表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/23

プロローグ

異世界。それは遠い遠い世界。もしくは、今いる世界と全くの別世界。

私が今いるのは、そんな世界。

魔術が科学の代わりにあって、安定している帝国のところに、私は放り出された。


FPという資格を知っているだろうか。

正式にはファイナンシャル・プランニング技能士という国家資格だ。

金融系の資格の一つで、銀行や保険会社で取らせているところも多いそうだ。

私はFP1級を持っている。

でも、この世界でどこまでそれが通用するか、全く想像がつかない。

異世界というところに飛ばされてしまったからだ。


なんでここに飛んだのかは分からない。

とりあえず、落ち着くためにいろいろと考えてみよう。

「えっとー……」

街のど真ん中ということもあってか、ガヤガヤと私を指さしたりしている人らがいる。

その中で、制服を着た3人くらいの男性らが私に話しかけてきた。

「アナタ、ドコカラキタ」

日本語だ。

「えっと、日本から……」

思わず私は答える。

「ニッポン、ワタシ、シッテル。デモトテモトオイ」

「ええ、とてもとても遠いですね。多分……」

なぜ彼らが日本語を話せるのか、ここがどこなのか、やはり解消されない疑問の数々。

でも、私はそれにかまっている場合ではなくなった。

銃を構えた人が現れたからだ。

「……貴殿が天人(そらひと)か」

「えっ」

流暢な日本語だが、聞いたことがない単語が飛び出してくる。

その銃の人は制服の人らと話しあうと、私についてくるようにと指示をした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ