冒険者ギルド
第46話 冒険者ギルド
城内での仕事は終わったので、いつまでもお城にいるわけにはいかず、3食昼寝付きだけど、お城をおいとまして、城外に出てきた。
お城に行くときには馬車の中だったので馬車の窓からしか城下を楽しむことができなかったので全員が楽しみにしている。
しかも王様とお姫様から報奨金をもらったから余計に懐は、ほくほくだ。
まさに懐は暖かくて湯気が出そうな感じといってもいいかな?
金貨は50枚もらえたので、全員で10枚ずつになる。
今から冒険者ギルドに行くわけだけど、お姫様を王都まで護衛してきたので、依頼料としてお金がもらえるから。
確か金貨が10枚だったと思うけど。
1人じゃないよ、全員分で金貨10枚だよ。
少ないと思うかもわからないけど、王様と姫様からもらったのが特別報酬だから多かったわけだよね。
さすが国の都だけあって、街は広くいろいろな、お店がある。
冒険者ギルドに行くので、あとで、お店を回ることにする。
冒険者ギルドに行きながら、お店の品定めをしている。
そうすると買い物しやすくなるからね。
特にうちのメンバーは、自分だけが男で、女性が4人もいるから連れ回されたら大変だから。
買い物って疲れるんだよ、行く前にどれが欲しいかということを考えてくれるとありがたいんだけど。
買い物に付き添うと言うよりも、荷物持ちになりそうだから、本当は単独行動したいんだけど、無理なような感じに思う。
今日の目的は買い物もあるんだけど、宿泊する所と冒険者ギルドに行くこと。
まずは短時間で済むと思うので冒険者ギルドに向かっているところ。
しばらく街中を歩いていると、大きな建物が見えてきた。
さすが国の中心だけあって、ギルドも大きいみたいだし依頼もいっぱいあるのかな。
逃げた猫の捜索はしないけどね。
そんなことを考えながら歩いていると冒険者ギルドの正面に着いた。
ギルドの中に入ってみると午前中だけあって賑わっている。
むさ苦しい男が多いけど、女性も半分とは言えないけどいる。
初めて来たところなので、どうすればいいのかわからなかったけど、以前、行ったギルドと同じような感じだと思って、受付の正面に数人の人が並んでいるので、その後ろに5人で並んだ。
だんだんと順番が受付に近づいてきた。
受付のお姉さんが、ちらっとこちらを見て、
「今日は、どう言う要件で」
まずは、全員のギルドカードを差し出して、王様からもらった巻物を出した。
ギルドカードは身分証明にもなるので、わからなかったけど一応、差し出した。
そうすると受付のお姉さんは、巻物を開いていった。
そして目を見開くように、食い入るように巻物を見ながら、ギルドカードの名前を確認していた。
なんだろう、何か変なこと書いてあったのかな?
そんな事はないと思うんだけど。
大きな音がするほど椅子を倒すくらいにお姉さんが立ち上がった。
「ガタッ」
「ちょっとお待ちください」
お姉さんが大慌てで、2階へ通じる階段を上っていった。
俺たちは意味がわからないので、大慌てで2階へ駆け上っていった、お姉さんに置いていかれた。
唖然とする。
??がいっぱい浮かぶような感じで、しばらくそのまま待った。
しばらく待ったが、なかなか降りてこないので、どうしようかと思っていると、二階からお姉さんとガタイの、でかい男が降りてきた。
がたいのでかい男が我々を確認して、受付のお姉さんに合図をして二階に戻っていった。
なんだろうなぁ?
受付のお姉さんが我々の前まで来て、
「2階にお連れします」とだけ言って歩き出した。
受付のお姉さんを先頭に、連行されるように5人はついていった。
その時に我々が差し出した、ギルドカード5枚と王様からもらった5つの巻物をお姉さんが持っている。
階段を上って2階につくといくつか部屋があるけど、一番、大きな部屋に通された。
誤字脱字がありましたらお知らせください
よろしくお願いします