表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/684

王都に向かう 2

第36話 王都に向かう 2


小説の初めにプロローグ1〜7を書き加えました。


これはアルベルトの物語になります。


よかったらご覧ください。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




夜営地に到着して、食事をする準備に入り、今日は早く寝ることにする。




昨日と同じように、お嬢様の馬車の周り5メーターくらい離れて警護の5人が馬車と反対側を向いて交代で寝るみたいだ。




さすがは貴族だね。




お嬢様は馬車からは1歩も出て来ないし。




食事をした後、俺は焚き火の横に、毛布をかぶって寝ることをする。




2時間ぐらい経った頃だと思うけど、感知魔法を発動させていたから、わかったんだけど、何かが近づいてきた。




「動物かな?」




初めは何が近づいたか、わからなかったんだけど、近づいてきたのは盗賊だとわかった。




人数を確認したら20人ぐらいの盗賊がいるみたいだ。




「結構、多いな」




全員が剣を構えている、たぶん冒険者崩れかな。


盗賊は、冒険者が稼げない人がなることが多いので、手っ取り早く稼ぐには盗賊家業は良いらしい。




魔物よりも、人を襲った方が金品強奪、婦女暴行などで良い思いをできるから、安易に身を落とす冒険者が多い。




そして人を襲うということは殺すことも多いのに、それに対しても何も思う所はないみたいだ。




まぁ、そんな奴らしか盗賊になることはできないと思う。


人を殺しても、何も思う所はない奴らだ。




俺のメンバーも女性が多いので、盗賊が近づいてくると怒りを覚える。


それは盗賊が人を襲う場合、男は殺されて、女は、どうなるかわかるだろう。




なにも悪いことはしなくても、奴隷商人に売られて、性の奴隷や拷問、虐待などを加える奴や、生きながらに切り刻まれることもある。


一度、奴隷に落とされると、人は一生、奴隷として扱われる。


貴族だけが、奴隷に落とされても、貴族に戻ることができるけど。




なんて理不尽なんだ。




人として何も変わっていないのに、ただ貴族に生まれるか、生まれないかの差で




俺は近くに止まっている馬車を警備している男に合図を送った。




警備の男は、最初は、なんのことか、わからなかったけど‥‥‥




警備をしている男性も俺が送った合図に気がついたようで、周りの警備の男性の体を揺らして起こしている。




俺は馬車の中で寝ているメンバーの4人を起こしに行く。




メンバーの4人がメイドとお嬢様を起こしに行った。


これで全員が盗賊に備える体制ができた。




全員が体制を整えたので、まだ、盗賊は遠いけど、焚き火を消しはしないけど、火を小さくした。


急に消してしまうと怪しまれるから。




しばらくすると、うす暗闇の中から、剣を構えた20人ほど現れた。




まだ気づかれているとは、思っていなかったみたいで、盗賊たちは音を立てずに静かに近づいてきている。




木の陰に隠れた警護の1人が、盗賊が来るのを待っている。


反対側の木のところにも警護の1人が隠れている。




盗賊たちが近づいた時に、木に隠れていた2人が切りかかった。




そして女性陣には、お嬢様とメイドを守ってもらう。


こんな時はメイドさんは、戦闘ができるメイドもいるけど、今はいないので役に立たない。


護衛の5人が盗賊に襲い掛かる。


盗賊20人に対して5人の戦いになる。




護衛の5人は、俺に期待していないので数には入れていないみたいだ。


俺を戦力に入れないと言う事は、自分たちで、どうにかできると思っているんだろう。


お手並み拝見と行こう。





木の陰に隠れていた護衛が盗賊を2人、瞬間的に殺傷した。




おー警護の人の動きが良いから、すぐに倒すことができた。


あと3人の護衛が、刀を構えて走りながら盗賊を切っていく。




全部で8人の盗賊が切り殺された。


盗賊たちは、夜の襲撃が見破られていたことに気がつき、陣形を立て直す。




ここからが本番だろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ