表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/684

魔法の書

第69話 魔法の書


昨日は夜遅くまで、魔法書を読んだり、瞬間移動を練習したりとした。




まだアリシアにもパーティーメンバーにも話すことはできないし見せることもできないけど、さらに高めなければいけないと思う。




そして瞬間移動だけじゃなく、動きが速くなったりする力も必要だ。




今は風系統を中心に使っていて、時々、火の系統の魔法を使っているけど。




これからは戦うときに多くの魔法が必要になってくるかもわからない。




あと使っている魔法と言えば透明化の魔法と、ジャンプの魔法と、収納する魔法くらいだ。




透明化の魔法は使う人は少ないと思うが、ジャンプの魔法だったら使う人はいると思う。




俺は翌朝、目覚めると、朝食を済ませて、地下2階の部屋にこもる。




昨日は瞬間移動の魔法を使って自分の部屋に転移したりした、が、長距離の移動はどうなんだろうか?




自分が行ったことがある場所で、転移できる場所というのが限られているので、練習をするために、どこに転移したらいいか考えていた。




行ったことがある場所と言うと、お城に転移するのもいいけど、兵士に見つかったら大事になるので、お城は、やめておいた。




あとは冒険者ギルドとか、自分の実家もいいなと思うが、急に現れたらびっくりすると思うので、自分がよく遊んでいた川の近くに決めた。




転移しようと思うところが遠いところなので、可能かどうかわからないが、やってみなければわからないので実践してみる。




自分がアリシアと幼い頃に遊んでいた川の近くを想い描いていく。




イメージ力が強ければ強いほど、転移をしやすいので、アリシアと遊んだことを想い描きながら、転移の魔法を使った。




以前練習をした時と同じように、自分を中心として目の前の空間が揺らぎ始めた。




瞬間的に暗くなって、また、明るくなったときには目の前に人がいた。




目の前にいるのはアリシアだった、しかもまずいことに着替えている途中だった。




俺は幼い頃のイメージを強くするためにアリシアをイメージしているしまったために、屋敷内のアリシアの部屋に転移してしまった。




寝間着から普段着に着替えようとしている時だったので下着姿を見てしまった。




一瞬だけだけどアリシアと目があった。




まずい、と思った俺は、すぐに転移で戻った。




アリシアの下着姿を見てしまったせいもあって、俺はドギマギした。




瞬間的に焦って戻ってしまったが、すぐに俺の部屋にアリシアが駆け込んだ。




「部屋で着替えているときにクリスを見たんだけど、そして目があったら瞬間的に消えてしまったんだけど……」




「クリスどういうこと?」と聞いてきたのでアリシアだけには本当のことを話すことにした。




地下で魔法書を見つけて、魔法の練習をしていたことを。




「見たよね?」とアリシアに言われたが、素直に「うん」と答えた。




ごめんと謝ると素直に話してくれたから許すと言われた。




そして二度としないでね、とまで言われた。




もちろんわざとにやったわけではないのでたまたまだと言うことを言ったが、練習しようとしたのは、転移の魔法で、村に転移するつもりだったと説明した。




そうするとアリシアが、「じゃあ私も村に連れてってよ」と言ってきたので、まだ練習中だと本当のことを告げた。




いや練習が終わったら、私をに連れてってくれると言ってきたので、了承しておいた。




久しぶりの故郷もいいよね。




でも最後にアリシアから、私の下着姿を見たんだから、と言われた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ