Gカップのギャルのえっちな谷間
「……き、清瑞さん」
『くっしーてば緊張しすぎ~。声、震えてるよ?』
こんな耳元で清瑞の声がするんだ、緊張どころが口から心臓が飛び出そうだぞ……。
「今日はありがとう。嬉しかったよ」
『うん、また時間がある時とか一緒にゲームやろうね』
そんな風に言ってくれるなんて、清瑞は優しい。でも疑問は尽きなかった。
「清瑞はどうして俺にそんな構ってくれるんだ。他にも男はいるだろ?」
『いや~、それがいないんだよね。あたしってEOゲーマーだからさ。だから偶然、くっしーがプレイしているのを見て驚いちゃった。身近にいるんだなって。
オンラインゲームってひとりでやるより、誰かとやる方が楽しいからね』
そっか、屋上で会う前に俺がプレイしていたのを見ていたのかもしれない。それで今日は話しかけてくれたのかも。
「そうだな、俺も今日一緒にペアプレイして楽しいってよく分かったよ。ありがとう、清瑞さん」
『で、でしょー! ああ、もう寝る前にくっしーの顔も見たくなっちゃった。ビデオ通話おーけー?』
「えっ」
マジっすか。電話の次はビデオ通話!? 嘘だろ、この時間帯に……てか、清瑞の寝間着姿とか見れるのか。どんな格好をしているんだろう。それに俺も顔が見たかった。
――って、もうカメラに切り替わっているし。行動早いな。
画面には白銀の髪を纏め上げ、肌の露出が非常に多いタンクトップ姿の清瑞が映っていた。……美しさと可愛さの両方を兼ね揃えた美貌。パーフェクトかよ。
『なんか恥ずかしいね』
「清瑞さん、行動力ありすぎ」
『まどろっこしいのは嫌いなの。ねえ、くっしー、谷間見たい!?』
「え、ちょっ!!」
断る前にも清瑞の胸の谷間が猛接近していた。白くてモチモチのふんわりした胸が……谷間だけど……よ~く見えた。……すげぇ肌艶。柔らかそう――って、マテ! 俺は何を興奮している。いや、しちゃうけど! しちゃうけれど!!
ああ……グラビア雑誌とかでしか見た事ないようなエロボディを今、カメラ越しで見れてしまっている。こんなのタダでいいのか!? 普通に料金取れるレベルだぞ。ありがとう、本当にありがとう清瑞。俺は今、モーレツに感動しているッ。
『恥ずかしいからスクショは禁止だからね。記憶だけに留めておいて』
「し、しないよ。でも、良いものを拝ませて貰ったよ」
『ちなみに、Gカップだから』
「――――な゛ッ!!!」
後頭部をモーニングスターで殴られた気分だ。Gカップ!? 納得の大きさだ。制服越しでもハッキリ分かる巨乳だとは思っていたけど、そんなペガサス級だったとは驚愕だ。
あまりに衝撃的な事実に俺はバーサーク状態。しかも、清瑞の通話は切れていた……。あー、つまりこれはバストサイズの告白があまりに恥ずかしくて、切ってしまったってところだろう。
俺、ドーパミンがドバドバの幸福感で満たされて興奮で寝れないし……。明日どんな顔をして清瑞と会えばいいんだよぉ……。
この小説は短編コンテスト応募している為、ここまでとなります。
最後までありがとうございました。
またラブコメを投稿予定なので新作も追って戴けたら嬉しいです。