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学園編3



俺はシャーロットの思惑通り、学園で講師をすることになった。


まぁ、別に戦う人のスキルアップになれば問題ないけど、今の魔法師って、呪文を使うのかな?


俺が冒険者になって、パーティーメンバーになったソフィア、イザベラ、コリンは呪文を唱えていたけど、いつの間にか、俺と同じように無詠唱だ。


いつからか、わからないけど‥‥‥。


そこで、メンバーを俺の部屋に集めて聞いてみた、もちろん、ここにはシャーロットもいる。


「えっと、君たちに聞きたいけど、俺とあってから、魔法の練習をしたよね、あの方法は、どう思った?」


「う〜ん、 はじめのうちは、何が何だかわからなかったけど、クリスがやっていることを見て同じようにやってみたら、どんどん上達してきた」とソフィア


「そうだね、その通りかな?」とイザベラ


「う〜ん、じゃ、どうやろうかな?」


「今までのクリスのやり方でいいんじゃない?」とアリシア


「そう思います」とシャーロット


「私も、そう、思う」とソフィア


「はい、私も、、そう思います」とセラフィーナ


「いつも通りでいいのよ」とイザベラ


「じゃあ、そのままで行こうか、あとは、現場次第だね」



俺たちは、学園に行くために、シャーロットが気をきかせて、学園内に部屋を用紙してくれていた。


俺たちが集まる部屋であり、朝や夕方には、帰る部屋だ。


つまり瞬間転移をする部屋でもある。


俺たちは朝起きて朝食を済ませて身支度を整えたら、全員で学園の貸し出されている部屋に全員で転移してきた。


神獣たちにも、神獣だと言わないように注意している。


まぁ、見た目でも、普通の女の子や女性に見えるから、わかりにくいと思うけど、どこまでコリンが物語を書いているか、知らないけど、多分、神獣だと書いてあるかもそれない。


でも、大抵は、神獣って言っても信じてもらえないから、物語の一つとして空想だと思ってもらえればいいと思うけど、差別に繋がることを気にしている。


まぁ、そういうことが起きれば学園はやめるけど。



部屋に瞬間転移して、今は、ここに置いてあった暖かいコーヒーを飲みながら、くつろいでいる。


シャーロットだけが、慌ただしく動いているから、ここにはいない。


俺たちを呼びに来るまで待つことにした。


コーヒーを飲み終えた頃になって、やっとシャーロットが呼びにきた。


今日は、お父様とお兄様が いらっしゃるので、と言っている。


また、来たのか、と思ったけど、何も言わなかった。


どうも俺たちが、どうやって学生に教えるのか、期待しながら 見に来たみたいだ。


俺たちを呼び出しに来たシャーロットとともに部屋から出てきて通路を歩いて大きな広場みたいなところに来た。


ここは剣士達が練習をするエリアみたいだ。


集まっている教師たちに挨拶しながら、前を通り過ぎて横に並ぶ。


俺が教師たちの 通り過ぎた後に、教師たちもそわそわと横の人と話をしている。


聞こえる話は「勇者様ってカッコいい」とか、「クリス様って、可愛い」とか、「クリス様って、若い」とか、「クリス様と話せないかしら」とか、「サインが欲しいわ」とか女性の教師は言っている。


男性の教師は、「へ〜、あれが勇者か」とか、「物語のイラスト、そっくりだね」とか、「へっ、絶対、俺の方が剣は上だね」とか、「俺の魔法の方がうまいね、絶対」とか、男性教師には評判は良くないけど、俺じゃなく、女性メンバーは男性教師には、人気だ。


「うわっ、アリシアさんって可愛い」とか、「「ほんと、ソフィアさんもキレイ」だとか、「イザベラさんって、本当にキレイで可愛いよな」とか、「セラフィーナさんに足で踏んで欲しい」とか、「ジャネットさんって、本当に瞬間転移できるのかな?」とか、「ロゼッタさん、キレイ〜」とか、「パトリシアさん、神秘的」とか、「アレクさん、可愛いな〜」とか、「アデルちゃん、 神がかっている」とか、「アイリスちゃん、可愛いね。妹にならないかな?」とか、「エイミーちゃん、ステキ〜」とか言う声が大半だ。


教師が、そんなことで、どうするって思うけどなぁ


なんだか、俺だけ、男性の敵っていう感じになっているよ。


全員が『羨ましい〜』って言う目で俺を睨んで来るから。


俺たちが、並ぶ追えると理事長が「今日は、特別にある方だちが、皆さんの指導に当たってくれます、この方達は、ここにおられる王子暗殺の時に活躍されて、我が国の国王陛下の身も助けられ、そして、シャーロット姫殿下も襲われるところを助けられて、数々の功績をあげておられて、この国だけではなく、他の厄災にも活躍されて、冒険者レベルでは、全員が特SSSランクで‥‥‥」


ここでザワザワし出す。生徒のみんなは、ただ共同練習があると集められて来ただけみたいだ。


詳しい話を聞いていないみたい。


「え〜、お静かに、本来なら、このような場には、おいでになるような方ではありません。 皆さんも知っている方が多いと思いますが、あの勇者物語の主人公でもあり、 実在する人物が今日は皆さんの講師をしていただけるようになりました‥‥‥」


生徒同士で俺たちを見ながら横の人と、話をしている。


本当にザワザワっていう騒ぎが起きている。


「皆さん、お静かに」と学園長


「すげ〜」とか、「本当に、本物かよ」とか、「本物のクリス様だわ」とか、「絶対、俺様の方が強いな」とか、「カッコいい」とか、「お姉さま〜」とか、

「可愛い〜」とか、「妹にしたい」とか、「食べちゃいたい」とか、言っているみたい。


どさくさに紛れて、本音がダダ漏れで中には変なことを言う奴もいるみたい。


俺は、その言葉に怒りを覚えた‥‥‥奴の近くに瞬間転移した。


「ちょっと、君、変なことを言うんじゃないよ」と注意する。


「‥‥‥お前だって勇者なんて、嘘だろ? 女性たちの後ろに隠れているんじゃないのか?」と言われた。


「‥‥‥」 変な匂いがする 人間じゃないものの匂い‥‥‥


全員が、俺たちを見ている。


俺は何も考えずに、『こいつ、何かわからないけど、おかしいな』と違和感を覚えたので、たまたま俺は鑑定魔法を使ってみた。


その結果、鑑定のステイタスに現れたのは、人族ではなく魔族。


「魔族?」とあまりにも意外だったので、口に出してしまった。


その一言が、奴を緊張させるのは十分だった。


「キサマ‥‥‥」 と言い終わらないうちに俺は結界魔法を使って、奴を閉じ込めた。


「みんな、下がって‥‥‥」というと生徒たちは、急いで周りから遠ざかっていく。


俺も魔族に会うのは初めてだけど、悪い奴だと言うことは聞いていた。


時々、戦争が起きたりする時に暗躍するとか、誰かを殺害したとか、誘拐したとか。


遊び半分に殺したりするとか、川を堰き止めて、水を止めたり、堰き止めた川を、一気に解放して洪水を起こしたりすると。


王と王子はシャーロットが守っている。


教師は前面に出て来たけど、うちのメンバーが後ろに下がらせた。その後ろに生徒がいる。


しかし俺が結界魔法を使っているから、安全は確保されている。


「学園に忍び込んだ目的はなんだ?」と俺が聞いてみる。


「へっ、そんなことを聞かれて答えるだとも、思っているのかよ、甘ちゃん勇者が」


「もう一度、聞くぞ、忍び込んだ目的は?」と声を強めて聞く。


隠しておく必要がなくなったのか、隠蔽魔法で隠していたと思われる姿に変わっている。


先ほどと違うのは、服も違うし、顔も色黒になって耳がとんがって、ツノが生えている。


「じゃ、教えてやろうか? 目的はな、キサマを殺すことさ、俺たちの仲間を殺したお前を‥‥‥」


「仲間?」


「ああ、そうさ、俺とあいつは、仲がよかったのに、そのあいつをお前は殺した」


「誰のことだ?」


「 しらばっくれるなよ」


「誰のことか、わからないな」


「てめえが殺したウルフだよ」


「!、キサマ、ウルフの仲間か?」


「ああ、そうだよ」


「どうして、ウルフと魔族が手を組む?」


「おおっと、これ以上は話せねえぜ」


と言いながら結界魔法を破ろうとした


「やめておけ」と俺は注意したが、奴は俺の結界魔法の中でファイヤーボールを使ったので、結界魔法を破れずに、自分が燃え上がってしまった。


「うわ〜っ」


破れると思って使ったのか、それとも自爆か?



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