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1000年前の世界32



俺は1000年前ではウルフの分身体と戦い倒して、現世まで戻ってきている。


ここはイーノック王国の城の広い庭だ。


今俺たちの目の前には50人以上の魔族がいて戦闘態勢をとっている。


しかし俺が来る前にも戦いはあったみたいで、地面にしたいとして魔族が50以上はあるから、100以上の魔族が襲来したみたいだ。


今の現場にはメンバーは10人いるけど、それでも1人で5人以上相手にしなければいけない。


メンバーに消耗もある可能性もあるので体力が回復するように、魔力が元に戻るように回復魔法をかけた。


魔族は、メンバーに任せるしかないので、俺はウルフの本体と戦うことになる。


俺とウルフは魔族が混じっている戦いの場で剣を構えている。


ウルフが手に持つのは魔剣、俺は聖剣を構えている。


「よく、こんなに早く戻って来れたな?」


「そうだな、お前のせいで俺も慣れてきたよ」


「‥‥‥」ウルフは何も言わない。


「全く、驚かれるぜ、俺にも知れずに分身体を用意するなんて」


「お前にはちょうどいいだろ?」


「そうだな、そのせいで、簡単に戻って来れたよ」


「さぁ、ウルフよ、決着をつけようぜ」


ウルフの奴が魔剣を両手で持って構える。


動き出したのは、同時だった。


2人が動き出して交差したと思ったら、剣の音だけがして目にも留まらの速さだった。


そのあとも剣の音だけがして、動いていることさえ、わからずに普通の人の目には見えることもない高次元の戦いが繰り広げられる。


剣の音だけしか神獣たちにも聞こえてこない。


ましてやソフィアやイザベラにも音しかしない。


しかし早く動きながらも時には止まることもあり、その時にしか2人が戦っていることがわからない。



俺はウルフと戦いながら、ウルフの強さを実感しつつ、物足りなさを感じている。


ウルフって、こんなものか?


俺もウルフと剣を合わせているけど、なんだかウルフって弱い。


ウルフの一番、嫌っているものは聖なる光の魔法だから、以前、俺が聖剣を出して金色に輝かせるまで魔法を注入したら、簡単に逃げてしまった。


剣を合わせれば合わせるほど、弱さを実感してしまうが、ウルフは底力を隠しているのか?


ウルフの魔剣が稲妻を発している。


いよいよ魔剣の能力の痺れされる魔法を使うみたいだ。


俺の方は、魔剣の能力じゃなく、自分の魔法を聖剣に纏わせる。


どちらが強いのか?


どちらが強いのかは戦って見ればわかることだ。


でもウルフと数回戦ったことがあるが、そんなに強いと思った事は無いけどウルフの奴はずるがしこい。


さすがオオカミだと言わざるおえないほどだ。


ウルフが剣を俺に向けて突進してくる。


俺も奴の剣を注意しながら走り出す。


お互いが近づいて剣と剣が合わさった瞬間に、眩いほどの光と音がした。


火花が飛び散りお互いがすれ違うように交差する。


お互いが背中あわせになってなっているが、すぐに振り向きざま、ウルフへ剣を突き立てる。


しかし、突き立てた剣には感触はなく、ウルフは霧散した。


くそ、また、同じ手を使ったのか。


どこに行ったのか、ウルフを探すまでもなく、ウルフは俺の背後に転移していた。


いつの間にか入れ替わったのか、わからないほど巧妙な作戦だ。


俺がウルフに対して背後を取られたので俺は展開している基礎魔法の魔力の波動だけで奴の剣を粉砕してやった。


ウルフは魔剣の先端が無くなってのを見ている。


「お前、よくも俺の剣を‥‥‥」


「悪いな、たった、あれだけで剣が折れるとは?  思っても見なかったぞ、それ、本当に魔剣か?」


「うるせえ」


「何なら俺が剣を貸してやろうか?」


「うるせえぞ、こうなったら剣なんかいるか」


ウルフの奴が折れた剣を投げ捨てる。


ウルフは剣が使えなくなったので、魔法で攻撃準備に入る。


ウルフ特有のドス黒い魔力で、ブラックボールを作り出していく。


あのブラックボールには何があるのか、まだ、わかっていない。


でも予感がするのは、あのブラックボールには、当たらない方がいいと思う。


もし当たってしまったら対処の方法がはっきりわからない。


ウルフがブラックボールを俺に向かって投げた。


俺は、ブラックボールを避けたが背後を確認しているとブラックボールが曲がって俺ではなくメンバーのほうに向かっている。


俺は慌てることもなく考えていた方法で、ブラックオーラを消し去った。


「おまえ、そんなこともできるのか?」


「当たり前じゃないか」


俺がブラックボールを消し去った方法は聖属性魔法のボールを作ってブラックボールの中に瞬間転移させた。


ドス黒い魔力、ブラック関係の魔法は、俺の全ての聖属性の魔法に弱さがある。


光当たるところに影はできる


しかし、それは物があればの話だ。


物がなければ、影はできない。


まぁ、関係ないけど。


奴が、影であれば、俺は光でなければならない。



俺はウルフの魔剣を使えなくして今は魔法の戦いになっている。


奴が作り出したブラックボールは、俺が避けると、メンバーの方に飛んでいくことは考えていた。


それをどう防ぐのかで意味が違う。


俺は振り向きもせずにメンバーに向かったブラックボールを霧散させた。


もう、ウルフは次のブラックボールを作って俺に投げてきた。


俺は、このブラックボールも霧散させようとしたけど避けて、背後に行った時の動きを追った。


振り向きもせずに追ったブラックボールは、今度はメンバーの方にはいかないで、俺に背後から迫ってきた。


俺にもう少しで当たると言う瞬間に俺は横にステップを踏んで避けたが、さらに追いかけてきた。


俺は建物や壁を利用して体が横になりながらも、追ってくるブラックボールから逃げつつ機会を伺っている。


ウルフが油断する可能性もあるからだけど、なかなかスキができない。


俺はブラックボールから逃げながら、ウルフの周りを回っている。


ウルフは俺の動きを前で追っている、次の瞬間、目を離したので、俺はウルフに向かって走り出した。


ウルフが剣で戦わないのであれば俺も魔法で対抗することにしているが、俺が繰り出そうとしているのは電撃の魔法。


俺が切り込むのと、ウルフが放ったブラックボールを当てるために。


ブラックボールが追尾式のため、できる作戦だ。


俺の後ブラックボールがすごい勢いでついてきている。


俺はウルフに電撃を打ち込むために奴の方に近づく。


俺の掌にはバチバチといっている。それをウルフめがけて放つ、電撃はウルフの体に当たった。


そして背後に迫ったブラックボールもウルフに当たった。


ウルフは俺の電撃を受けて表面上が黒く焼けただけ。


そしてブラックボールは吸収してしまった。


なんだ吸収すると言うこともできるのか?


ウルフに大したダメージを与えることもできなくて残念だ。


奴がブラックボールを吸収した瞬間、体内から、とてつもない量のドス黒い魔力を感じた。


ウルフの全身は、神獣たちのような内臓があるような体ではなく、全てがドス黒い魔力でできているような感じになっている。


ということは、普通の人でもないし、神獣でもない、何か得体の知れない物になっている。


だから、あんなドス黒い魔力を出せるわけだ。


ウルフの体の中が、どうなっているのか、もしウルフを倒すことができても、あのドス黒い魔力が世界に放出されるようなことがあったら大変なことが起きてしまう。


ウルフの体内に、どれほどの量のドス黒い魔力があるのか、わからない。


もし、それが爆発的に放出される可能性もあるし、何も起こらないことも考えられるが‥‥‥



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