帰ってきたよ。
更新回数減らして分量増やしたほうがいいのかな??
基地に到着するとα59号はゴファーさまのコアを待ち構えていた研究員に渡し、わたしと二人で戦闘装備装着場に向かった。下級戦闘員は別の部屋に入っていった。わたしたちはカプセルに入ると、どんどん装備が解除せられ、また先ほどの全身タイツ姿に戻っていった。若干、疲れた気もするが、汗をかいてタイツがびちゃびちゃするといった感じがないし、尿意もわいておらずビックリ。
そして、一息入れるため食堂に向かいました。
「α59号さん、あのコアは何なんです?」
「さん付けは要らないよ。頭脳兼心臓部みたいなもんさ。あのコアさえ傷つかなけりゃゴファーさまはしばらくすれば、復活するんだよ。戦闘で学習してりゃ強化されて出てくるが、もし傷ついてれば、再生されても弱くなる。」
「α59号さま、あっ、α59号は詳しいんですね。」
「こんなのは戦闘員の基礎知識みたいなもんさ。なんせ、死ななきゃαナンバーの行きつく先だからね。」
「行きつく先って、みんなあんな怪人になっちゃうんですか!!選べないんですか??」
「みんなああなるわけじゃない。それぞれの適正やいろんな行動実績によって選ばれるから千差万別だね。」
「なるほど~。」
「細かいは研究員にでも聞いてみな!」
「ハイ!」
わたしたちは食堂に入ると、奥の方の大画面テレビの前にみんなが集まっていました。
「おっ、何とか間に合ったみたいだな。α138号もきな!」
と言ってわたしはα59号にテレビのそばまで引っ張られていきました。そこに映っていたものはなんと今日の作戦の映像ではないですか!
「反省会とかやるんですか?」
と尋ねてみると、
「いんや『今日のヒーローランキング』っていうテレビ番組。」
「えっ!いつの間に撮られてたんですか!?」
「無人ドローンがいろんなとこに飛んでたぞ。気づかなかったのか?」
「気づくわけないじゃないですか!!目覚めてすぐいきなり実戦を見ろってドナドナされたんですよ!その上、現場に着いたらすぐヒーロー現れるし、倒したと思ったらヒロイン現れてゴファーさま殺られちゃうし~」
「すまんすまん。まぁいいからテレビを見な!」
納得いかないけど、とりあえず後で研究員20号にちゃんと聞けばいいかとテレビを見る。そこにはゴファーさまが鯱童子を倒す姿が映る。すると黒タイツ人間たちは大盛り上がり。
「しかし今期の鯱童子は弱いなぁ。」
「2代目が一番強いんじゃないかい?」
「いやぁ初代だろう。」
「今期半分終わってるし、そろそろテコ入れあるんじゃね」
と好き勝手言ってますよ。
そして金鯱姫登場に至っては
「やっほうぃ,テコ入れヒロインキター!!」
「金鯱姫殺りてぇ~」
「ゴファーの旦那をあっさり降すなんて強えなぁ。」
「関わりたくね~。」
「デザインびみょー。」
「あれ何でαナンバー二人もいるんだ??」
「一人なんか動きがぎこちね。」
「でもそこがいい。」
もっと言ってますね。ってかわたしもしっかり写ってますよ。ああ恥ずかしい。とりあえず記憶にある自分の部屋ってやつに行ってみよう。