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第8話、辞令

 住むところは、帝国銀行に付属している寮だ。これからどうやらここに住めばいいらしい。夕食、朝食はついていて、お昼だけは職場で食べてほしいとのことだ。必要なものは、課長の決裁をもって購入することができるようになっている。

 翌日。私は岩倉課長に呼ばれた。辞令交付を受けるためだ。私の役職は、これで正式に、第一課付 FP係長となった。

「これから頑張るように」

 という岩倉課長の言葉とともに、課長室で辞令を受け取った。

「はい、これから頑張ります」

 簡単にそう答えてから、私のこの土地での業務は始まった。


 始まったといえども、まずすべきことは法律や税制の調査だ。何に対して、どれくらい税がかけられるのかを調べなければならないのだ。そのため税理士が課長付顧問として配置されることとなった。この顧問税理士に相談をしながら、税制を勉強することになる。

 ただ、新人が入行したという話は、あっという間に市中へと広がったようだ。そんなこんなで、私のめまぐるしくも、淡々としている日常が始まりを告げた。

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