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第21話、社債

 私が仕事をしていると、お客様が来られた。いつものように、椅子を勧めると、すぐに彼は座る。

「今日は、どのようなご用件でしょうか」

「社債を買いたいのです」

「社債ですか」

 社債とは、会社が発行する債券だ。この帝国では、公社、法人のどちらかが発行することとなっている。これらについては、銀行で売買をするのではなく、専用の売買場があるため、そちらに行っていただく必要がある。

「社債は、その専用の売買のための施設がございます。そちらへと行かれることになりますが……」

「ああ、そうなんですね」

 私が、ご案内します。と言うと、すぐに彼はお願いしますと言った。


 銀行のとなりにあるその社債売買場へと案内している最中、社債についての説明を行うこととする。販売価格が時期によって異なり、同じ会社でも、利率、価格がばらばらだ。また、利息は単利、固定利率で行われることになっている。ちなみに、利息については、そのうち20.315%が源泉分離されることとなっている。なお、格付けというのが帝国の財務省によって行われており、その格付けは絶対的な意義を持っている。社債への投資も、この格付けを頼りに行うことが多い。なお、帝国内では、劣後債と呼ばれる社債はない。

「こちらでございます」

 私は、そう言って、現地にいる係員に彼について説明をしたうえで引き渡した。あとは、係員がやってくれることだろう。

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