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唐突に番外

男子組。トヨちゃん初登場。

「沢村ぁぁぁぁぁぁ!」

「……………」

「サワちゃぁぁぁん!」

「……………………」

「他人のフリすんな!」

「……………………………どうかしたのか?」

「フラれた………」

「…………」

「……………………」

「…………」

「慰めろよ!」

「掛ける言葉が思いつかない」

「いや反射的に出て来る言葉とか無いのかよ! お前の血は何色だ!」

「ガキの頃近所の猫に引っかかれた傷からは赤色が染み出てたがな」

「表現エグッ!」

「とりあえず詳しい状況説明しろ」

「……………昨日一緒に帰ってたら、いきなり『他に好きな人出来ちゃったの。だから別れて』って言われて………っ!」

「泣くな。それでお前どうしたんだ?」

「出来ねえよ返事なんかぁっ!」

「俺にキレるな。…………で、どうしたいんだ?」

「何が!?」

「別れたいのか別れたくないのか」

「別れたくはねえけどさ、エリが冷めたんならもう付き合ってても意味無いかなとか思っちゃってさ、あーもうどうすれば良いんだ!」

「つまりお前が冷めれば何の問題もなくなるわけか」

「お前の血は何色だ!」

「少なくとも今手首切ったところでスカイブルーの液体が出て来ることは無い筈だ。

 ………………というか、今のは一番冷静に考えた場合の最善策だよなって話で、別に実行するべきだとは思ってない」

「何でスカイブルー…………?」

「一例だ。………まああれだ、よく言うように、お前も次の恋を見つけろ。ヨリ戻すのはまず諦めた方が良い」

「だよ、なあ」

「『裏切りは繰り返す』が鉄則らしいし」

「戦術!?」

「良いんじゃないの、あいつ曰く『恋は戦』らしいから」

「あー…………うん、まあ、前向きに頑張る」

「急にまとめに入ったな」

「何か疲れた………で、サワちゃんの言う『冷める方法』って何」

「サワちゃん言うな。………ん、試したことないから机上の空論だけど、手っ取り早いのは多分慰謝料請求」

「…………………………は?」

「別に最後のデートで映画とか食事おごらせるみたいな程度で良いけど」

「え、何で金?」

「いや、前もって『映画をおごってくれれば何も言わずに別れよう』みたいなことを言っとくの。もっとソフトにな。彼女だって、他に好きな奴が居るってのが本当なら変な噂立てられたくないわけだし」

「さ、沢村?」

「で、『良い』って言ったら、ああこいつ俺との二ヶ月を金で清算しようとしてんだって感じで冷めるかもしれない。『何でそんなことしなきゃいけないの!』って言われたりすれば金に汚えなこの女って思うかも」

「サワちゃーん?」

「サワちゃん言うなっつの。これがフロイト先生の防衛機制『正当化』を意図的に起こさせるプランだが」

「お前の血は何色だ!」

「緑色にする予定は今のところ無いな」

「……………………」

「……………………」

「……………ふ。おそろしい友を持ったぜ………」

「何で無意味に死闘の末風?」

「漢のロマンだ!」

「さいで」

「しかしマジな話、あいつお前と別れられんのか?」

「何言ってんだ。あいつのほうがよっぽど怖えーぞ」

「………………………」

「………………………」

「………………聞カナカッタコトニシマス」

「ん、まあ元気出せな。じゃ」

「おう、また明日ー」

「……………どいつもこいつも大変だな」

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