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菜の花

作者: 秋葉竹



 


そこにいるのは

だれ?


カーテンの影にかくれて

黒いちいさな夜が

ゆらゆらとゆれている


わずかに残った理性が

そんなものは居ないと

こころに適切な助言をする


忘れられない想い出が

新しい体験をさせてくれないように

夜空に昇るあたたかな魂は

ほんとうの悲劇を忘れさせてくれる


とてもたいせつな

オリジナルの存在意義は

これからもずっと

たいせつなまま

空気みたいな色で

この身にまとわりついている


麦ちゃんという名の

猫はもう居なくて

大好きだった想い出だけが残る


いちめんの菜の花ばたけで

走りまわって

きっと

笑っていた記憶が

とても綺麗


すこしでも

しあわせでいてくれただろうか?



そこにいるのは

だれ?










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― 新着の感想 ―
[良い点] 菜の花畑を駆け回る麦ちゃんとの思い出と カーテンのそよぐ風がとても優しいです。 タイトルの菜の花の揺れる様とカーテンの揺れる影 の重なりがとても印象的です。 素敵な詩をありがとうございます…
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