表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

低脂肪乳に潜む闇

作者: ひろ
掲載日:2026/05/13

【低脂肪乳】


 罪深き飲み物である。


 一般的な牛乳の乳脂肪分は3%程度なのに対し、低脂肪乳は1%前後。

 その差なんと3倍である。


 常識で考えてそんな差が出るだろうか、いや出るまい。

 おそらく、ろくに餌も与えずに痩せ細った牛さんから乳を絞りとっているに違いない。

 人間の嗜好の為だけにである。

 ...鬼畜の所業である。


 『母ちゃんお腹減ったよぅ。』

 『ごめんね、こんな薄いお乳しかあげられなくて。』

 

 きっとこんな会話が、牛さん親子の間で交わされているのだ。

 涙を禁じ得ない。


 更に世の中には無脂肪乳たるものも存在する。

 『無』、、、

 想像しただけでもおぞましい代物だ。


 「カフェラテ。ノンファットで。」

 などと、小洒落たカフェでスカしている女子は、己の罪深さに打ち震えるべきだ。



【特濃牛乳】


 これもまた罪深い。

 おそらくフォアグラのガチョウの如く、嫌がる牛さんの口を無理やりこじ開け、草を詰めていくのである。

 ヒトはなんと業の深い生き物であることか。


 「特濃牛乳で作ったフルーチェ美味ぇ!」

 とかのたまうキッズは、すべからく牛さんに詫びるべし。



 減らすも地獄。増やすも地獄。

 もうこれ以上、ヒトの我儘で不幸な牛さんを生み出すような世界は有ってはならない。


  •

  •

  •


 「ということで、母さん。

 僕が牛乳を飲みたくないのには、深い理由があるのです。」


 「息子よ。

 小学生にしてその言い訳には目を見張るものがあるが、好き嫌いは駄目です。」


 「そんなバナナ...。」




おしまい


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ