に言い放った。
それを聞いた俺は
「ブーッババブブー!」(前世の俺の名前そのままじゃねーか!)
と泣き叫ぶように言いその直後瞼が重くなりそのまま意識を失った。
改行を入れる正式なタイミングがよく分からないので読みにくくなりすぎないよう自己流で入れています。
フリガナの付け方など分からないことがまだまだ沢山あるので少しずつ良い小説にしていくよう頑張ります。
3日おきに投稿としましたが3日は最低ラインなので投稿が早まる事もあります。ご了承下さい。