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魔物騒乱



加盟国の7カ国に、魔物が襲ってきているので、救援要請があった。


俺たちは、グループに分かれて、瞬間転移していくことになった。


そして麻薬汚染がないことを、確認したお菓子や、サンドイッチの食べるものを、用意して、用意したものから、瞬間転移して行った。


俺はアイリスとオズワルド王国にいくことになった。


アイリスと行動するなんて、初めてかな?


「アイリス、よろしく」と俺が行って手を差し出す。


「は、はいっ、こちらこそ、よろしくお願いします。ご主人さま」


「じゃ、いい?食料とお菓子も持ったね。あと飲み物もね」と言うと


「はい、準備できています」とちょっと怯えてる?


「そんなに緊張しないで、アイリス」


「いえ、その‥‥‥、ご主人さまと手を繋いでいただけるなんて‥‥‥」そっちかぁ。



俺たちは手を繋いで、オズワルド王国の王都の門に瞬間転移してきた。


後ろを振り返ると、塀があって、中へ入れる門がある。


だいぶ前には、大きな魔物が多数いる。


見える範囲では、魔物のウルフもいるし、オーク、オーガ、ゴブリン、スライム、岩ゴーレムもいる。


俺と俺の分身体とアイリスが、瞬間転移で急に現れると、戦っていない人たちが、見ていると、いうか見られている。


なんだか、戦闘中でも、全員の目が俺たちに注がられている。


急に現れたこともあるから、それでかな?


と、考えていたら、他の分身体の情報も俺に集まってくる。


俺の分身体は、話すことはしないようにしてあるから、交渉役や命令役は、メンバーに任せて行動することになっている。


まずは、分身体には攻撃に参戦してもらって、前線へと送り出す。


それぞれの分身体も同じように攻撃するために、前線へと指示を出す。


分身体は瞬間転移もできるようにしているので、前線へは瞬間転移をして、兵士や騎士や冒険者の応援をすることにした。


俺たちが二人になったところで、この作戦を指揮していた司令官が挨拶に訪れた。


「あの、もしかして、クリス司令でありますか?」とその指揮官は俺のことを指令と言った。


初めて呼ばれることに戸惑いながらも、俺は「あっ、うん、そうだね」と答えた。


「光栄であります、初めてクリス指令にお会いできて‥‥‥」と指揮官が涙を流し始めたのは、びっくりした。


「あのー、今は戦闘中だから‥‥‥」と集中することを告げる


「あっ、申し訳ありませんでした」と現場指揮官。


「私は、 近衛騎士団の隊長をしております」と現場指揮官は俺に言う。


「じゃ、隊長、現場は、俺が指揮しますので、あのエリアは、人が少ないですから、増援してください」と方向を指しながら、告げる。


「あっ、はい、わかりました」


「それと俺の戦闘に参加するので、、現場の指揮官は貴殿に頼むとする」と言う俺も戦場に向かって歩き始めた。


「指揮官は、はい、わかりました、指令」と言うと戻っていった。


「じゃ、アイリス、行こうか?」


「はい、ご主人さま」


現場までは、手を繋ぎ瞬間転移していく。


アイリスを見てみると緊張している様子もなく、嬉しそうな感じでピクニックにでもいくような笑顔だ。


俺たちは、兵士や騎士、冒険者が戦っている後方に転移してきた。


「じゃ、アイリスは、あっちをお願いできるかな?」


「はい、わかりました、ご主人さま」と言って、俺と少しだけ歩いて離れていく。


俺はアイリスが離れていくのを目で追いながら、アイリスだって、一番、体も小さいけど、毎日、訓練はしているから、安心なんだけど、なんだか、心配。


特に出会ってから、神獣たちは、人とは、成長スピードが違うから、変わっていないように見えるから。


俺がアイリスを見ていると、魔物の前まで辿り着き、そこで戦っていた冒険者を応援するべき、攻撃に入ろうとしているけど、発動する魔法は、小さな手のヒラよりも小さいファイヤーボールだ。


手のひらよりも、かなり小さいファイヤーボールを数個、瞬間的に作り出してしまった。


『おっ、すごいな』と心の中で思った。


それを魔物に向けて放つと、正確に全てが魔物に当たり、燃え上がるが、燃え上がるだけじゃなく、爆発して魔物が飛び散る。


周りの人が驚きの声をあげて、アイリスを見ている。


「うお、なんだ、あの子」

「すげー」

「助かった」

「あの小さい子が魔法使いかよ」


「おい、あの後ろにいる人、本に出てくる人に似ていないか?」

「あっ、俺も気がついていたけど、まさか、本物?」

「 そんなわけないじゃないか」

「 でも、勇者物語の挿絵の人にそっくりだよな」

「あっ、じゃ、勇者クリス様?」

「そうじゃ、ないか! 雰囲気が全然、違う」

「戦場を支配する感じがステキ」

「すげえな、あの雰囲気、さすが勇者だな」

「ああ、俺たちもAランクなんだが、俺たちとは違うよな」

「そうね、Aランクが束になっても勝てそうにない‥‥‥」

「しかも、俺見ていたけど、急に、ここに現れたぞ」

「あっ、俺も気がついていた、魔物から距離を取ろうとして後ろを振り向いたら、急に現れたぞ」

「じゃ、それが勇者メンバーだけが使える瞬間転移?」

「だろうな。世界でも、ただ一人の特SSSランクらしいぞ」

「あ、俺聞いたけど、メンバー全員が特SSSランクらしいぞ」

「へー、そうなんだ」

「そんな奴らに応援に来てもらえるなんて、俺、 年取ってからも勇者と一緒に戦ったなんて子供や孫にも自慢できるな」

「うん、うん、私も」

「あっ、俺も」


「 あ、じゃぁ勇者物語出てくるメンバーの1人の女の子が、この子なのか?」

「 そうかもな、勇者物語に出てくる主人公は女たらしみたいだからな」

「 えーっと、私は違うって思うよ」

「 勇者物語に出てくる通りならば女性たちが勇者に近寄ってきて勇者に近い能力を持ったみたいなことを書いてあったよ」

「 えー、それホントかよ」


「 こんな小さくて可愛い女の子まで勇者のメンバーなんて」

「 でも、勇者のクリス様かっこいい」

「 そうだな、戦場まで来て、あの堂々とした雰囲気、俺でも憧れるな」


「あっ、こっちの来たよ」


「今、戦っている人も、ちょっと下がっていてください」と俺が魔物戦闘に参加する意志を示す。


俺は魔法で発動してアイススピアを200個くらい作って、空中に浮かしている。


それぞれの魔物にロックオンしてアイススピアを発射する。


これで、魔物との戦闘は、変化するだろう。


そこに念話が入った。


ゴーレムに手を焼いている現場からの救援要請だ。


救援要請したのは、ダイラス連邦に行っているジャネットとソフィアのチームからだ。


念話(どうしたの?)


(それがゴーレムなんですけど、岩でもないみたいで金属のゴーレムが6体いて、倒せないんですよ)


(分身体でもむり?)


「はい、魔法を放つんですが、効果はないみたいで)


(うん、わかった)


念話で(アイリス、ここはまかせていい?)


(はい、大丈夫です)


(じゃ、ちょっと行ってくる)と瞬間転移する前にアイススピアを1000ほど作って、放っておいた。


そして俺は瞬間転移した。


俺が瞬間転移した後には、

「すげー」

「何、あのアイススピアの数?」

「一瞬で魔物が減った」

「これで、前線を押し返すことができるぞ」

「おお、やるぞ」

「さすが勇者クリス様〜」

「また、消えたよ」



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