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世界滅亡へ(幕開け)5



俺たちは上官の騎士とともに急いで、騒ぎが起きた場所を離れて近くに止めてあった馬車の中へ誘導されて、馬車が動き出した。


「あの馬車は、どこに行くんですか?」と俺が問うと


「こんな馬車で申し訳ありませんが、王城へ向かいます」


「そうですか」まぁ、この国の主である人には、会う必要があると思っていたから、いいけど、でも、すべての災いが去った訳ではないと思うが。


馬車の中にいて、良いのだろうか?


まぁ、外を監視することは、馬車の中からでもできるけど………


今は、悪い状況だから、馬車に揺られて城にゆっくり行っている暇はないんだけど‥‥‥。


俺は、こんなことは嫌いだ。


もっと自由に動けるようになりたい‥‥‥馬車に乗って王城への道に悲鳴が上がる。


「キャ〜」

「助けて〜」

「悪魔だ」

「逃げろ」と言う声を聞き終える前に、俺は馬車から転移してきたが、俺の検索魔法を展開していたのに、こいつは、どこから現れたんだ?


転移魔法で、馬車の前に現れたのか?


それとも‥‥‥?


転移してくるためには、瞬間に空間の揺らぎが生じる………


だから実態があらわれる前には、検索魔法を展開していれば、わかるはずなんだが。


しかも俺の検索魔法は、高位の魔法を使っているから、見逃すはずはない。


転移じゃないのか?


俺は、転移を始めて使ったのは、ずいぶんと昔だが、一度、行ったことがある場所や、検索魔法で感知した場所なら、どこでも行くことができるのが転移だ。


行ったことがない場所にはイメージしにくいから転移はできないはず………


いや、待てよ、転移じゃなく、人が入る事ができる空間、つまりアイテムボックスからだとしたら、どうなんだ?


俺が作るアイテムボックスと形態が違うのがあるとしたら………以前、それを研究しようとしたが、わからなかったから、そのまま放置したままだ。


でも、今は目の前のことに対処しよう。


先にジャネットが転移して悪魔と対峙している。


あとのメンバーは行くことがないみたいだ。


まぁジャネットに任せていれば大丈夫だと言えるからだろう。


ジャネットも以前とは違い、能力は上がってきているから。


しかし、鑑定魔法を使える人で、俺たちを鑑定して見たら、すごいことになるだろう。


鑑定魔法なんて、特殊過ぎて、使う人には会ったことが無いが、一応、鑑定遮断魔法を全員がしているから安心だけど。


以前、全員に上げた指輪に、その魔法が入っている。


俺が考え事をしているうちに、ジャネットが戻ってきた。


「さぁ、行きましょうか?」とジャネットは汗、一つ、かいていない。


馬車が動き出す。


俺は、先ほどの悪魔が出てきたことを考える。


俺が使うアイテムボックスには二種類あり、空気があるアイテムボックス(異空間収納)と、空気がなく時間の停止があり温かいものを、そのままの状態で入れたり出したりすることができるアイテムボックス(異空間収納)がある。


しかし、それだったら感知することができる………


悪魔が使う魔法は、俺たちとは根本的に違うのかも知れない。


それとも両方を使うことができるのか、両方使えるから、分けて使っている?


ウルフの奴が、そこまで研究していたのか?


始めのころ、ウルフは研究者に扮していた………


ということは、これからも、奴らに振り回されるようなことが起きる可能性がある、と言うことは、非常に厄介だ。


早く奴らの魔法を解読することをしないと、そして、それを察知することができないと………


俺は馬車に揺られながら俺が考えに集中しやすいようにメンバーは誰も話すことなく、周りにいる馬の蹄鉄の音と馬車の車輪の音だけが響いている。


しかし、どんな種類があるのか?


俺たちは人が使う魔法を使っているが、それと違う魔法なんてあるのか?


いや、別次元の世界の魔法が存在しても、おかしくはない。


それを、探すためにも、どうすればいいか?


もう一度、悪魔の世界に行ってみなければならないだろう、あそこなら何が起きても被害が及ぶことはない。


念話で「みんな、まだ着かないだろうから、ちょつと悪魔の世界に行ってくる」と返事を待たずに、体だけは置いて意識だけ切り離して悪魔の世界に集中する。



みんなは俺が意識だけ持っていったということで、俺の体を触り放題にしているけど、変なことはしないでほしい。



俺は悪魔の世界にいる、前の場所を目指して転移したが、奴が見当たらない。


まぁ、あれから時間が経っているから、同じところにいるわけないか。


しかし建物の中には、数人の悪魔がいる。


一人は大きな器械が数台並んでいて、その一つで何やら操作している。


見てみると波形が変な動きをしている。


そして、その機械につながっている管みたいなものが大量にある。


なんだ? この機械?


しばらく見ていたが、全然、意味、分からない………


俺は、しばらく機械を監視することにした。


意味は分からないでも、言葉で何か言うかもしれない。


俺の意識を部屋の隅で画面が見える位置に移動する。


操作している悪魔は機械に詳しいみたいだが、一体、何をしているのか?


俺は、悪魔が操作している機械を監視する。


なんだか知らないけど、波みたいなものが動いて変化している。


それがいくつかあり、波長を合わせようとしているみたいだが………


何をしているんだ?


そう思っていると、建物の中に一人の悪魔が入ってきた。


「おい、どうだ?」


「はっ、波長を合わせるのが大変ですが、なんとか上手くできています」


「あちらの世界の仲間に、増幅エネルギーを送るんだ」


「はい、しかし、現れた勇者が、我々に歯向かっています」


「うむ、あの勇者か、あれは強すぎて、我々でも歯が立たんからな、なんとか奴に仲間をやられた仕返しができれば、いいんだが」


「そうですね、いま、奴らは、こちらが仲間を派遣した王都にいますから、どこか遠くを狙いますか?」


「うむ、そうだな、察知されないうちに、また戻して、人間どもを殺して、また違う場所に派遣することが、良いだろうな」


「はい、わかりました、作戦を立ててみます、山の噴火の方も、あちらこちらで起こせば、手に負えませんよね」


「うむ、奴らの星を壊滅させるのに、遠慮は無用だ。どんなことをしても、あの星を亡ぼせ」


「はい、了解です。勇者のいない地域を狙ってことを起こしていきます。そのためには、また膨大なエネルギーが必要になりますが………どうしますか?」


「うむ、それは、ウルフ様に上申してみよう」


やはりウルフと関係があるのか?


そこで、俺の体を揺らす感じがして、俺の意識を戻す。



「クリス………」

「ご主人さま?」

「クリス、ちょっと目を覚ましなさいよ」と言ってイザベラが、俺の体を揺らしたり、頬を叩いたりする。



俺の意識が戻ったら、なぜか、頬が痛い………


「えっ、みんな、どうしたの?」


「もう、お城につくよ」とアリシア


「………どうして、ここが痛むんだろう?」と言って頬っぺたを抑える。


「………」イザベラ

「………」アリシア

「………」ジャネット


なにも答えてくれない………



馬車が止まった。


~~~~~~~~~~~~~~~


もし良ければ応援お願いします。


仕事が忙しく時間が取れない為、書くことを優先していますので、見直しができなくて誤字脱字が多くて申し訳ありません。


前後の文で推測で読んでください。




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