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王都に向かう 4

第38話 王都に向かう 4


メンバーの後ろから出てきた人が今回、王都に行くお嬢様みたい。




初めてみる顔出し、綺麗なドレスを見ているけど、場違いな洋服だ。




もちろん、お嬢様の周りにはメイドたちがいる。


お嬢様が前に出ようとしていても、メイドたちが阻止しようとしている。




なんだか非常に厄介な状況になってしまったけど。




お嬢様がお礼をしたいと言うことで、前に出てきた。




「このたびはありがとうございました。あなた様が助けて下されなければ全員が殺されていたかもわかりません。」




本当にありがとうございましたと言われ、「申し遅れました私の名前は、シャーロット・エリザベス・フォン・オーリスと申します」といった。




「オーリス?」




あれ、この国ってオーリスって言わなかったっけ。




一瞬、自分が住んでいる国の名前もわからないくらい戸惑った。




混乱する頭の中にあるのは、もしかして?




そこに一緒に馬車に乗っていた、アリシアが「もう、お姫様だめですよ」といった。




アリシアは、たまたま馬車で一緒だったため、そんなに気を使わなくて友人として話してください。と言われたそうだ。




友人といっても貴族と平民だけどね。私的な馬車の中だけのことだそうだけど。




なんだか俺だけ取り残されてしまっている。




俺が乗る所は荷馬車だし。




姫様が乗る馬車は貴族用の豪華な馬車だし。




すごい差




俺たちが依頼を受けた街に遊びにきていた姫さまが、今までは王国の姫と言うことを隠すために馬車から出てこなかったみたいだ。




あれ、知らされていなかったのは俺だけ?


ちょっとショックだった。





メイドたちが姫様を隠すように、また馬車に連れて行った。


貴族といっても、どこかの貴族のお嬢様ではなく、たまたま遊びに来ていた王国のお姫様だったんだね。




それが何かの急用で帰らなければいけなくなったと言うことかな?




自分勝手に想像してみるとだけど。




詳しい事情なんて教えてくれないし、あ〜なんだかなぁ。




俺だけ姫様を王都まで連れて行くことを知らなかったみたいだし。




仲間外れにされると落ち込むね。




あ〜ぁ、




愚痴でも言いたくなるよ。






20人の盗賊たちを、このままにしておくわけにはいかないので、土を掘って埋めることにしたけど、これ以上、魔法を使うわけにはいかなかったので埋めるのが大変だった。




結局は朝までかかってしまい、寝られなかった。




頭がぼーっとしてしまうし、地面が固すぎて、うまく掘れなかったし。




散々だ。




もう帰ろうかな、






寝不足から朝食も取ることができずに、最後尾の荷馬車の中で寝ていた。




寝ていたら、あっという間に、馬車が止まって、誰かの声で「着いたぞ」と言われた。

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